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1ヶ月ごとに年商を100万円ずつ増やせるエンジニアになった話

怪しいタイトルで恐縮ですが、エンジニアという本業に軸足を置きながら、1ヶ月ごとに年商が100万円ずつ増えていくビジネススキームを確立できたので、今回はそれについて簡単に書いてみたいと思います。

どんなビジネス?

雑食系エンジニアサロン」というオンラインサロンです。主にプログラミング初学者の方、駆け出しエンジニアの方、現役エンジニアの方を対象としており、現時点で2,200名様以上の方にご参加頂いております。

みんサロ」というオンラインサロンのランキングサイトによると、現在日本の有料オンラインサロン内では第10位の規模になるようです。

提供している主なサービスは下記のようになります。

・技術系の面白い記事を毎朝コメント付きで数本ほどシェア
・参加者様からの技術系 or キャリア系の質問に回答
・就転職用ポートフォリオのレビュー
・質の高いポートフォリオを作成された方限定の就転職支援
・サロン内公式ブログに記事を週に2本アップ(記事作成は外部委託)
・隔週のオンラインシャッフル交流会(最大参加者は70名様)
・月1回のリアル交流会(コロナ対策のため現在休止中)

どうやって集客しているの?

主にYouTubeです。2018年に開始した「雑食系エンジニアTV」というチャンネルが現在4.9万人のご登録者を獲得しており、こちらのチャンネルでの情報発信が主な集客ルートになります。

それ以外にも、私のTwitterアカウントが現在2.5万人の方からフォローして頂いているため、こちらも強力な集客チャネルになっています。

(2020年9月頃には、Web系エンジニアになりたい方たち向けのキャリアガイド的な書籍を商業出版する予定なので、そちらも新たな集客源になると思います)

なぜ1ヶ月で年商が100万円も増えるの?

その時々によって増減はありますが、平均して1ヶ月に100名様以上のペースでサロンのご登録者が増えているため、です。

サロンの月額が980円なので、ご参加者が100名様増加すると1ヶ月で約10万円、1年だと約120万円ほど売上が増加します。

決済サービスとして使用しているPayPalの手数料を差し引いても、ご参加者様が100名増えるごとに大体100万円以上年商が増えるということになります。

ちなみに新型コロナウイルスの流行が始まった時点では登録者の方が一時減少しましたが、その後急速にペースが回復し、2,000名様→2,100名様への増加には約8日間、2,100名様→2,200名様への増加に要した期間は約2週間ほどでした。

なぜそんなに人が集まるの?

良質なサービスを提供しているということは大前提ですが、エンジニア(特にWeb系エンジニア)という職業への注目度の高さが最大の要因だと思います。

要するに「立地条件の非常に良い超一等地に知名度の高いオーナーが高品質で低価格なサービスを継続的に提供する治安の良い店舗を出店した」ということになるので、うまくいきやすい要素が揃っていたのだと思います。

だれにでもできる?

残念ながらできません。オンラインサロンを始めることは誰にでも可能ですが、職種をほぼ限定しているコミュニティをこの規模まで育てられるのは「本業において十分な軸足を確立している」「発信力がある」「膨大な量のインプットとアウトプットを継続する根性がある」「コミュニティをオーガナイズするための知見がある」等の様々な条件が全て揃っている人に限られます。

オーナー自身がその職業でしっかりとした実績を残していないサロンに参加したいとは誰も思いませんし、集客のためには毎日のようにSNSその他で外部発信をする必要がありますし、当然サロン内でも様々なアウトプットをしなければならないので、そのためのインプットも大量に必要になります。

それだけの労力と時間が「割に合う」と思えるレベルまでサロンを育てられる人は滅多にいないので、ほとんどの人は途中で挫折することになるでしょう。

エンジニアのビジネスとしては邪道では?

私は現在、エンジニアとしての本業だけでもこちらの記事で紹介しているような収入を稼がせて頂いております。

本業に注力するだけでも、恐らく年商2,000万円を超える程度なら問題なく達成できると思いますが、それだけでは「億」のレベルに到達することは不可能です。

私は欲張りなためどうしても「1億円プレイヤー」になりたいと考えており、エンジニア界隈だけでなく一般社会においても高い知名度を獲得したいので、既存のエンジニアの枠からはみ出すことにした、ということになります。

エンジニアなら技術力で社会に貢献すべきでは?

「ハンマーを持つ者には全てが釘に見えてしまう」という、心理学の有名な格言がありますが、多くのエンジニアも残念ながらこの病気にかかっているというのが私の見解です。

もちろん価値観は人それぞれですしキャリアに正解はありませんが、大多数のエンジニアは「自分達の仕事はコードを書くことである」という非常に狭い視野しか持っておらず、自分のスキルや経験をどのように活用すればさらに大きな価値を生み出せるか、より大きな報酬を得ることができるか、そういった柔軟な視点からビジネスやキャリアを考えることができていません。

将来の選択肢はそれこそ無限にあります。その中から自分に最も適している組み合わせや方向性を自由に選べる時代になっているわけですから、わざわざ自分を狭い枠に閉じ込めるのではなく、手持ちのハンマーを上手に「転用する」ことを考えてみた方が、その人のビジネスにもキャリアにもより面白い展開が生まれてくるのではないでしょうか。

次はなにをやるの?

新しい施策として「サロン内動画教材」を検討中です。現在執筆中の書籍も完成が近いのでその次は「ビジネス書」の分野にも進出する予定です。

お声がかかればテレビやラジオその他色々なメディアにもどんどん出ていきたいですし、「講演」や「技術系以外のコンサル」も需要があればやりますし、エンジニアを対象にしたマッチングパーティも開催したいですし、その他様々な企業さんとアライアンスを組んで面白いビジネスを手掛けていきたいと考えております。

やれることは全部やる」「獲れる市場は全部獲る」という精神で、自分が個人としてどこまでスケールできるか、今後もチャレンジし続けたいと思います。

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