ECサイトから売上げをあげるために2つのポイントに気をつけよう!
こんにちは、Pomalog編集部の野口です。
今回は、データ分析の視点から、ファッションブランドのEC担当の皆さまに ”どうしたらECサイトの売上げをあげることができるのか” についてお話していこうと思います!
「そんな簡単に上がる方法があるの?」と思った人もいるかもしれません。そんな完全必殺技があったらいいですが、なかなか難しいですよね(笑)。
そこで、これから書く内容が皆さんのお仕事の参考になれば嬉しいです。
では実際には、どのようにしていけばいいのでしょうか。
大手アパレルメーカーで売上効果の高い特集ページのデータをもとに、検証していきましょう!
"リンクはファースト画像直下に置こう"
まず、売上げが上がるポイントの1つとして、いかにして「記事ページ内の商品画像をクリックしてもらい、ユーザーを商品ページに遷移させられるか」ということが考えられます。
商品ページに遷移させること、つまりCTR (Crick Through Rate=クリック率)が上がれば、ユーザーが商品をカートインする数は自ずと向上するのではないでしょうか。
そこで、このような仮設を立ててみました。
「ファースト画像直下にリンクをおくことが良いのでは?」
ここではファースト画像とは、メイン画像(特集ページの顔となる最上部の画像)を除く、1番はじめに出てくる画像のことを指します。
結果から述べると、ファースト画像の直下にリンクを置くことで、平均してユーザーの20~30%がクリックしているというデータが取れました。ページ訪問者の3~5人に1人が商品ページに遷移しているということになります。
一方で、ページ後半にある、ファースト画像から離れた場所にある商品リンクのCTRは、平均するとほとんどのページで1~3%を推移しており、多いときでも約5%と、リンクを直下においたときと、おいていないときでは約4~30倍の差がありました。
(✻PV数2000以上の記事のみを参照)
こんなに差がでるなんてびっくりです。
ではなぜ、ファースト画像直下のリンクとそうではないリンクで、ここまで顕著な差が出てしまったのか。
ポイントとしては下の方に行けばいくほど、自分の好みと合わない。文字が多くて読むのが面倒。など「様々な要素からユーザーはページから離脱していく」ということが考えられます。
皆さんも、下よりも上にあるリンクのほうがクリックしたくなると思います(笑)。
クリック率が低いということは、商品ページに遷移する人が少ないということなので、そのぶん売上げに繋がらないということになります。
ここで一旦おさらいをしておきましょう。
『商品リンクはファースト画像直下に置く』
これが1つ目のポイントです。
2つ目のポイントは、商品リンクの数。
ファースト画像直下にリンクが置いて合ったとしても、その中でクリック率に違いがみられました。これは商品リンクの数(掲載する商品数)に起因すると思われます。
例えば、服をジャムに例えてみましょう。
あるひとりのお客さんがジャムを買いに来ました。
美味しそうなジャムがたくさんあります。
けれどたくさんありすぎて逆にどれにしようか迷ってしまっています。
結果、お客さんは何も買わずにお店を出ていってしまいました。
ジャムが10種類あるよりも、3種類だったら選びやすいですよね?
このように、掲載する商品リンクがたくさんあると、ユーザーはページから離脱することが考えられるのです。
実際に、クリック率が高い記事のファースト画像にあるリンクの数は約2~4個、反対に低い記事のリンクは約6個でした。
買う買わないかは、商品リンク数によって、消費者の心理も往々にして変わってしまうのではないでしょうか。
『2~4個これを売りたい』という商品を絞り、イメージ直下に置く
これが2つ目のポイントです。
まとめ
いかがでしたか?ブランドやサイトによって、ページレイアウトは異なりますが、オススメしたい商品リンクをファースト画像、または1番最初に表示されるコーディネート画像の直下に置くことで、変化がでるかもしれません。
商品リンクをどこに置きたいか悩まれている方、ぜひ参考にしてみてください!
・商品リンクは、バナーを除いたファースト画像直下に置く
・ファースト画像直下に置く商品は、売上げを見込みたいものを厳選して「2~4個」に絞る
お読みいただき、ありがとうございました。
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