私の中で志村けんは神様である。

まずは小学生の時。土曜の夜は全員集合からカトちゃんケンちゃんご機嫌テレビに変わってもずっと見ていた。ひょうきん族より圧倒的にドリフ派。
そして志村けんのだいじょぶだぁが月曜夜に始まる。
私は小学校高学年の時に男子からいじめられていた。ハムスターを飼っている、ただそれだけでクサイマンと呼ばれ、たまに暴力もあった。
でも親には悲しい思いをさせたくなくてバレたくなくて家では平気な顔をしていた。
そんな時、月曜の夜のだいじょぶだぁがほんと心の癒しでね。楽しくてきゃっきゃっ笑って。
よし！1週間頑張るぞい！と思わせてくれた。乗り越える勇気を沢山頂いた。

時が経ち高校生の頃。時代はダウンタウン、ウッチャンナンチャン全盛期。
芸人誰が好き！の話に上記の方々が出る中、私は頑なに、いや1番は志村けん、２番がドリフだねて言っていた。だって私の小学生時代を救ってくれたヒーローだ。
そしたら見事に浮いてしまった（笑）なんかシカトされ一緒にお弁当食べてくれなくなった。
間に挟まれた友達に泣きながらだってまきちゃん志村けんが1番好きって言うからこいつ変、仲良くしたくないと思われてるよって言われた。
え？何？そんな理由？でも話を合わせられなかった私も悪いのか。その頃はドリフ系は小学生くらいのものって偏見もあったんだろう、その子らには。
卒業後、そのシカトしてきた子らとは結局改めて仲良くなり、やっぱドリフって偉大よねーと笑い合える仲になった。

そして歳を重ねても私の好きな芸能人第一位は志村けんのままだった。
テレビを常に追うわけでは無いけど、もう別格（笑）

そんな時にコロナである。
あの衝撃は忘れられない。
元々緊急事態宣言やら県外出ちゃダメとかで諸々で何か戦時中でもあるかのような非日常感の中、息を殺して生きていた時期。

私の神様は本当の神様になってしまった。

あまりのショックでそれを扱うニュースを冷静に見れなくてテレビを見なくなった。過去の動いている彼の映像を流されても喪失感が半端なくて居た堪れなくて追悼番組も見れなかった。
ここまで私は彼をいまだに好きだったんだ。
だって神様だもん。
いっぱい落ち込んだ辛くて死にたいなって小学生の幼な心を引っ張り上げてくれた神様だったんだもん。

それ以上の好きな芸能人にはその後出会えていない。
次点がタモリさんなんで、これもショック受けるだろうなー、もうお年もお年だし。タモリ倶楽部のタモさんをずっと好きだった。

今もテレビ自体、夕ご飯の時に母がつけているのを見るだけで、自室のテレビはその後進撃の巨人アニメ最終回まで封印されていた（笑）
Youtubeとかをスマホでたまに見るくらいかな。
でも今は過去の映像を冷静に見れるようになった。
今でも相変わらず笑える内容で。
全盛期をずっと見れた私は幸せもんだ。
そう思える。

研ナオコさんとの絡みやっぱ最高と最近実感（笑）