見出し画像

大好きな友達とタルトをつつく幸せな時間

今月のnoteも滑り込み。日記のようなものを書いてみました。


先日、銀座にあるパリをイメージしたカフェに行った。

学生の頃、パリで1ヶ月過ごしたことを思い出したすような場所。
覚えかけたフランス語も今ではすっかり忘れてしまったけど、しっかりchocolat chaud、いわゆるホットチョコレートにはハマったままだ。

ランチをもりもりと食べ終え、友人の次の予定までお茶でもしようかと考えていた。

隣のテーブルに運ばれる美味しそうなスイーツ。

「そんなのメニューにあったけ?」
ペラペラと繰り返し、ひっくり返しながら確認するが似つかわしいメニューがない。
ひとつだけ、、、「本日のお菓子」
と記載されているものがある。

「え、お菓子?ケーキじゃないのな」
そんな疑問を持ちつつも一か八かで店員さんに頼む。

運ばれたのはケーキスタンドに乗せられた本当のケーキサンプル。
友人としっかりあらゆる角度から眺め、吟味して
「フランボワーズショコラ」と「カシスモンブラン」を注文。

二人とも両方のケーキが気になっており、フォークとナイフが配膳されたので半分にカット。。。
できない。
ケーキではなく、タルト生地。
しかも生地がめちゃめちゃ固い。

「えー切れない、あ、切れ、、、ない。」
ナイフがお皿に打ち付ける音とともに、可愛かったタルトが無残な姿になっていく。

「あーやばい、ぐちゃぐちゃだ、ごめん。」
騒ぎながらフォークでつついたタルト。

銀座というお洒落な場所で、お上品に過ごせなかった私と友人。
彼女とは出会って一年も経っていないが、まるで学生時代を一緒に過ごしたかのような安心感がある。実は上京して初めて新しくできた友人。

何でもない休日が、友人と数時間過ごせたことで幸せな時間になった。


この記事が参加している募集

今月の振り返り

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?