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POOLOはどんなに離れていても繋がっていられる存在。自分が帰ってくる場所を見つけた3期生。

POOLOとは、株式会社TABIPPOが運営する「あたらしい旅で自分と世界の豊かさをつくる」次世代の旅人が育つ学校です。

今回はそんなPOOLOで学んだ3期の卒業生・すーさんにインタビューしました!ご自身の経験をお聞きし、「POOLOに入るとどんなことが経験できるの?」「卒業後には、どのような変化があるの?」といった疑問にお答えいただきました。

幼少期から国際協力に興味を持っており、現在はジンバブエでJICA海外協力隊(以下:協力隊)の活動をされているすーさん。派遣先で孤独になることを不安に感じ、新たな仲間探しをしている時にPOOLOと出会ったのだとか!POOLOで得た学びや仲間との交流についてお聞きしてみました。

すーさん

「何かを一緒にできる」仲間作り

本日はよろしくお願いします!早速ですが、すーさんがPOOLOに入ったきっかけはなんだったのでしょうか?

POOLOを運営しているTABIPPOは学生の頃から知っていました。学生支部に入っていた先輩が、旅好きな私を「旅大学」や「BackPackFESTA」のイベントへ連れて行ってくれたんです。
社会人になってInstagramでPOOLOの存在を見つけて、「また面白そうなことやってるなぁ」と興味を持ちました。人生の先輩となる素晴らしい方々が講義をしてくれることを知り、更にPOOLOに惹かれたんです。

なぜ3期のタイミングで入ろうと思われたのですか?

3期の募集があったとき、すでに協力隊には合格していました。まずは国内での研修があり、その後ジンバブエへ渡航することが決まっていたんです。国内の研修は地方で開催されることもあり、休日に時間ができるので「何かしたい」と思っていました。ちょうど3期の講義が、渡航前に終わるので「ぴったりだ!」と。

あとは友達が欲しかったんです。任地に派遣されたら「孤独」になると先輩隊員に言われていて、少し不安でした。POOLOには旅好きな人も多いだろうし、あわよくばジンバブエに遊びに来てくれるのではないかと期待していましたね。もちろん昔からの友達はいるのですが、今までの友達とは別に「何か新しく一緒にできる仲間」が欲しいなと思っていました。

ジンバブエでの様子

心に刺さった「自分がワクワクするように」という言葉

ばっちりのタイミングで3期が開催されていたのですね!プログラムで印象に残った学びや経験はありますか?

講義はどれも期待どおりでしたが、特に印象に残っているのは山口周さんの「変わる社会とビジネスの未来」です。講義を受けていた時期、私は協力隊の国内研修で「地方創生」をしていました。活動をしていくうえで「地方創生は一体誰のためにやっているのだろう」「人がいない地域に投資をして意味があるのか」と分からなくなってしまったんです。
そのことを講座で質問したら「自分がワクワクするように、考えてみたらいいんじゃない」「自分が好きな状態の日本を考えていけばいい」とアドバイスしていただきました。その言葉に刺激され、もっと自分主体で考えていいし、ワクワクを感じた方向に進めばいいんだと心が少し軽くなりました。

グループワークもあると伺いましたが、印象に残っている活動はありますか?

グループワークで印象に残っているものは主に二つあり、ひとつめは「ありがとうSlack」をしたことです。
Slackに「日々のありがとう」のエピソードを書く「ありがとうチャンネル」を作りました。 「ありがとう」はどんな些細なことでもよくて、「街中でコロッケを買って、1個おまけしてもらった。『ありがとう』を伝えた」のような内容を定期的に書いてもらっていました。 毎日「ありがとう」に触れることで、どんな効果を得られるか調べていました。

ふたつめは熊本県人吉市で「ぎゃんとこ人吉スタディツアー」を企画、開催しました。当時のチームは何かしら「地方」に興味関心を持っているメンバーの集まりだったんです。自分の地元にメンバーを呼んで、旅行する企画が3期ではたくさん立ち上がっていて 「会いにおいでよ」というのが流行っていたんですよね。 その延長で、興味がある地方に行こうという話になりました。 私の任地だった人吉であれば「スタディツアーのようにできるのでは?」と提案したことから始まりました。
現地にいたのが私だけだったので、タスクを抱え込んでしまうこともありました。大変でしたが、「どのように仕事を振ればいい?」と他チームのメンバーにも相談して、何とか形にして開催することができました。

「ぎゃんとこ人吉スタディツアー」にて

POOLO3期のメンバーは年齢、仕事、住んでいる場所がバラバラで個性豊かでした。その中でも、密に関わるグループワークはすごく刺激になりましたね。  タームごとにチームメンバーが変わるのですが、色んな人と話をして仲を深めることができました。

心のよりどころになった仲間

普段の生活では関われない方と出会えるのはいいですね!どのような方が参加していたんですか?

好奇心が旺盛で、旅好きな人が多く参加していましたね。しかも参加者の質は、本当に素晴らしいんです。「人を理解したい」と思いやりがあるメンバーがすごく多かったです。様々な人がいますが、そのマインドは共通している気がします。  
それぞれが人生を上向かせたいと考えていて、強いエネルギーを持っています。一緒にいると相乗効果でぐるぐると、上に上がっていけちゃうような気がします。

共通のマインドがありつつも、個性豊かなメンバーが揃っていました。全員と話したいと思って、協力隊の研修中で地理的に動けない中でも、地道に毎週1~2人とオンラインで1on1を重ねましたね。最終的に40人以上のPOOLO生と旅をしました。

POOLO3期で旅した時の一枚

すーさんにとって、POOLO生とはどういう存在ですか?

今では精神安定剤のような存在ですね(笑)協力隊の活動前から不安だった「孤独」を、実際に助けてもらっているんです。ジンバブエに派遣されてからも、オンラインでいろいろやっています。 少し前には「クリエスタ」という企業が3期生の一部メンバーで立ち上げられたのですが、そこにも関与させていただきました。最近は「POOLO DIALOGUE」という活動をオンラインで始めました。「豊かに生きる」をテーマに対話を行っています。

POOLO DIALOGUE

このような活動を通して、例え時差が7時間ある場所にいても「ずっと繋がっていられるんだな」と思わせてくれます。この繋がりは、もう切れる気がしません。何より異国の地にいる私にとっては、オンラインでも話せる時間が楽しく、すごく支えられています。

POOLOは、今では私のホームになりましたね。人生は「めっちゃ悩む時期」と「幸せな時期」の繰り返しだと思っています。例え「悩む時期」に入っても、「POOLOの仲間が助けてくれるでしょう」と心のよりどころになっているので気持ちが楽ですね。自分が悩んで、落ち込んでしまった時に駆け込む場所ができました。

8ヶ月の受講期間が終わっても、密に繋がりがあるのはすごいですね。POOLOを卒業して、身に付いたと感じる学びはありますか?

「自分目線」ではなく、まず「相手目線」で考える癖が付いたなと思います。協力隊では、「どうすれば『豊か』に暮らすことができるのか」をひたすら考える作業を行うので、POOLOの活動ととても似ているんです。  いろんな考え方や価値観をもつ人と一緒に、それぞれにとっての「豊かさ」を考えてきました。 講義やグループワークを通して、視野が広がったなと感じています。最終プレゼンでは発表が十人十色で、様々な考え方を学ぶことができました。「なるほど」の 嵐でしたね。

「自分も、周りの人も『豊か』に生きていくためにはどうすればいいのか」というヒントがいっぱいもらえたなと思います。POOLOで学んだ考え方は、しっかりと根付いているなと思いましたし、 全世界に応用できるんだなと日々感じていますね。POOLOでいろんな人に出会ったおかげです。

未来のPOOLO生へ、何かメッセージをお願いします!

少し厳しいこと言いますが、 「POOLOに入った」から「楽しくなる」わけではありません。楽しんでいくには、自分から歯車を全力で回していく必要があると体感しました。コミットをすればするほど楽しいですし、しっかりと自分に返ってくる世界です。自分が楽しい時間を過ごすために頑張ってください。

POOLOでは同期だけでなく、コースを越えての交流も行われています。今回、JOB生の私はPOOLO OB生へインタビューする機会をいただきました。楽しい時間をありがとうございました!


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