最果タヒさんの詩のこと。

こんばんは、ぽんです。
今年はもう少しブログを書いていこうかと思います。
せっかく開設したしね。

最近一段と寒くなってきたね。
1月も後半突入、でもわたしは今日初めて暖房(エアコン)付けたよ。
乾燥が恐くて付けられずにいたけど。
風邪、本当に気をつけようね..お互い..!

去年、ある機会に頂いた最果タヒさんという詩人の方の本が今とてもお気に入りです。
全部をうまく説明はできないんだけれど、このタイミングで出会えたことに、とても運命的なものを感じています。
最果さんの詩は言葉の構成がとにかく独特で美しくて、読んでいるとふとした時にぐさっと刺さる言葉が潜んでいる。
つい何度も読み返してしまいます。


( 死んでしまう系のぼくらに / 最果タヒ )


詩の転載は出来ないので、詳しくは是非本を読んで欲しいなと思うのだけれど、
一番好きなのは「きみはかわいい」という詩。

母からの手紙のような、未来の自分からのメッセージのような、全て見透かされているような、包み込まれるような、なんだか不思議な詩。

わたしは今、うたうために生きているけれど、
そのために犠牲になることもあるし、挫折することも、深く傷つくこともある。
こんなはずじゃなかったって思うことも。
わたしのうたを聞いて欲しくて、より人前に出て行こうとしている自分と、誰の目にも映りたくない自分と。
露出が増えていくにつれて、よりコンプレックスを晒していかなければいけない恐怖。
向けてもらえる「好き」が増えていくぶん、「嫌い」という感情も生まれていく現実。
そして、これからのこと。
不安でもう居なくなってしまいたいと思う夜もあります。

でもこの詩を読んだ時、すごく優しい温度で

「それでもうたうことが好きでしょ」

と言われた気がした。

美しくて、綺麗で、懐かしい景色が一面に広がっている、とても不思議な感覚。
なんだかとても素直な自分になれるような気がしました。
「死にたい」は「生きたい」だってよく聞くけれど、本当にそうなのかもしれないね。

そうだよ、それでもうたうことが好き。

だから自分のうたの可能性を、進化していく自分のうたを今は信じたい。

直接投げかけられた言葉とは別のところでそっと背中を押された気がして、言葉のチカラってすごいなと思ったお話でした。
最果タヒさん、好きです…

まだまだこれから。

読んでくれてありがとう。
大好きです。

また書きます。

ぽん

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