妻がジャケ買いしたむつき潤さんの『バジーノイズ』が素敵な作品でした。

「すきなもんいっこ、あればいい」
このフレーズでまずぐっとくる。シンプルの追及が苦手な私だからこそ響いてきたのかもしれないのですが、シンプルを追及する主人公の姿は脆いけど、尊い気がする。

承認欲求高めなヒロインの潮もかわいい。感情さらけ出したり、関西弁だったり、ショップ店員だったり、なんとなく私の好みのツボを的確に押さえられてしまったり。

音楽の魅力がなかなか言語化できる力がなくってもやっとしてしまうけど、漫画は絵で言葉で表現してくれるのが魅力的だと思ってます。
音楽をテーマにした漫画には惹かれてしまいがちだけど、この作品『バジーノイズ』も自分の好みドストライクな感じで、勢いでなんちゃってレビューしてしまいました。

むつき潤さんの『バジーノイズ』は音楽好きな人、関西弁でしゃべる男子女子が好きな人、承認欲求とかSNSとかが好きな人、うんざりな人。いろんな人に読んでもらいたい作品です。