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なぜ中年になると趣味が楽しめなくなるのか?

ツイッターであるはてブ記事が話題となった。その内容は30代後半になり、いよいよ趣味が楽しめなくなって来たアラフォー男性の心の叫びであった。

はいはい、きみらの言いたいことはわかるよ。「趣味に生きろ!」とか言うんでしょ。自分もオタクなので人並み以上にアニメ・漫画・ゲームは好きだが、面白い作品の供給を待つだけの人生にも疑問が出てきたんだよね。結局、消費者でしかないし、自分の趣味に合う作品が配給されなくなったら終わりじゃん?

「生産的な趣味を持て!」とか言われるだろうけど、生産的な趣味で承認されるほどのスキルがあったらこんなことで悩んでいないのよ。今まで何もしてこなかったおっさんが急に生産的な趣味に目覚めても、周りの生産性との差を自覚して惨めな思いするだけでしょ。孤独なおっさんが誰にも承認されずに趣味に生きてなにが楽しいのよ。

中年になってモブ人生が確定してマジでつらい

趣味を楽しめなくなってしまい困惑する独身アラフォー男女の話はネットに溢れている。趣味には映画や漫画、スポーツ観戦といった消費型の趣味と創作やスポートなどの生産型の趣味がある。そのどちらも40歳前後になると、どうにもしんどく感じ出してしまうのである。

趣味を楽しめなくなった中年に対して投げかけられるアドバイスは大抵決まっていて、それが『生産的趣味を持て!』と『趣味を沢山持て!』の2つだ。作者も生産的趣味を持て!というアドバイスに先回りして、この年からそんなの無理だろ、と訴えている。

しかし断言しよう。生産的趣味を持て、趣味を沢山持て、というお決まりのアドバイスはどちらも誤りだ。

中年以降に訪れる趣味に対する”倦怠感”や身の入らなさを打破する解決策はただ一つ、それは……

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