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ごはんいらないくらい夢中になったこと

2017年の11月に人生初の転職をしたわけですが、実はその数ヶ月前までは転職する気は全くありませんでした。
体調を崩したのもひとつの動機にはなったのですが、キッカケとなった出来事がいくつかあって。
それを少しづつ掘り起こして、なんでプレゼン資料を作るのが好きになったのかをまとめてみようと思います。

その年の7月、ある講演会に参加したとき「自分の好きなことがわからない人は、小さいときご飯も食べずに夢中になったことって何か、思い出してみてください」って言われて、ちょっと考えてみたんです。

小学校5年生あたりから、ずっと「ストーリー」というものを書いてました。友達数人で物語をつないでいく交換日記のようなもので、それをいっちょまえに「ストーリー」と読んでいました。(今日のストーリー、○○ちゃんの番だよ〜的な)
その設定が妙にリアルで。登場人物は大人になっている自分たちです。わたしは確かバリキャリのOLかなにかで、他の子達はCAやピアニストでした。それぞれ彼氏ができたり、旅行先で事件に巻き込まれたりしながらも、キャピキャピ過ごす平和な青春物語です。セーラームーンのように担当カラーがあったり、使っている化粧品も決まっていたり。
埼玉の山奥で、都会への憧れを精一杯ノートに込めてたのかもしれません。

交換日記なので、担当の子によって書くボリュームは異なるのですが、わたしのターンだけ異常な速度&枚数で書いていたことを覚えています。それこそ、夕ごはんの時間が惜しいくらい、机に向かって書いていました。
そして友達が引くくらい、設定や言葉回し、シチュエーションにこだわっていました。
「この発言じゃ読んでる側はわからない!」
「ここでわざとこのセリフ入れれば、みんな怪しく感じるはず」
読むのはそのメンバーだけなのに、脚本家ばりに思いを込めて書いていました。

思えば、この頃から、伝えるために使う言葉や表現に、人一倍思い入れがあったんだなと気づきました。

そこから、まさか20年後にプレゼン資料をつくる、教える仕事につくとは思っていなかったけど(数ヶ月前の自分すら思ってなかったくらいだもの)、好きこそものの上手なれ、は言い得て妙なのかなと思った今日この頃でした。

ちなみに、冒頭の講演で登壇していたのが、いまの上司です。
ちょっと出来すぎた展開な気もしますが、縁ってあるものなんだよなあ、ほんと。

#プレゼン #プレゼンテーション #資料作成