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何年ぶりか、本格的に落ちた沼。

今の私の頭の中は「ヒプノシスマイク」で埋め尽くされている。
一日中考えている、というのが比喩でなく全くその通りだ。

先月半ばにヒプノシスマイクの舞台を見てから一気に雪崩れ、あれよあれよと気づけば沼に頭のてっぺんまで浸かっていた。

コンテンツ自体は何となく知っていて、どこかで「これは触れたら多分やばい」と思っていたと思う。
たまたまサブスクの動画配信で「魔が刺して」鑑賞してからは上記予感はすっかり大ビンゴ。

「推し」と呼べるものががっつり生活に食い込み侵食し、時間お金労力があっという間に消費されている。

買い物癖が爆発して身を滅ぼしかねないとアンインストールしていたメルカリのアプリをまた入れてしまい、毎日何某かが届く生活。

その中でも「推しの香水」という、今まで「そんなのもあるのか、今は。すごいな」と全く自分に関係ないと思っていたもの…に手を出した。

定価の3倍以上、17,000円という金額。
そしてファンクラブの受注生産限定という、そもそも手にするのがいかがなものかという代物。

数プッシュしかしていないものもたくさん出品されていたが、フレグランスは開けてしまったが最後という思いがあったので、ほんの少し値下げされた段階でスナイプ購入。

翌日に届く。

香調は正直苦手なウッディベース(サンダルウッドとか)だが、選んで全くの新品、シュリンクも剥がしていないものを買った。

そして案の定飾りとなっている。

Twitterも専用のアカウントを作り、交流のための自己紹介カードをあげたら「10代で学生」がほぼ全てのフォローフォロワーになり、何だか妙なストレスを感じて、すでに若干めんどくさくなっている。

良かったと思える事もあり、頭の中が占領された事によって無駄なネガティブが減った事、お金の使い道がはっきり決まったので無駄な買い物が減った事がある。

前は見つけてた時の「何となくの所有欲」だけで本当に欲しいかどうか分からないまま買っているものが大量にあったが、ふとそういう感情が湧いた時に「でもこれを我慢すれば欲しかった推しの物が買える」と一時とは言え我慢が効くようになった。

衝動買いはその場だけのもので一晩も経てば欲しかった事も忘れてしまうので、そこにワンクッション置ける要素が出来ただけでもだいぶ大きい。
推しのものなら、購入したものも当然満足度が高い。

暇な分頭の中を占領してたネガティブがすっかり「コンテンツへの熱狂」に置き換わっただけで、現実にすら前よりマトモに向き合えるようになった。

ただ、自分の熱狂の飽きっぽさが心配で、ここまで心血を注ぐものにフッと関心が減った所で燃え尽きや後悔の波が計り知れないと思うと怖い。

20年を超えて熱狂を続けているディズニーリゾートは常に何らかの変化、「供給」が絶え間ないからこそ続いている。

このコンテンツも、この先も長く定着して供給が途絶えないでいて欲しい。

「推しのいる生活に感謝」って本当だった。

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