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「三条鍛冶道場」鍛冶の里篇(新潟・三条市)

こんちはー。

この2023年3月末は旅の途中だったぽんかんと申します。

雑記続き置いときます。

■「三条鍛冶道場」!?

北三条駅


公園から北三条に向かう途中、また聖地の場所だーと思っていたところに、ふと「三条鍛冶道場」なる看板が目に入る。

なんだろ、ここ

へー、鍛冶ねー、そういう歴史の展示やってるのかな?と思って、とりあえず突撃。

受付の方に、施設のことを聞いてみたら、ペーパーナイフを作る体験が約45分・1000円でできるらしい。

左の五寸釘が約45分後には右のようなペーパーナイフに

時計を見るともう新潟駅周辺を観光するためには出ないとマズイ時間が迫ってた。

けど、こんな体験できる機会なんて人生でほぼないだろうし、このときぽんかんの頭にふと「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のOP『どきどきアイデアをよろしく!』の歌詞「とんかちなリズム刻んでさ」が降りてきた(誇張表現)。

新潟駅でめちゃくちゃしたいことがあるワケでもないし、よし、新潟観光時間を削って体験優先しよ、と、ここでオリチャー発動(ゲームのRTA(リアル・タイム・アタック略してRTA)にたまにある、走者の人がそれまでに組んでいたチャートを捨ててその場でアドリブで違うルートに行くオリジナルチャートの略、やると成功しても失敗しても撮れ高は高くなる傾向にある気がする、たぶん意味はそんな感じ(なお、単にこの言葉を使ってみたかった))

五寸釘を熱して、トンカチで叩いてペーパーナイフを作るという体験へ。

○鍛冶体験

使い込まれて初めて持ったのに手に馴染みやすいハンマーをお借りして、溶けかけている五寸釘を打っていく。

ほんの数秒入れるだけで……

○東方は赤く燃えている


うおー!赤くなった鉄、初めて間近で見た!!

うおー!!!

形状が変化していくのが楽しい、熱を入れると本当に変形ってするんだなって、映像では見たことあったけど、いざ自分の目の前で起こるとワクワクが止まらんのです!

打つべし、打つべし

平べったくするのにまっすぐ打つようにと言われたけど、そのへんは手先があまり器用ではない方なので、どうしてもまっすぐ打てない(むしろ刃を作るときに斜めに打ってと言われて、すぐできたので打ち方が斜めなんだろうなと)

このひねりっこちゃんがねぇ

あとで聞いたら体験時間の45分というのは平均の目安らしくて、うまくやる人だと器用に打つから30分くらいで終わるらしいですぞ。

とはいえ、真っ直ぐ打てなかったところは先生が修正して真っ直ぐにしてくれるので、そこは安心設計。

音もたまりませんなー

ハンマーは一定の場所を打って、五寸釘側を動かして打っていくのがコツらしい、なんかドラムの叩き方の教本でもそんなこと読んだような。

○ぽんかんひよる(失敗版)

釘を平べったく打ちながらも、先生にYOUは何しにこの土地へ?と聞かれたけど、アニメの聖地巡礼ですっ!!と言って、先生が作品のこと知らんかったら微妙な空気になりそうだしなとひよって「観光です」と返答、うん、ふつーだ、TPOはわきまえてる……はず。

しかし、先生そのへんはお見通しだったのか、「聖地巡礼?」と続けて言われて、最初から素直に聖地巡礼って言えばよかった、ひよった自分がただただ恥ずい……。

たまたま当たった先生は「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」は観たそうで、聖地に住んでる方も観てくださってるんだと、謎の目線から感動。

火花も散ります
鉄粉で研磨する機械らしい
研ぎ石も使ってた

削ったり、研いだり、箔がつくような銘を入れたり(銘を入れるのはその先生だけのオリジナルらしい)と、新鮮な体験だった。

出来上がり

作った後にも先生とお話する機会があって、三条市に鍛冶職人が多かった成り立ちを教えてもらう。

歴史はこんな感じらしい

○三条の鍛冶の歴史?

うろ覚えだけど、その昔、川が氾濫することが多くて、家を建て直すにも釘が必要で打っていたというのがあったらしく、そこから鍛冶が発達したらしい。

で、いまでもこのへんの学生さんは和釘を打つ体験が教育に組み込まれているらしい。

先生によると自分が打ったものは見ればわかるらしくて、鍛冶師の方はそうなのだとか、こういうところに職人の矜持を垣間見た気がする。

和釘は需要は需要はあるらしいけど打てる人がほとんどいなくなりつつあること。

この施設の先生は、もともと工場などで働いていた方が定年後に声がかかることが多いらしいこと。

この施設、休日などは30~40人くらいが体験に来て混み合ってる(たしか4人以上から予約ができると言ってた、先生1人で3人を見るのが通常らしくて、4人になると先生2人いるらしい)とも。

■DIY聖地巡礼ラストエピソード

いろいろ興味深い話が聴けたし、鍛冶体験もできたしで、この予定になかった寄り道に満足、満足。

これは進めば2つの方を引いたな。

北三条駅の電車が来るタイミングは逃したので、東三条駅に向かって歩く。

○コラボタクシー

ここでさっきのカネギフルーツさんに新聞の切り抜きで張ってあった「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のコラボタクシーが来たら完璧なんだけどなー、と思って歩いてたら、本当にきたーーー!!

これのこと

運がいいなぁー。

すれ違いざまに写真を撮ったけど、ちゃんと撮れててよかった、運転手さんがビックリされてて、そこはすいませんでしたm(_ _)m

コラボタクシーが来て運がいいなぁ

駅前のNewDaysにはこのへんでしか売ってなさげなアイスも売ってて、流れるように財布からお金を出してた。

その土地のものっておいしい

お米の甘みもよきよきですなー。

やるなNewDays。

これにて「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」聖地巡礼は終了。

次は新潟駅周辺へ。

ちなみに、今回のタイトルは感動をみなさんにお伝えしたくて自然と頭に浮かんだ単語明日から「鬼滅の刃」刀鍛冶の里編もやるしなーそれから拝借すればいっかを入れてみました。


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