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力強くて、儚くて、青森のねぶたたち、そして八甲田丸

どーもー、2023年3月末に東北6県+新潟県を旅したぽんかんと申します。

今回は旅の後半、青森市内の観光したものです。


○『ねぶたの家 ワ・ラッセ』


青森駅では友達と合流して駅前にある赤い外観が目を引く『ねぶたの家 ワ・ラッセ』へ。

ここの入館料には全国旅行支援のクーポンは使えないらしい。

ねぶたって初めて間近で見たけど、スケールがすごい、これを一筆一筆入れて作っていると思うと、よほどの情熱がないと作りきれない気がする。

過去作品の写真も展示されてたけど、よく見ると同じ名字の方が

一族か、何かかなと思っていたらパネルが展示してあって、家系図があって、本当に親子という方も。

代々ねぶたの絵を描いているという家系の方がいるというも、これもねぶたの歴史だよなと。

ちょうどステージの時間で、演奏あり、「跳ね方」という足さばきをレクチャーしてもらう(個人的にはDA PUMPの「U.S.A.」のイイねやってるときのダンスに似てると思った)

係員の方と話す機会もあって話を聞くと、ねぶたを1つ作り上げるのに、下絵から何から全工程やると300日かかる代物らしく、すごく手間暇がかかってるらしい。

展示されているねぶたは前年のものらしくて、ここに展示される以外は毎年廃棄処分されているそうで、展示されるのはわずか1年らしく、展示されないものは、お祭りの期間が終わったら……なのだそうだ。

儚い……。

これだけのものが、1年で作っては壊されを繰り返して、このために1年のほとんどをかけてるって、作り手の方に敬意が湧いた。

係員の方に、1体の制作予算も聞いてみたら教えてくれて、1体500万円くらいらしい、スポンサーがつくともう少し値段があがるらしいし、逆にもっと安い予算になるものもあるらしい

しかも、制作者の方は、このねぶた作りを始める前は自分で仕事を見つけて生活基盤を作ってから参加する人ばかりだそうで、薬剤師の方とかもいたり、青森で仕事を見つけてそこから制作している方もいるらしい……情熱と覚悟がないとやれない仕事だと思った

横のネットワークもあるのか、どうやらあの方はねぶた作り一本で食べられるようになったらしいという噂とかも出るらしい……そういう世界なんだろうなと。

職人さんは去年まで14人だったらしいけど、今年は17人と3人増えるらしい、新しい人材が入ってくるってやっぱいいことだよなと。

逆にベテランの方は、環境をより良くするために先頭に立って交渉したりもしているらしく、そういうのってなんかいいなとも思った

あとは、今回は次のねぶたまで展示されているものは、珍しく雨に濡れて染料がにじんでいるところがあるらしい。

普段は雨が降るとなるとビニールをかぶせて絶対に濡らさないようにしててかなり注意してるのだそうだけど、この年のは急な雨に降られてどうしようもなかったらしい。

そうそう、材質は和紙らしい、和紙ってピンと張ると強度あるんだなと。


○八甲田丸

『ねぶたの家 ワ・ラッセ』で歩いて5分くらいのところにある八甲田丸の入場券も買ったので、そっちへ。

八甲田丸の説明は公式サイトでも参考にしてもろてー。

八甲田丸が現役で稼働していた時代の古いものにあふれてて、昔の時刻表とか味があった。

ミニドラマの音声も流れてて行商のおっちゃんが売れにくそうなものを仕入れておかあちゃんにドヤされてるのが青森弁でやりとりされてて、なんか頭に残る楽しさがあった。

「こんなもん仕入れて!」「かあちゃーん、ごめんよう」みたいなやりとりしててクスリと笑えた

乗船券とかもしっかり保存されてたり、機関室にも入れたけど、バイオハザードをはじめとしたゲームに出てきそうな風景がそこかしこで楽しめて、雰囲気がいいなと。

自動車を運搬する船の底の方には、鉄道車両が保管されてた、なるほど現役を引退して展示する船にはこういう使い方もあるのか。

しかしここの雰囲気も、バイオハザードを(以下略)……。


○『ねぶたの家 ワ・ラッセ』写真集

○八甲田丸写真集

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