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温泉好きが日本一の温泉県に行った話

温泉を愛すること10数年。
温泉地を目当てに群馬や秋田、岐阜に旅行に行ったり、観光ついでに温泉に立ち寄ったりと、自分にとって遠出には必須のセーブポイントとなっています。

日本では東の草津温泉、西の別府温泉と、温泉好きなら一度は行くことになるだろう温泉地に今回行くことができました。

今年の6月には九州や大分で大雨が続き、被災された方や施設などで被害が多かったようですが、一日でも早い復旧を応援しています。

2泊3日の別府・大分旅

大分空港発着で1日目は由布院観光、2日目は別府市内の地獄めぐりをメインに観光を行いました。

今回回らなかった大分北部にある中津市の耶馬渓の風景は秋が楽しそうだし、大分南部の豊後大野市の滝やレトロな景観も見てみたいのですが、レンタカーを借りないプランだったので今回はお預けです。


1日目由布院を楽しむ

大分空港から由布院駅まで直通のバスが出ているので、宿泊予定の由布院に向かいました。駅からはタクシーで宿や金鱗湖に向かいました。想像よりもコンパクトな町なのでタクシー代も安すぎるくらいでした。

由布院といえば、日本の中でも有数の高級温泉街のイメージ。九州の軽井沢とも言われ、自然豊かな山々に囲まれ、温泉地の情緒とも相まってゆったりとした大人の時間が流れているイメージでした。

実際行ってみると、想像通りの素敵な空間でした。
が、私のようなミーハーな観光客が大勢いて、やはり有名な観光地!といった感じの混雑さでした。

温泉が湧き出ている金鱗湖、朝の霧が幻想的

金鱗湖から由布院駅までは湯の坪街道と呼ばれる直線状の道が続き、両脇にはさまざまなお店が立ち並び、観光客でにぎわっていました。
およそ2キロ続くお店を見ながら歩くと楽しいですが、往復して歩くのは少ししんどそうです。タクシーや馬車、車での移動がおすすめです。

湯の坪街道には片手で食べられるテイクアウトの飲食店が多く並んでいて、どこもおいしそうでした。また、雑貨やハンドメイドのお店も多くて、どのかわいい小物を旅のお土産にしようか悩みました。ちょっと変わったお土産を買うなら湯の坪街道で見つけるのが良いです。

田園と電車

宿泊は由布院のぽっぽ庵というアットホームな温泉宿に泊まりました。貸し切り風呂と部屋の中の温泉をいつでも楽しむことができ、ゆったりすることができました。食事も豪華で大満足です。

少し駅から離れ、近くに飲食店やコンビニがないので買いだめしていくと良いです。

由布院の他の歴史のある宿には泊まれなかったですが、宿泊以外でも日帰り温泉やカフェや食事を楽しむことができ、車と時間があればもっとゆったりするプランも考えられそうです。

山のふもとにある由布院ですが、大分市や別府市からの日帰りでも十分楽しめる温泉地でした。電車やバスは多くはないので乗車する際は確認が必要です。地元のタクシーの運転手は親切な方ばかりで移動も楽しく過ごすことができました。
由布岳も地元に愛されている山です。

2日目、別府を楽しむ

別府と言えば、別府温泉街の湯けむりか、奇妙な色をしているさまざまな地獄温泉!
観光二日目は別府地獄めぐりをしてきました。
別府市内の源泉地は赤や青など温泉成分によっていろんな色の温泉が湧き出ています。
実は、地獄めぐりの温泉地は入浴することができない、見学専用の観光地です。
全7か所ある地獄温泉は5つが鉄輪温泉(かんなわおんせん)周辺にあり、徒歩で移動することができ、国指定名称である2つの地獄温泉はやや離れたところにあります。
今回は鉄輪温泉周辺を徒歩で移動し、周辺の飲食店や観光施設を楽しみましたが、坂道なので車や地獄めぐり専用バスで巡ると効率的だと感じました。温泉街と思っていたのですが、道や駐車場も広くて安心です。

地獄めぐり
地獄めぐり

別府市内の温泉は源泉が異なる多種多様な温泉ばかりなので、どこに入浴しようか本当に悩みます。1日じゃ足りません。

ちなみに私は地獄めぐりの後にひょうたん温泉で砂風呂を楽しみました。一日居たいくらいです。

夜は別府から北に移動し、海沿いのルートインホテルズに宿泊しました。
ホテルの中がとにかく充実していて、温泉だけでなく、ラウンジやバーなど中でも外でも、物思いにふけるにはうってつけのラグジュアリーな空間でした。

別府湾を望むホテル

ただ一つだけの心残りは、ホテルの庭で記念写真を撮ろうとしているご高齢夫婦に、写真の手伝いをしようか声をかけるか悩んだ挙句、声をかけなかったことです。
旅は人とのつながり。積極的に手を差し伸べることが正解です。

別府湾

3日目は、さらに北にある大分空港に向かうだけですが、一度バスに乗り別府駅に南下して、空港行きのバスに乗りました。
別府駅にはお土産ショップがあり買い物ができましたが、大分空港にもショップがあるので、だいたい同じものが買えました。大分空港には宇宙と工芸品のコーナーもありいい買い物ができました。

別府観光の生みの親、油屋熊八(あぶらやくまはち)さん

別府駅には、情報量の多い銅像がありました。

感想

今回は、人生のやりたいことリスト100に乗っているであろう別府に旅行に行くことができて大満足の旅でした。

旅行サイトの情報ではなかなか気づくことができなかったけど、大分の美術館や大分市内のアート関係の施設、別府市の竹細工など、少し取りこぼしがありました。
また、おおいた遺産という県の取り組みもあるようなので、チェックしておきたいところです。

コロナ明けということもあり、大分には想像以上の多くの外国観光客でにぎわっていました。それでも混雑はなかったので平日に行けてよかったのかなと感じています。

大分に行ってから3か月以上たちますが、地元の温泉に入りながら、たまに大分のことを考えちゃいます。

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