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専業主婦10年からの就職活動②

狙いが定まれば、行動は早い。

早速、その「ゆったりとした環境で社員を目指せる」らしい求人を扱っている派遣会社へネット登録をする。

すると、すぐさま「実際に求人をご紹介したいので、スキルチェックも含めて、センターへ本登録に来られませんか?」というメールが届いた。

スキルチェック?派遣で働いた事が一度もない私には、初めて聞く言葉である。

要は、エクセルやワードがどのくらい使えるかを確認するテストのようなものらしい。エクセルもワードも、最低限は使えるが、あくまでも10年前、社会人だった頃の話である。これは、なんとか練習し、新しいバージョンに慣れる必要があるだろう。

家のパソコン(幸い、夫が新しいモノ好きなため、比較的新しいソフトが入っていた)を久々に開き、10年前とはすっかり変わった新しい形式にとまどいつつ、まずは各アイコンの位置を確かめる。そして、スキルチェック対策のサイトを見ながら、ショートカットキーを必死に練習し、頭に入れる。

ネット上に模擬テストを見つけたのでやってみたが、主婦中も、幼稚園の役員作業でたまに名簿などを作っていたので、タイピングの速さは特に問題なしだった。グラフ作成も学生時代を思い出したら、意外とできた。必死にやれば、カンは取り戻せるのだ。

同時に、履歴書と職務経歴書作成も始める。手書き、、という手もあるが、やはり手書きは素人感が漂う。販売パートなどの面接なら良いだろうが、事務職希望の専業主婦が手書きの履歴紙を出したところで、あぁ主婦歴長いしパソコン使えないのね〜としか思われないだろう。

派遣の面接ははじめてだが、登録が終われば、派遣先での面接があるだろう。社会人時代の経験上、面接官はおそらく50代くらいの現場の管理職が出てくるか、もしくは20代くらいの若手人事が出てきそうだ。。

一番良いのは、自分と同じアラフォー世代の社員が出てきてくれる事だ。この世代であれば、これから莫大な教育費準備に入る母親が、どれだけ真剣に働きたいと思っているのかがわかるであろうし、なにより総合職で勤務していたものの、専業主婦にならざるを得なかった時代背景(ブラックな職場が野放しだった)も多少は理解してくれるだろうと思うからである。

しかし、そんな氷河期アラフォー世代が、運良く面接官に当たる可能性は低い。

偏見だが、どうせ主婦=寝っ転がってテレビ見てるおばさんだろ?、と思っている社会人が大半であろう。特に、若い世代と50代以上の世代では。

実際は、デスクで昼寝している役職定年オジサマよりは、真面目に、しかも安い賃金で働いてくれる元主婦が沢山いると思うのだが。

まぁ、そんな事をいっても仕方がない。50代オジサンにも、若者にも、この人なら一緒に働いてもいいかも?と思ってもらう事が大切だ。

ならば、ブランク...つまり世離れ感のない、履歴書を作り上げる必要がある。

(次回、専業主婦10年からの就職活動③に続く)




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