【おかめちゃんとおさめちゃん】

登場人物

①🐢おかめちゃん
亀と人間のハイブリッド
亀の名残りは、甲羅と
ゆっくりの歩みのみ
ハイソサエティにみえるが
じつはおとぼけな二十歳

②🐬おさめちゃん
サメと人間のハイブリッド
サメの名残りは、
鋭い歯とへの字口
そしてサメ肌
いちご大福が大好きな
自他共に認めるおとぼけな
二十歳

③ポピ
ニボシという星からきた
宇宙人
ポピポピポピットナー
またの名を太郎
心のやさしい草食男子

前回までのあらすじ↓

美しい虹に見とれていた
おかめちゃんとおさめちゃん
そんなとき　
ふらふらとやって来たのは
ニボシからきた　宇宙人
ポピポピポピットナー
　またの名を太郎
おかめちゃんとおさめちゃんと
仲良しになり四日目　
そろそろ
故郷のニボシが
恋しくなってきた。



停留するUFOの前で……




🐢🐬「ポピポピ草食大将!♪

　　　　あーそぼーー」




UFO「…………」





🐢🐬「あれっ？　
　　ポピポピポピットナー
　　あーそーぼーーー」

UFO「………」

🐬「ちょっと
　窓からのぞいてみるわ！」



👀


🐢「ポピポピ
　　　ポピットナーいる?」

🐬「あんなー泣いてる
　　ぶどうジュースを
　　ワイングラスに
　　注ぎながら…」

🐢「なんで泣いてるのやろ？
　　心配やん
　　ひらけごまー言うたら
　　案外
　　ドア開くかもよ♪」



🐬「ヒラメゴマメーー」



ウィーーーン




🐬「開いた(・∀・)」

🐢「いや！なんで
　　どしたん？

　　おさめちゃん
　　一回で大当たりやん」

ポピ「ハッ(￣□￣；)
　　　あんたら
　　デリカシーないねーー
　　人んちのドア
　　勝手に開けてー」



🐢「チャウチャウ
　　おさめちゃんが妙なこと
　　言うたら　開いたねん」

ポピ「なんて？」



🐬「ヒラメゴマメ」



ポピ「大正解やン」



🐢「それより、
　　悲しい顔してどうした？
　　草食大将」

ポピ「うん　(／。＼)
　　ニボシ(故郷の星)の
　　じっちゃんから
　　電話かかってきたねん」



🐢「なんて？」



ポピ「いや　電話でてへん」

🐬「なんでーー？」



ポピ「……………o(_ _)o」



🐢「ハッ(￣□￣;)!!
　　あんたまさか
　　黙って星を
　飛び出してきたんか？」



ポピ「大正解やン」



🐢「あんた　そらアカン
　　愛する人達を
　　悲しませることは
　　一番したらあかんことや」

　

🐬「はよ　今から
　　じっちゃんに電話しな」



ポピ「えー～なんて
　　言うたらエエのン？」

🐬「お得意様を営業中か
　　新規事業を開拓中
　　虹がきれいでついつい
　　見とれてたら　
　　さらに美しい
　　二人のギャルが
　　あらわれて思わず　
　四日も滞在しちゃいました
　　テヘヘ(^_-)☆　

　　これでええ
　　はよ　電話ーー　」



ポピ「えーーー
　　気～重いわー！
　　(´Д｀；)📞

　　プルプルプルプル　

　　あっ!!じっちゃん……
　　あんなー
　　虹がきれいで………
　　かくかくしかじか……
　　印鑑の朱肉も買って……
　　うん　じゃあ　帰るわ！
　　うん　ありがとうー
　　待ってて☆」



🐢「じっちゃん怒ってた？」



ポピ「電話の向こうで
　　　泣いてた……」



🐬「ウォーーン(｡＞0＜｡)

　　じっちゃーーーん」

🐢「おさめちゃんが
　　　泣くことないがなー」



ポピ「ウォーーン(｡＞0＜｡)

　　じっちゃーーーん」



🐢「あんたもかいな」




こうして　
「また来るからー」と言い
ポピポピポピットナーは
ニボシへ帰っていきました