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バリュープロポジションキャンバスがシンプル!LPの整理に良さげ(かも)

Webサービスを運営していく中で、改修に伴いコンテンツが増えていったりしていくと思います。
ある時点で思うんですよね。
(あれ?このコンテンツ効いてるのか?)
(LPやたらと縦に長くね?なんか減らせないかな?)


本当に必要かどうか、何のためのコンテンツなのかを整理するために「バリュープロポジションキャンバス」というフレームワークがとてもシンプルで導入しやすいなと思ったので、ちょっとまとめてみましょうか。


バリュープロポジションキャンバスって?

サービスを顧客目線で考えるためのフレームワークで、「顧客に提供する価値(Value)の提案(Proposition)」という意味から「バリュープロポジション(以降はVPCと表記)」と呼ばれる。新規事業でゼロからアイデアを考案するためにも使えるほか、既存の事業を可視化して顧客のニーズとずれがないか確認するためにも利用できる。


ユーザーにとっての価値とサービスの提供がズレていると?

ユーザーは自分にとって価値があると思うものだけを利用します。競合や有名な会社がそうしているから同じようにするのではいけません。
自分達はどういった人をお客としているのか、自分達のサービスで提供できるものは何かを考え、ユーザー視点での価値にしっかりと寄り添ったサービスにしていく必要があります。


これをハンバーガー屋で例えると


ハンバーガーイメージ
外観イメージ
店内イメージ

僕はこういったイメージのハンバーガー屋をやっているとします。


もっとお客さんに来てほしい!リピートしてほしい!
それを叶えるために、某Mのマークのハンバーガーチェーンのように
手に持ちやすいように紙で1つずつ梱包し、それに合わせてバーガーのサイズや中身を小さくし、もちろんそれに合わせて値段も抑えめにしました。


しかし、既存のお客さんやたまたま店を見つけて来てくれたお客さんはきっと、プレートにのった大きくて肉厚のハンバーガーを期待して来てくれています(ユーザーにとっての価値)。


お腹が空いている中わざわざ店まで足を運んだので、少し期待が外れてもハンバーガーの注文はしてくれると思います。
ハンバーガーのサイズを小さくしたので、2個注文する人も出てくるでしょう。


そうなった時に
「やったああ!お客さんから好評だああ!」
となって、目先の数の変化だけ見てたら間違った方へ店が進んでしまいますね。


そうならないためにも、VPCでユーザーにとっての価値とサービスの提供がズレていないか確認したいですね。


バリュープロポジションキャンバス構成要素


VPC

これがVPC。
顧客のセグメントと顧客のニーズを表した「顧客プロフィール」
サービスや企業が顧客ニーズに対してどんな価値を提供するのかを表す「バリューマップ」
VPCでは必ず右に顧客プロフィールを配置します。


バリュープロポジションキャンバスの作成方法

顧客プロフィールを書き出す

必ず顧客プロフィールから書き出します。
自分達のサービスが相手にしているユーザー・顧客を可視化してから、自社が提供するものが合っているかを確認するためです。


この際に気をつけたいポイントは

  • 顧客セグメントはしっかりと深掘り、詳細度を上げる。

  • サービスが対応できるかは気にせず、ペインやゲインを全て書き出す。

本当に必要なコンテンツだけに絞り、クリティカルに当てるサービスを作るには顧客の解像度を上げることが大切。この時、デモグラフィック的な深掘りではなく、サイコグラフィック的に詰めていくことがその後のペイン・ゲインの確度を上げてくれます。


サービスの提供するものを書き出す

提供価値を記載し、製品・サービスを記載します。
その後、
ゲインを生み出す「ゲインクリエイター」
ペインを解消する「ペインリリーパー」
を記載します。


もし、Webサービスを運営しているのであれば、LPO施策や施策によって追加するコンテンツや機能が「ゲインクリエイター」「ペインリリーパー」に入るとわかりやすいですね。


顧客側とサービス側にズレや漏れがないか確認する

顧客のニーズを可視化し、顧客が本当に求めているものを自社のサービスが提供できているかを「顧客プロフィール」と「バリューマップ」を見比べて確認できます。


まとめ

これは、僕が思っていることですが、
リスティングサイトだろうとSEOサイトだろうと、たとえ最上位表示や検索順位1位であっても、それに驕らず、別サイトと中身を比較されている前提で差別化をしていく必要があるのではないでしょうか


また、すごいところの模倣(もちろん立派な戦略)ばかりしていると、闘う土俵が分からなくなり、情報過多になっていくだけです。
しっかりと誰を相手にしていて、何を提供するか。
これを明文化して、シンプルで無駄のないサービスを作っていきたいですね。


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