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【ゆったりしたお金持ち-59】不運は不幸ではない

 お金持ちの人は運に恵まれることが多いと感じることがあります。

 たまたま買った土地や株が急に値上がりして大きな利益を得ることができたという話や、ちょうど欲しいと思っていたものが通常よりもお買い得価格になっていたという話などをよく耳にするからです。

 そのため、強運な人がお金持ちになるべくしてなっているのだろうと考えたこともあります。

 しかし、ゆったりしたお金持ちの中には、過去にお金で苦労をしている人もいます。取引先の都合で大損した人もいれば、経理担当者にお金を持ち逃げされたり、騙されてひどい目に遭ったりしたという人もいます。

 そのような経験をすると、自分はなんて不幸なのだと考えることもあると思います。

 しかし、後々成功している人たちは、自分が不幸だなんて思ったことは一度もないと口を揃えて言うから不思議です。

 それどころか、自分はラッキーな人間だと断言する人が多いです。そのような人たちは、「不運なんて、日常のどこにでも転がっている」と言います。

 そのため、不運に当たることもあるがそれは仕方のないことなのだと割り切っているそうです。

 不運に遭遇しても、そこからどうやって抜け出そうか考えればいいだけのこと。不運な出来事から、少しずつ抜け出せているなと実感できるときの幸福感といったらない、と話す人もいます。

 どれだけの不運に遭遇しても、それを跳ね返して幸運にすればいいだけのだそうです。

 不運なことが重なると、何で自分ばっかり、と不幸なことのように捉えてしまいがちだけど、不運は決して不幸ではないからと教えてくれました。

 悪いことが起きたときに、嘆いてそこから離れられない心情になってしまったりして次の行動に移せない状態が長く続いてしまうと、それは不幸かもしれない。

 しかし、気持ちを切り替えたり何度でもトライしたりすることができれば、その時点でラッキーに切り替えることができているから、不幸でも何でもないと話してくれました。

 確かに、不運を乗り越えた人って、ものすごく生命力を感じます。人生を前向きに楽しく逞しく生きる人は、それだけでものすごく大きな得をしているのだなと感じました。

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