AI・業務自動化展へ行ってきました

新規業務展開へのヒントを得ることが目的です。

東京ビッグサイトにて行われたのですが、会場は多くのサラリーマンで賑わっており、チャットボット・RPA(Robotic Process Automation=業務自動化)・OCR(Optical Character Recognition/Reader=光学的文字認識)など、今をときめく情報技術に触れてきました。

以下に本日見て回って感じたことを書きます。

【チャットボット】
そもそもチャットボットって何?という疑問が浮かぶかと思いますが、チャット+ロボットのことです。チャットの中にロボットがいて、やりたいことを入力し、自動で何かしてくれるというイメージです。今日話を聞いた会社では、独自のチャットツールにIBM社のWatson(=AI)を乗せて、チャットボットを実現していました。私「この会社の情報を知りたい」ボット「OK、はいどうぞ」という感じです。この手の技術は何が面白いかというと、ボットに学習をさせる点です。始めはくそみたいなやりとりしかできないボットも、繰り返し学習させることにより、高度なやりとり(それこそ人間とのやりとりに近い あるいはそれ以上)ができるようになります。将来は映画にあるような、チャットを媒体としない対ロボットでこういったことができるようになるんだろうなと関心が持てました。ちなみに繰り返しAIに学習させることをディープラーニングと言います。

【RPA(Robotic Process Automation=業務自動化)】
私は以前、UiPath社のRPAで開発をしたことがあり、RPA分野でのプレゼンは「そんなん簡単にできるやんけ」とあまり関心が持てませんでした。ただ、そういった「簡単にできること」により業務効率は抜群に上がるという事実があります。RPAはなかなかにボロい商売です。今日はNTTデータのWinActorというRPAツールを見てきましたが、UiPath社のツールとは違い日本人向けに作られているということもあり、UIは優れていると感じました。デバッグ動作を見たかったのですが、説明してくださった方がそこまで詳しくなく、見ることができなかったことが残念でなりません。

【OCR(Optical Character Recognition/Reader=光学的文字認識)】
今日一番興味を持てたのがOCRでした。これはすごいです。印刷物を読み込んで、記載された内容をテキスト入力媒体で出力するというものなのですが、非常に便利です。なぜ便利かというと、読み取った情報をそのままコピペで既存システムに入力することが可能となるためです。また、読み取ったデータをCSV(カンマ区切りのレコード情報の集合体)なりTSV(タブ区切りのレコード情報の集合体)で保存することにより、簡単にデータ取り込みできることが大きな魅力のひとつです。例えば、取引相手から請求書が届いてOCRで読み込み既存システムに取り込む、といったことが可能となるわけです。入力工数削減に大きく貢献するとともに、正確性も向上しますよね。もちろん、100%正確に読み込めるわけではないため、微修正は必要となる場合もあると思いますが、汚い字であっても95%の正確性で読み込んでくれるそうです。今後は読み取りの正確性も向上されると思いますし、何より汎用的にOCRは活用できると確信しました。うちでも扱いたいです。

以上、AI・業務自動化展へ行ってみての感想でした。
新しい技術に触れることは非常に刺激的ですし、面白いです。うちの会社でもぜひ今後上記技術を取り込んで、情報化社会で社会貢献していきたいと思えました。※私は仕事が嫌いなのですが、そんな私でもここまで思わせてくれるほど魅力的な展示会でした。

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