焼き鳥宇宙時間戦線(仮)まとめ

ツイッターで始めたnoah太郎さんとぽんたしろおのリレー小説。


打ち合わせなしでいきなり始まったリレー小説は五日間の渡って続き、無事完結した。

ここにまとめておこうと思う(一部、編集しますた)

【noah】noah太郎さんのツイート

【ぽ】ぽんたしろおのツイート

2021/11/18 【ぽ】の読み間違い部分を修正。セセーリ号はnoah太郎隊員が搭乗した船でした(すみません汗)


≪焼き鳥宇宙時間戦線(仮)≫


「焼き鳥、食べたい!
串に刺すときっと美味しくなる何かがあるんだろうな、と思いつつ、自分で作るときは串刺し工程省いてしまいます。出来上がったものはやはり焼き鳥とは言えない(笑)」【ぽ】


「やはりあの棒にはなにか仕掛けがあるのでしょう…

しかし、棒がなくても鳥を焼けば焼き鳥なはずなのに…なぜ棒がなくてはならないのか。

不思議です笑」【noah】


その謎を解明するためにぽんたとnoah太郎は深遠の宇宙へと旅立った【ぽ】


遥か彼方に見える焼き鳥座!!

必ずそこにその秘密があるはずなのだ!【noah】

ぽんた隊員
nosh太郎隊員は宇宙に行くにしては、宇宙服っぽくない冒険者デザインですね?

noah太郎隊員
ぽんた隊員に言われたく……はっ、まさか潜入捜査のための、鳥デザイン? では身を挺して焼き鳥に……!?【ぽ】

その瞬間、二人が乗る宇宙船は正体不明の巨大戦艦に攻撃を受ける。

noah太郎隊員
あれは宇宙海賊「イザカヤン」!!
まさか今晩の仕入れに!?
ぽんた隊員逃げるんだ!!【noah】


先が串の形の矢型武器と、炎状の熱波が「イザカヤン」から放たれ、宇宙船に目掛けて迫り来る。
ぽんた隊員の悲痛がこだまする。
「宇宙船ごと焼き鳥状態にする気か。noah太郎隊員を巻き込みたくなかったのに!」【ぽ】


「そうはさせるか!ぽんた隊員は僕が守る!!」

noah太郎隊員はそう叫ぶと、小型の宇宙船に乗り込んだ。

その名は『セセーリ号』

彼はこちらに向かって飛んでくる矢型の武器へと突っ込んで行ったのだった。【noah】


ぽんた隊員
『セセーリ?』 noah隊員、首部を守って!

noah太郎隊員
わかっていますよ!

noah太郎隊員は首部に厳重な防御魔法を施し、セセーリ号から剣の魔波をセ放った。

noah太郎隊員
いっけぇぇえぇえっ!うおぉおっ

凄まじいエネルギー隗がセセーリ号を呑み込んだ【ぽ】


大きな振動が訪れ、すぐにそれは収まった。

見ればセセーリ号の姿はない。

noah太郎隊員
やった…か…?

しかし、次の瞬間、noah太郎隊員の体に何本もの竹串が突き刺さった。【noah】


ぽんた隊員
ふっふっふ、あーはっはっ!
noah隊員 
ぽ、ぽんた隊…?

noah太郎隊員が崩れ落ちるのをぽんた隊員は卑屈な笑いとともに眺めていた。

ぽんた隊員
潜入捜査は嘘じゃないよ? 私は焼き鳥座『から』仕入れの調査で派遣されたのだっ!
noah太郎隊員を確保!【ぽ】


noah太郎隊員

やめろ!僕は鳥じゃない!鳥じゃないんだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!

noah太郎隊員の言葉は間違っている。

人間は生きていく上で皆、何かしら籠に囚われた"鳥"なのだから…【noah】


鳥じゃない、囚われている――その言葉にぽんた隊員は目が泳ぎ出す。noah太郎隊員を拘束をやめ、さらにnoah太郎隊員の背中の竹串を勢いよく抜いた。
「ぐはっ」
駆け抜ける痛みにnoah太郎隊員がうめく。
夢でもみているようにぽんた隊員は傷を塞ぐ呪文を唱えた。【ぽ】


noah太郎隊員
ぐっ…なぜ助けるんだ…?

痛みを吐き出しながらnoah太郎隊員は問いかける。

しかし、ぽんた隊員は口を閉ざしたまま、回復呪文を唱え続けた。

noah太郎隊員
君は…もしかして時の…

noah太郎隊員はふと彼の横顔を過去の記憶に重ね合わせた。【noah】


この世界線では修正できない!
焼き鳥星座と地球、原因がどちらにせよ、また改変しなくちゃならない、わかってるなっ。
僕は地球、しろお隊員は焼き鳥星座の過去に飛ぶぞっ

緊迫した会話が蘇った。

noah隊員は息をのむ
「しろお隊員なのか!?」
時間修正のバディであるしろお隊員、そうなのか?【ぽ】


なぜこんな大切なことを忘れていたのか…

時間を修正し、宇宙の平和を守るという我々の大事な使命をどうして忘れていたのか。

長い時が経っていたのは確かだ。

しかし!使命を忘れるなど言語道断だ。

noah隊員は一度目をつむる。
そして、ゆっくりと目を開けた。

「君も…思い出したのか…?」【noah】


ぽんたしろおは視線をnoah太郎隊員に向け、うなづくと語り始めた。

焼き鳥星座に潜入して時間修正を試みた。地球と連鎖する要件が必要だった。でも地球に来る途中で記憶を失ったんだ。
全部思い出したよ、修正に必要なピース、それは「竹串」だったんだね。【ぽ】


noah太郎隊員は肩に刺さった"竹串"をひとつ抜き、しろお隊員に手渡すと、おもむろに自分が思い出したことを話し始めた。

自分も地球での時間修正の際、記憶を失っていたこと。
その原因はわからないが、居酒屋で"竹串"を見る度に、心のどこかで何かが引っかかっていたのだということを…【noah】


ぽんた隊員が竹串を握りしめた

イザカヤンのセセーリ号がnoah太郎隊員を狙ったのも、時間修正のため。
失敗したのは集めるべきピースを揃えてなかったからだ

必要なピースとは「竹串」とnoah太郎隊員、そして僕。
修正のため突き破る竹串、そして修正の阻害要素になってしまった僕たち二人、だ。【ぽ】


ならばやれることは一つしかない。
ピースは揃っているんだ。

noah太郎隊員
ぽんた隊員、それをもう一度僕に突き刺すんだ。

その言葉に、ぽんた隊員は何かを言おうとするが、noah太郎隊員がそれを阻む。

noah太郎隊員
今度は阻害要素にはならない。ピースは揃ったんだ。だから…大丈夫さ!【noah】


「うわぁぁぁああっ!」
ぽんた隊員が竹串をふりかざし、突進していく。
noah太郎隊員がその全てを受け入れるように両手を広げた。
竹串の先から光が広がり、ぽんたとnoah太郎を呑み込んでいった。

noah太郎隊員の声が光の中から響いた
時間修正に囚われていた僕たちは遂に解放されるんだ!【ぽ】


ふと目が覚める…きらきらと光る木漏れ日。眩しさを感じながら体を起こすと、心地よい日差しと爽やかな風が通り抜けていく。

ーーーぽんた隊員は?今のは夢…?

とっさに立ちあがろうとしたがあることに気づき、やめた。

そして、自分の横に視線を落として微笑むと、その手を強く握りしめたのだ。【noah】


羽と竹串を握った自分の右手を左手で握りしめる。

「焼き鳥星座から極上焼き鳥が評判のイザカヤンただいま到着しました」
賑やかな宣伝が聞こえてきた。

僕たちは次元の違う世界を生きていく。君がいたことを知ってるのは、この世界には僕だけだ。僕は忘れないよ。

完結【ぽ】



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