復活

WCPE で、マーラーが書いた2番目の交響曲がかかっている。

大学生の頃に、こればっかり繰り返し繰り返し聴いていた。

「Auferstehung」=「復活」

「少年の魔法の角笛」を大胆に拡張したような音楽。

マーラーが書いた曲の中では、僕は、これと、第9番をいちばんよく聴いたと思う。

第4楽章「原始の光」は、自分で演奏したりもした。

いまは録音もよく、WCPE でかかっているものを聴くと、以前は聴こえなかった音も聴こえる。

すごい曲だ。

第1楽章のトゥッティで、いや、「やかましく」鳴るところでは、銅鑼がフルパワーで連打されている。昔は、もしかすると、雑音としてしか聴こえなかったかもしれない。

ほとんど暗譜、ではないのだが、覚えてしまっていて、指揮の真似も滞りなくできる。楽譜をおさらいすれば、実際に指揮できるだろうと思う。

第1楽章は、交響詩「葬送」を転用した、重々しい曲だが、これこそマーラーの真髄、とも言える曲。


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