9/1から始まった新仮面ライダー「ゼロワン」！
『令和初の仮面ライダー』ということで注目や期待が集まっていた今作、ついに本日その1話が放送された。
本記事ではその個人的な感想やら諸々をひたすらに綴っていきます。
※1話はYouTubeでも無料配信中！録画を忘れていた人たちや、ふんわりでも興味を持った方々は今すぐこちら(タップで配信動画へと飛びます)をチェックだ！

◆一面に広がるゼロワンの世界！
時代は科学技術の発達した近未来

舞台となるのは「ヒューマギア」と呼ばれるAIロボットが一般的に広く普及している社会。
高い知性を持つ彼らは人間社会に自然と馴染み、与えられた様々な役割を完璧にこなしながら人々の生活を支えている。
そんな中、AI業界きっての大手企業「飛電インテリジェンス」の社長・飛電是之助(ひでん これのすけ)が死亡し、その事をキッカケに世界のプログラムは暴走を始めていくのだった……。

というのが現時点でのざっくりとしたあらすじ及び世界観。
加えておくなら「ライズフォン」という携帯機器も普及しているようで、主人公・飛電或人(あると)がこれから使っていくのは社長専用に設定された「飛電ライズフォン」となるようだ。これがまたバイクに変形する機構を備えているらしく…ん？携帯がバイクに……？それってb

ｱｯﾊｲ飛電インテリジェンスは素晴らしい会社です

◆人類のゼツメツを図る謎の組織
「滅亡迅雷.net」

是之助の遺書によって(というか一度は断ったものの成り行きもあって…)二代目社長となった飛電或人。
彼が仮面ライダーゼロワンに変身し戦っていくことになるのが怪人「マギア」！

「マギア」とは簡単に言うと「暴走プログラムを流し込まれ、怪物化したヒューマギア」。

このマギア化現象を引き起こす黒幕こそが「滅亡迅雷.net」を名乗る謎の男たちである。
彼らはヒューマギアに「ゼツメライザー」を取り付けプログラムをハック・上書き、人類に害なす異形へと作り替えてしまうのだ。

彼らはデイブレイクタウンという地に拠点を置いているのだが…そこはもはや「壊滅都市」と呼ぶべき有り様で 人の息遣いは感じられず、…ただ巨大な鉄の塊だけが街の中央で不気味に在り続けるのみである

この都市が今のような惨たらしい状態へと至るまでにはAIのシンギュラリティがあったとされる。
不破諌(仮面ライダーバルカン)も「歴史は繰り返すのか…！」などと零していたし、果たしてこのデイブレイクタウンで何が起こったというのだろうか…？
また、謎といえば或人くんのお父さん・其雄(それお)が亡くなった事件も。というか其雄さん自身が謎に包まれている。あの機械ボディは一体……？
全くもって先が気になりすぎる話作りである…

◆腹筋崩壊太郎

腹筋崩壊太郎。演：なかやまきんに君。
多くの視聴者に愛され、そして悼まれたヒューマギア。腹筋崩壊太郎ロスという摩訶不思議文字列をこの世に生み出した張本人。
「人を笑わせること」を目的にプログラムされたヒューマギアで、その屈強な肉体から放たれる強烈なギャグで客の心を掴んでいた。(文字通り「力むことで自身の腹筋を崩壊させる」というもの。アンドロイドならではの笑いといえる)
彼は人々の笑顔を思い出して頬を緩めるなど、どこか人間に近い仕草を見せていた。彼もまた或人と同じく、誰かを笑わせたい、笑顔にしたいというエンターテイナーとしての""心""を持っていたのだ。プログラム以上のそれを……。

しかしゼロワン初…令和初の怪人に抜擢された彼は、残酷にもゼツメライザーとゼツメライズキーの力によって邪悪な怪人「べローサマギア」へと変貌させられてしまう。

〇マギア化の手順

①対象ヒューマギアにゼツメライザーを取り付ける。

②ゼツメライザーの「ライズレギュレダー」がヒューマギアの接続端子「ソーンコネクタ」に侵入、滅亡迅雷.netの暴走プログラムを強制ダウンロード・インストールさせる。

③絶滅種のデータイメージ「ロストモデル」が保存された『ゼツメライズキー』をゼツメライズスロットに装填。特殊な周波数によって疑似オーソライズが実行される。

④起動スイッチ「ゼツメローダー」を強く押し込むことで「ワームターミナル」が飛び出し、キーのロック機構を無理矢理に破壊・強制接続を行う。

⑤ゼツメライズキー内の「ロストモデル」が吸い出され、対象ヒューマギアに上書きデータとして送り込まれる。

⑥同時に外装をパージして追加装備を装着させることで「ゼツメライズ」完了。

今回使用されたゼツメライズキーは「べローサゼツメライズキー」。
昆虫の絶滅種「クジベローサ・テルユキイ」のロストモデルが内包されていた。
ちなみに調べてみると「テルユキイ」はかの昆虫大好き香川照之さんから取られているみたい。
なんだかこれからゼロワンを追っていくにつれて絶滅種にも詳しくなれそうな予感…！

べローサマギアは他のヒューマギアに暴走プログラムを感染させながら、両腕の鎌から放たれる斬撃波によって破壊活動を行っていく。

そしてそれを目の当たりにした或人は、ついに仮面ライダーゼロワンへと変身するのだった…！

◆01の世界を駆け抜ける、
仮面ライダーゼロワン！

飛電或人が飛電ゼロワンドライバーを用いて変身する仮面ライダー。飛電ゼロワンドライバーは或人の祖父にして前社長・是之助が秘密裏に設計していたものである。

〇仮面ライダーゼロワンの変身手順

①変身者が腰部にドライバーをあてがう

②ドライバーが生体認証を実行。登録者であればバンドが展開、装着者の腰に固定される。

③ドライバーと装着者の脳とがニューロン接続。
通信衛星ゼアとのデータリンクが可能となり、人工知能に匹敵する演算速度を持ったヒューマンマシンインタフェースが構築される。

④生物種のデータイメージ「ライダモデル」を保管した『プログライズキー』の起動スイッチを入力。これによってキーはオーソライズ待機状態へと移行する。

⑤ドライバーの認証装置「オーソライザー」がキーに内蔵されたデータの状態や外傷を診断。
問題がない場合にはキーのロックを解除し、「オーソライズ」を完了する。

⑥キーを展開することで出力コネクタが露出、「ライズポート」と接続可能な状態となる。

⑦ライズスロットにキーを装填。内部端子「ライズポート」とキーとが接続され、ラーニングが開始される。
同時に保安機構「ライズリベレーター」が展開し、「プログライズリアクター」を開放する。

⑧「プログライズリアクター」がライダモデルとゼロワンシステムを反応させることで、生物の固有能力と人体の相互作用を最大化する形態に変換する「プログライズ」を行う。

※その際に発生する余剰エネルギーはフォトンとなり、炉内に充満することで一部が反射波の役割を果たして内圧を高めるチャンバー効果が発生し、反応を加速させる構造となっている…らしい。
ベルト発光の理屈付けのようなものでもある。

⑨照射成形機「ビームエクイッパー」がゼロワンのパワードスーツや「ライダモデル」をモデリングビームにより照射成形し、装着者に実装する。

これを見ると、いかにゼツメライザーが無茶苦茶な機構をしているかが一目瞭然である。
そもそもキーは
「衛星ゼアに蓄積した生物種のデータを様々な能力に切り分けたデータ・アクティベイトキー」
であり、
「人間の生活を豊かにするため、その能力を安全かつ有意義に利用し、宇宙開発、災害、極地、酷所での人道支援等を視野に作られた」物体であるため、使用にも厳重なセキュリティ・ロックが施されている。
それを滅亡迅雷.netは「ロック機構ごと貫く」という力技でクリアしているのだ。当然そんな事が起きないよう外装は非常に堅牢な素材でできているのだが…ハチャメチャに無理を通してくるのがいよいよ恐ろしい敵である。

◆特撮の特撮たる所以！
最高の戦闘シーンに眼を開け！

そして今回の最大の見所といっても過言ではない
仮面ライダーゼロワンとべローサマギアの戦いだ！

今作のパイロット監督はルパパトでおなじみの杉原輝昭さん！アクション監督を担当されるのはこれまで様々なスーツアクターを演じてこられた渡辺淳さん！さてはてそんな布陣でお送りされた戦闘シーンだけれど…これが本当に…凄い！
ダイナミックなアングル！スタイリッシュなアクション！驚きの演出！次々繰り出される最高の「画」に心を奪われる…引き込まれる……！！カッコ良くて…楽しい…！！！
特にCGを駆使した画作りが光る！
飛来した斬撃を躱し、ゼロワンが車を足場に……飛ぶ！飛ぶ！飛ぶ！この爽快感！
バス内へと突入したゼロワンが、グルンと回る！ボタンを押す！そのままバスを置き去りにして…キックを見舞う！
そして最高潮たる必殺技！マギアを蹴り上げ…バッタの力で空高く跳び…マギアを蹴り落とし……急降下！べローサマギアを…………ブチ抜く！

ラ/イ/ジ/ン/グ/イ/ン/パ/ク/ト

ここでスロー演出！…からの加速！

ラ
イ
ジ ╰(01)╯
ン
グ イ ン パ ク ト

…クール……
非現実と現実が交差し融け合い一つになって、形作るは新たな世界 すなわち「作品」すなわち「特撮」………！
これこそ特撮！これこそ最高！そう思わせてくれる至高の1話だった…。
今だからこそ作れる構図、今だからこそ撮れる画、今だからこそ生まれる世界…！そんな新たな風…新たな時代を象徴するかのような第1話…！これが幕開けなんだ…令和ライダーの…！！
これからゼロワンがどんな物語を、どんな画を魅せてくれるのか、ワクワクが止まらない…！

これから1年間よろしく、
仮面ライダーゼロワン！

※様々な情報の引用元。タップでリンク先へ飛びます。
・仮面ライダーゼロワン テレビ朝日公式
・飛電ゼロワンドライバー解説
・プログライズキー解説
・ゼツメライザー解説
・べローサマギア解説

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◆追記：顔が良い人と推しの話

顔がいい人って…いいものなんです。
見ているとこう…心が…幸せに満ちていくんです。
そういった意味でゼロワンの現レギュラー陣はとてもいいものですよね……良さ……。
今のところ私の推しは社長秘書のイズちゃんです。かわいい。変身講座もかわいいので見て。
全体的なデザインなんかもどこか二次元映えする雰囲気なので、これから増えていくであろうファンアートにもワクワクを高めつつ…ゼロワンを楽しでいくぞー！！