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明日やろうは・・・

大切なことほど、先延ばしにしてしまっていることってありませんか?

仕事や勉強は期限があるから、それでもまだやる方なんだと思います。

そうではなく、本当はすぐにでもできることなのに、
気恥ずかしくて、億劫がって、いつか、いつかになっていること。

例えば、
大切な人への感謝のことばを伝えることだったり
大好きな人へ愛していると伝えることだったり

私は自分の両親になかなか感謝のことばを伝えられずにいます。
近くに住んでいるのに。何度も会うのに。機会はあるのに。

浄土真宗を開かれた親鸞上人が9歳のとき、得度(お坊さんになる儀式)をするためにお寺を訪ねた。しかし、その日は夕方近くだったので、「今日はもう遅いから明日にしましょう」と言われた。

そのときに、親鸞聖人は
「明日ありと 思う心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものかは」
と詠まれたと言われます。

明日もあるだろうと思ってみているこの咲き誇っている桜も、夜に嵐が来て散ってしまうかも知れません。と

できるときに、できることを、伝えられることを・・・

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日曜日の午前、ある一人の男が母親に送る花を注文するため、花屋の前に車を停めた。

年老いた病気がちなその男の母親は、車で3時間かかる田舎に一人で住んでいたが、仕事で多忙なその男は、もう何年も母親とは会ってなかった。

その代わり、母親の誕生日に花を送るようにしていた。

花屋に入る前に男は、一人の少女がバス停で泣いているのに気づいた。

「どうしたの?」と聞くと、少女は答えた。
「ママにバラの花を一輪あげたいけど、お金が足りなかったの。」

「ちょっと待ってて。」
男はそう言うと、花屋に入り、母親に送る花を注文した後、バラを一輪買って出てきた。

「このバラをあげるよ。」
少女は喜んだ。

男は聞いた。
「ママは今家にいるのかい?」
少女は答えた。
「ママはあそこにいるの。」
と少女が指差した方向を見て、男は絶句した。

そこは向かいにある墓地だった。
墓地に入っていく少女の背中を見つめる間、男の目から涙が溢れた。

男は、今自分がすべきことを悟った。

花屋に戻り、さっきの注文をキャンセルすると、花束を買った。

そして、実家に向かうため、車に乗り込んだ。

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昔、あるドラマの中でこんなセリフがありました。
「明日やろうはバカヤロウ」

ステキな名言です。
それぞれに、本当は今行ったほうがいいことを、何かに理由を付けて、後回しにしていること、今日やってみませんか?

いつやるか?いまでしょ!

今日もnoteを読んでいただき、ありがとうございます。


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