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必要か、必要ないのか

こんにちは。
POPコピーライターのナガイユミです。


ゴシック体を書く

POPでゴシック体で書く場合、平筆もしくは角芯のマーカーで書く。

そういえば、級制度があったころのPOP広告クリエイター2級の試験では平筆で書く課題があった。マーカーで書くのも大変だったけど、平筆となると文字の練習だけでなくその前後の準備・片付けがあるから大変だった(笑)

話を戻して…
↓↓↓ 角芯マーカーとはこんな感じ ↓↓↓

ポスカ太字の芯は斜めになっている
ポスカ極太は芯が長方形

メリット・デメリット

まず角芯マーカーのメリットは…

・文字が太く書ける
 ⇒細いマーカーで太く書かなくていい
 ⇒POP作成の時短が出来る

・大きな文字が早く書ける
 ⇒細いマーカーで大きく縁取らなくていい
 ⇒文字を塗らなくてもいい
 ⇒POP作成の時短が出来る

・POPのメリハリが簡単に出来る(書ける)
 ⇒読みやすいPOPになる
 ⇒強調したい言葉が書ける


デメリットは…ズ・バ・リ

コツを習得するのに時間がかかる!
 ⇒挫折する人も多い

角芯マーカーの書き方を教えてほしいと要望はいただいたので、自宅で練習ができるようにYouTubeで基礎だったり、基本だったりを作ったけど…最終的には「書いているところをじっくり観察してください」としか言えなかった。

というのも…
私も角芯マーカーが苦手で、しかも不器用なのでゴシック体が書けるまでに手が吊るくらい練習したし、練習をしすぎてマーカーのインクの減りが早いのでマーカーを箱買いしていた。

ゴシック体は本当に必要?

ひたすら「烏」の練習

「ゴシック体を書けるようになりたい」と言われたら何故なのか必ず尋ねている。

8割ぐらいの方は「(ゴシック体が)書けたらいいなと思って」と言う。

確かに、普段は丸芯でPOPを書いていてもちょっと文字を太くしたいときに角芯マーカーを使ってゴシック体が書けたら便利だし、周りからの目線もちょっと変わる。

ただ習得するのが大変…
普段のPOP作成で使う用紙がハガキサイズ…という方は角芯マーカーを使うことはほとんどないので、実践から習得することは難しい。だから気長に少しずつコツコツと練習することをオススメする。

一方、残り2割の方は「絶対に習得しないと仕事にならない」人たち。店舗専属だったころは新人さんの研修期間内に短期間で教えなければならなかった。

すぐ身につく人もいれば、なかなか上手くいかない人もいる。そのために少しでも分かりやすい表現で伝えなければならない。時にはスパルタになることもあるが、新人さんも仕事なのでひたすらゴシック体を練習している。

しかも文字で一番難しい、平仮名「あ~を」延々と書いている。

必要に迫られていると難しい角芯マーカーでも1ヶ月で書けるようになった。そう…追い詰められるとやるしかない、言い換えると「逃げられない」ので新人さんは必死のパッチで練習をして角芯マーカーが扱えるようになっていく。

たかが角芯マーカー、されど角芯マーカー。
スラスラ書いているように見えるかもしれないが、そこにたどり着くまでに使いこなせるために涙ぐましいエピーソードがある。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回をお楽しみに!


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