【ドライシャンプー】編

■ 実は…な話

動画でも少しふれているが、私は20代で首のヘルニアで手術をした。

首の一部の椎間板と骨を削り、そこに骨盤の一部を首に埋める手術。

つまり骨移植…手術した箇所にプレートを入れずに自然と骨が固定するまでは寝たきり生活になる。トイレはもちろん、食事も寝たまま…寝がえりすらできない「罰ゲーム」のようだった。

洗髪も頭を動かしては行けないので、寝たままでもできるように水を使わないシャンプーを持参するように言われた。人生で初めての水を使わないシャンプー。

1週間、洗髪しないと臭いで目が覚めた。
痒みも半端じゃない。
痒くて目が覚めるのはほぼ毎日。

私は手術のために水を使わないシャンプーを購入した。
しかし、停電や震災などでライフラインがストップした時のために、店舗に商品を取り扱っているのならPOPを張るべきだとずっと言ってきた。

YouTubeで配信している「勝手にコトPOPを書いてみた!」でも取り上げようと、阪神大震災があった
1月にアップするように2023年の年末に準備していた。

皆さんがご存知のように、2024年は能登半島地震。
被災地には支援物資の中に水を使わないシャンプーがあると知ったので、スタッフへの動画提出を先延ばしにした。

何かがあったときに必要とされるものは探してでも買う。
しかし日が経つと「今すぐ使わないもの」として忘れられてしまう。お店の陳列も目立たない最下段の隅っこに追いやられる。

水や電気が復旧したら水を使わないシャンプーは役に立たない?いや、そうではない。

今回の課題商品「ドライシャンプー」のパッケージには普段使いの提案が書かれている。

水を使えない時でもシャンプーをしたい…それはどんな時なのか、いろんな人を観察しているとPOP作成の需要なヒントが溢れている。想像力を膨らませてPOPを書いてほしい。

(203本目)

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