「アレルギーの人の家造り シックハウス•住宅汚染の問題と対策」読了【アレルギー】2008年出版

幼い頃からアレルギーに苦しみ、化学物質過敏症でもあり、自然住宅の建築家である足立和郎さんが書かれた「アレルギーの人の家造り」を読了しましたので感想と気になった部分を書きたいと思います。足立さんは普通の住宅にマスクなしには入れないです。大変ですね。

1990年代から、「シックハウス症候群」として報道されるようになり、2003年に建築基準法の改正(通称シックハウス法)されました。

改正の中身はほとんど何も変わっておらず、

ホルムアルデヒド と
クロルピリホス だけ

規制し、プラス24時間換気が義務付けられました。

建材の代替品、最近では柔軟剤などでもアレルギー症状が出てしまいます。法律で一律に徹底して規制するのは難しいのが現状です。アレルギー患者が日本人の過半数になれば、必然的に徹底して規制されるかもしれません。

最近の住宅は気密性が高いため、生活用品から揮発する化学物質と新築住宅の建材から揮発する化学物質がダブルで襲いかかってくるのでアレルギーが発症•重症化しやすい環境にあると言えます。

北里研究所病院臨床環境医学センター坂部貢先生の調査によると、化学物質過敏症の原因は以下の割合だそうです。

①シックハウス 59%
②農薬、殺虫剤 21%
③有機溶剤    8%
④その他    12%

とシックハウスによる化学物質過敏症が過半を占めるようです。

今の子供は、親世代からシックハウスに住み、食品添加物と農薬漬けの加工食品を、毎日、毎日食べ続け、有害な化学物質の入った芳香剤や整髪料、毛染め剤、防虫剤、消臭剤、合成洗剤シャンプーを使い、空気が悪い仕事や大気汚染が酷い地域で暮らし、タバコや添加物だらけのビールを飲み続けますので化学物質過敏症ガン患者は増える一方とのことです。

おっしゃるとおりです。正常な体の代謝や細胞の入れ替えは不可能に近い状態になってきました。

化学物質過敏症の方はかなりの割合で電磁波過敏症になるらしいです。携帯を耳に近づけると耳はあつくなり、頭がボーっするようです。

アスベストだけでなく、ロックウールやガラスウールも注意とのことです。悪性中皮腫やかゆみの原因になりうるそうです。

IH調理器も問題視されています。ちょうど大人のお腹の高さにあるので妊婦の方や胎児は電磁波の影響をもろに受けます。

電磁波に被爆すると流産や奇形のリスクが増すそうです。1.5メートル以内には近づかないでほしいそうです。これもアスベストと同じで何十年後かに問題が表面化してからでは遅いので私の家はIHや電子レンジはありません。寝るときはwifiやスマホの電波を切るようにしています。

太陽光発電を設置してから電磁波過敏症を発症した方もいらっしゃるようです。

簡単な対策
アレルギー疾患など病気がある人で一般のお店でしか買い物できない人は野菜などは必ず一度湯がいてから使用すると農薬や毒素が若干排出される。

近海魚、大型の魚、貝類はあまり食べない方がよく、肉類の脂身は切り落とし霜降りの肉は特に避けよう。

料理油の使用はできるだけ控え、特に安物の油は使用しないこと。

胚芽のある食品は、胚芽に農薬や毒素がたまるので食べないこと(有機栽培の玄米も同じ)。

発育途中の子供には乳製品を食べさせないほうが良い。アレルギー体質の原因になる場合がある。

オーガニック食品で使われる有機肥料の牛フンなども問題になっているので無肥料栽培か自然農法で作られたもの、あるいは自分で作るのがベストとのことです。

普通の人からしたら大変なことばかりですが、重度なアレルギー持ちの方々にとっては興味深い情報ではないかと思います。

アメリカでは化学物質過敏症の方対応のコンテナハウスやトレーラーハウスがあるそうです。多湿な日本ではなかなかお目にかかれませんがこんなやり方もありですね。

あまりにも詳細で多くのケースが掲載されているので読みのが大変でしたが、著者や患者の方々の経験がありありと書かれ、とても参考になりました。

どなたかの参考になれば幸いです。


この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

2

ポパイマン

コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。