好きな曲のライブ音源を聞いた!
ごきげんよう。
好きな曲のライブ音源を聞きました。本当にそれだけなのですが、心動かされる体験をしたので思ったことを文章に残したくなりました。
僕はUNISON SQUARE GARDEN の「オーケストラを観にいこう」がたまらなく好きです。大好きです。
そして、今回 MODE MOOD MODE ENCORE の音源を聞きました。映像はなく、音のみの世界。しかし、音だけでライブ風景を容易に想像できるような、そんな熱気を帯びた素敵な音楽体験をさせてもらえるCDだったと感じます。はちゃめちゃに良かった。
今回はクローバーとオーケストラを観にいこうに焦点を当てて話を展開していこうと思います。
クローバーについて
このサビの歌詞が良すぎる~!
君をあなたに言い換えて繰り返すことで、たくさんいる”君”という存在の中からたったひとりの”あなた”に対象が群から個へ変換されていきます。そして、その言葉の先には、大げさかと思われてしまうような、巨大な地球という存在でさえ必要ではない、と繋がっていく小さくも大きい物語がたまらなく好きなのです。
クローバーの花言葉は 私を思って/私のものになって であり、好きな人や大切な人に想いを巡らせるこの曲の節々から、抑えきれない独占欲にも似た感情が見え隠れするのは偶然の一言では片づけられない気がします。
さらに、特筆すべきは曲終わりの
であると考えます。曲中で主人公と”あなた”は3回会っていると考えており、1番で1回目、2番で2回目、前述した箇所の2行目で3回目だと思います。
つまり、上記の部分の1行目と2行目で空白の物語があり、その最後の時に主人公は募らせる想いを”あなた”に告白したことになります。
その後の展開は一切語られていないところも余韻とともに想像の波に襲われとても心地が良いです。
思わずため息が零れ出てしまうほど良すぎるのです、田淵智也さんがつくる曲は。
僕とあなただけで構成される美しく、純情で、どこか心の隅をつくようなもどかしさが入り混じる歌詞が好きなんだと改めて認識できた瞬間でもありました。
オーケストラを観にいこうについて
僕はこの曲に恋してます。
この1曲がまるごと小説になってもおかしくないような言葉選びに今日も明日も恋をしています。
どうしようもなくこの曲が好きです。
どうやら恋に落ちてしまったようです。
言葉にできない/筆舌につくしがたい と言った感情はこの曲から教えてもらいました。
本当に好きです。大好きです。
MODE MOOD MODE ENCORE での2曲について
クローバーからオーケストラを観にいこうがお披露目され鼓膜を焼かれてしまいました。すごくすごく良かった。
クローバーの田淵さんのコーラス、オーケストラを観にいこうでの鈴木さんのドラム、そして斎藤さんの声、全部よかったな。
オーケストラを観にいこうでのサビ前ドラムの音があの子のもとへ駆け寄る主人公の様子にピッタリでとても好きです。
クローバーの最後に「好きだよ」と想いを告白した主人公の向かう先が「ねぇ、僕の気持ちに気づいているの?」と不安混じる恋の曲で僕のなかでの固定概念が壊されました。それも見事に。
今まで、オーケストラを観にいこうという曲は片想い中の僕の気持ちを赤裸々に吐露している曲だと思っていました。
しかし、クローバーからバトンを貰うことで彼氏になってから付き合う前とはまた違った不安を抱える僕の歌へ形を変えたのです。
実際に、付き合えたことを祝福するかのように盛大にオーケストラの音が響きわたり、曲が始まります。そこで謳われるのは付き合い加速する君への想いと僕への不安。
同じ歌詞でもどの曲から繋がるのかというだけで、こんなにも姿形を変えるのかと思わず天を仰いでしまうほど良かったです。
そのあとのfake town babyさんに「君が持ってる常識なんかガラクタなんだよ」と言われてしまい完全敗北してしまいました。
いつかオーケストラを観にいこうをライブハウスで聞けることを願って、おやすみなさい。
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