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掌編「鯉」沢渡晶

 物干し台に立つと下に女がいた。シュミーズ一枚の下着姿だった。タケオは伏せって自分の身を隠し、それからそろそろ這いずり寄って女の姿を見た。タケオは十一だった。いまいるのは住込みの職人が辞めてからずっと空き部屋になっている二階の四畳半で、女は向かいのボロアパートの部屋にいて腰まである長い髪を乱して踊っていた。レコードがポータブルプレーヤーの上で回り、異国語の泣いているような叫んでいるような歌声が聞こえてきた。タケオが思い出したのは、昔床屋で順番を待っているときに読んだ若い娘が溺れて死ぬ漫画だった。それとも、死んだ女が川を遡って会いに来る話だったろうか? 踊りつづける女を見ていると、胸の奥がざわざわしてきてなぜかいたたまれず、下腹部を板敷きにこすりつけていた。それから不意に恥ずかしくなって、急いで立ち上がり階段を駆け下りた。

 タケオの家は洗濯屋だったから、一日中蒸気と薬品の臭いが立ち籠めていた。臭いは前の通りと路地にまで洩れて出て、通学中の男の子たちがくせえくせえとわめいてはおめえら人んちの商売にケチつけるんかと職人にどやしつけられながら逃げていくのだった。毎日、父と兄はバイクで近所の曖昧宿や飲食店を回っては、汚れたシーツや染みのついたテーブルクロス、だらしなく丸められたおしぼりを大量に持って帰ってきた。それらは仕分けて帳簿につけられてから、大きな籠で作業場に運び込まれ、ぐらぐら沸き立った湯と薬品の中で、叩かれ、しごかれ、機械で揉まれるのだった。

 職人たちはしょっちゅう入れ替わった。きつい仕事だからなかなか居着かないと母親は嘆き、中学を出たばかりのいがぐり頭も袖口に刺青をのぞかせた初老の男も、家族兼使用人として、ひとしなみにこき使いまた世話を焼いた。口を開くと訛りのあるものが多く、酔うと各地のお国言葉が飛び出した。朝から黙々と働いた男たちは、汗が隈になった作業衣のまま、無言で昼飯を口に押し込み、夜は夜で、タケオと同じ食卓で飯を掻き込んでからそれぞれの寝場所に帰っていく。そうした男たちばかりに囲まれて育ったタケオは、強情で聞かん気のくせに、見知らぬ人間の前に出ると妙に臆したところのあるこどもになった。

 翌日、また物干し台に行ってみると、スミレ色のカーテンがアパートの窓をふさいでいて、夏の風にひらひらと揺れていた。その向こうに、あの女がいるのか、それとも他の何者かがいるのかわからなかった。タケオはスミレ色の光に満たされた空っぽの部屋を想像し、その中で泳ぐようだった女の姿を思った。

 なあ、タケ坊、月が出ているぜ、ほら、と言われて、見上げると、粉をまぶしたような空の中ほどに白い円盤がぽっかり浮かんでいた。朝の光が眩しかった。小便の音をさせながら本当に人間はあの月に行ったのかなあと安本がつづけた 安本は、便所の連子窓ごしに、軒下のタケオに話しかけているのだった。タケオはときどき菓子やおもちゃなどをくれる安本が好きだった。行ったさ。去年アポロ十三号が行ったんだ。だけどその前のアポロ一号は地上での実験に失敗して宇宙飛行士たちはみんな真っ黒焦げになって死んじゃったんだ。そうか、タケ坊はくわしいなあと安本は笑みを含んだ声で言った。安本の隣に別の職人が立ち、やはり小便の音を響かせながら話しかけた。ねえ安本さん、隣のアパートにえらい別嬪の女がいるじゃないですか、たまりませんねえ、あれいつからいるんでしょうねえ。ああ、駄目だありゃと安本がにべもなく返すのが聞こえた。手を洗うため蛇口から水が迸る音がした。あれはヤクザもんの愛人だ。下手にちょっかいを出すとひでえ目にあうぜ。タケオは軒下にかがんで蟻の巣の口を草の茎で崩しながら何も聞いていないふりを装った。

 先日、女が男といるところを見ていたのだった。老年なのにひきしまった軀をした角刈りの男で、やはり下着一枚だけの女の上にのしかかっていた。男の白い尻がそこだけ別の生き物のように上下していた。女は苦しげにしきりに顔を左右にふりそのたびに扇のかたちに広がった髪の毛が畳の上でうねって複雑な渦を巻き海の緑の波のように跳ねた。まるで溺れているかのようだった。そのまま物干し台にうつ伏せて息を殺して見ていると、やがて汗に光った男の腕が伸び、スミレ色のカーテンを荒々しく閉める。泣き声とも苦悶の声ともつかぬものだけが低く響いていた。それでもじっと待ち続けると、やがて再びカーテンは開き、男は下履き一つであぐらをかき、低い声で何かを話していた。女は気のないそぶりでたばこを吸い、その視線がついと窓の外にそれて、タケオはあわてて頭の位置を下げた。女がふっと笑った気がしたのだった。

 天神様の夏祭りの夜、タケオは浴衣を着て暗くなるのも早々に駆け出した。普段かまえない侘びの気持ちなのか、母親が奮発してよこした百円玉を握りしめていた。石の鳥居のところで待っていると、三々五々と遊び仲間が集まってきた。最初に綿あめを食べるか、たこ焼きをつつくかで言い争いがあり、ガキ大将がそれなら自由行動だ、一時間後にここに集合のことと裁定して、こどもたちはてんでに散っていった。

 気づけばタケオは一人きりで参道の人波にのまれていた。露店の裸電球が、日の光よりもはるかにくっきりと周囲の老若男女目元に紅を刷いた女らの顔立ちを闇から切り出すのに驚きながら呆れていた。母親の話では、昔は祭りの日には境内におどろしい見世物小屋が並んだそうで、それは蛇女牛女のたぐいだったが、前世の悪業の報いで見るも浅ましき姿に成り果ててなどという悪趣味な口上に導かれて内に入ると、白い衣装の中年女が本物ともつかぬ蛇を割いて食っているだけでがっかりしたと言い、そのくせ嘘っぱちとわかっていても逆毛の立つほど恐ろしかったと付け加えた。それを言うなら、今金魚すくいの店で泳いでいるでめきんどもも何の因果か人面めいて薄気味悪く、タケオはもちろん知る由もなかったが、この金魚たちにはすでに寄生虫がとりついていて、目の周り口の周りの瘤のうえにやがて幾筋もの白い亀裂が入り、いずれ泳ぐことも餌を食うことさえままならなくなって死に絶える運命だったから、とてもすくって帰りたいとは思えなかった。すぐ隣の鳥屋の前に白いシャツを着た女がかがんでいることに気がついたのはそのときである。横顔から見て、確かにあの女だった。彼女は低い声で歌のようなものを歌っていた。店番の老婆が、買うのか買わぬのかはっきりしておくれと毒づくのも気づかぬ風で、女はタケオには名のわからぬ瑠璃色の小鳥の入ったケージの前にしゃがみこみ、つがいの鳥のように、小声で何かをつぶやいていた。あわいともさいわいとも、うつつともうつろとも聞こえるつぶやきに、小鳥は首をかしげ、あたかも聞き入っている様子だった。それじゃあ買うからこの鳥放してあげて。ジーンズのポケットからしわくちゃの札を投げ出して女は言い、馬鹿言うんじゃないよ、生まれたときから人に飼われてんだ、たちまちトンビかミミズクの餌だよ、と言いかけるのを遮って、金さえ出しゃあたしのもんだ、いいからさっさと放せばいいんだよと凄んだ女の表情はすさまじく、大きな目玉をかっと瞠ると、彼女も人でないような気がした。

 下からふわふわと虹色に輝くあぶくが昇ってきて思わずたじろいだ。シャボン玉だった。アパートの窓から、例の女がストローを突き出して、しきりにシャボン玉を吹いているのだった。

「よお、少年」

 思わず目があった機を逃さずに声をかけてきた。

「シャボン玉は好きか、少年」

 少し足りないのかとまじまじ女の顔を見つめたが、そうした気配は感じられず、むしろ表情は聡く感じられた。返答しかねていると、なんだよ、夜店で一緒だったじゃないかと言われて、さらに度肝を抜かれた。

 あの夜、小鳥が止まり木から飛び移り女の指に乗ったままケージをでた瞬間、一陣の突風が境内の梢という梢を激しくざわめかせて殺到し、提灯を揺るがせ、屋台のビニール屋根をはためかせ、舞い上がる砂埃に顔を覆っていた祭りの客たちが再び目を開くと、小鳥は掻き消えたようにいなくなっていたのだった。風が来た、風が来たと女のはしゃぐ声だけが響いた。

 あのとき鳥を呑んだ梢の向こうの闇の深さにタケオは総毛立ったのだった。一瞬でこの世ならぬ場所に羽撃いていってしまった。そう思い、今もストローを咥えている女の顔に目をやったが、光を浴びて笑っている女はただ無邪気に見える。

「あたしナミ、少年の名前は?」

 仕方なくタケオと名乗ると、タケオタケオと女は節をつけて呼んだ。

「いい名前だ。タケオはそこで何をしている?」

「別に――」

「タケオにひとつ頼みがある」と女は唐突に口にした。

「頼み?」

「その手すりのところに蝶がいるだろう。羽が傷ついて飛ぶに飛べずにいる。その蝶をこちらによこしてほしい」

「よこしてってどうやって」

 半信半疑で物干し台を見直すと、確かに一匹黄色い蝶がとまっている。ありふれた蝶に思えたが、羽の一部が、昨日河原近くのくさむらにいたときにセキレイについばまれ、辛くも逃げおおせたものの、ちぎれて欠けていた。たぶん長くは生きられないだろうと思い、哀れと思う暇もなく、ほら、早く飛ばせてと声が飛んだ。息を吹きかけるとひらひらと舞い上がり、女の立った窓の近くまで流されて、そのままふっと喉元で消えた。女が呑んだようにも思えた。タケオは驚いて息を飲み、と同時に、意味のわからぬ怒りのようなものに襲われて低く叫んだ。

「おまえ、ヤクザの愛人だろ」

「なんなの。餓鬼のくせに。偉そうに。何様のつもり」と叫びが返ってくる。

「知ってるぞ。男といるところ見たぞ」

 ナミと名乗った女は鼻で笑った。

「ほんと、やらしい。こっちだって籠の鳥じゃあないんだ。こんなところ出て行こうと思えば、いつでも出ていけるんだよ。決め事だから従っているだけだ。あんたみたいな餓鬼は雨に打たれて死んでしまうといい」

 たとえばここで本当に雷が鳴り、空を見上げたタケオの鼻面を掠めてばらばらと大粒の雨が落ちてきて瓦にあたって音を立てたのだったら、タケオは青ざめ、驚愕したのだろうが、そのようなことは何も起こらなかった。ただ怒った女が、音を立てて窓を閉めただけだった。にもかかわらず、タケオが後年大人になり子供も設けてナミという女のことなどすべて忘れ果ててしまったあとでも、激しい夕立の降りしきる空間を隔てて、女と向かい合っていた夏の午後があったという記憶だけ残ったのだった。白い紗のように雨は空間を埋め尽くし、水の匂いがあたりに充ち、その水の向こうに、憤怒の気配を放射しながら人のかたちをした何かが佇っている――。

 幸吉という若い職人がいた。まだ二十歳にはなっていなかった。十八の年に田舎から出てきてすぐにタケオの家で働くようになった。女も遊びも知らず、ウブで無口な若者を、年かさの職人たちはかわいがり、小遣いを与えたり飯を食わせたり、幸吉幸吉と呼びたてて連れ歩いていたが、酒の味を覚えてから崩れ始めた。明け方までスナックで泥酔して朝起きられずに仕事に遅れる。ツケの支払いを求める電話が店にかかってくる。タケオの父が意見すると不貞腐れて仕事に出なくなった。業を煮やして母親がアパートまで出向き、辞めたいんなら辞めればいい、代わりは他にいくらでもいるんだ、とどやしつけると、借金取りに責め立てられて弱っていたらしく、しおらしく詫びを入れ、翌朝また早くから働きはじめた。

 ところがそれも半年とつづかなかった。性格のなにが変わったのか、いちいち執念深く被害妄想気味になり、先輩がわざと熱い湯のハネを浴びせたとか聞こえよがしに悪口を言っているとか言い立てて、周囲と険悪になった。どうやら本気でそう思い込んでいるらしかった。そのうえ、タケオの父が立て替えた借金を、毎月幾らかずつ返済している途中なのに、深くなったスナックの女と逃げるために、店の金をくすねようとしたのが露見して、安本ら他の職人たちに問責された。言い争いから手が出て、幸吉はさんざ殴られて姿を消した。父親はあとでそれを知って渋い顔をしたが、結局誰も叱りはしなかった。

 帰り道、呼び止められてふりかえると幸吉がいた。

 タケオは彼を巡るごたごたは知らされていなかったが、幸吉が突如姿を消したことと誰も彼の名を口にしないことには気づいていた。そうしていつのまにか消えていく職人はこれまでもいたから、とりたてて気にかけずにいた。その幸吉が笑いながら手招きしていた。目には不穏な光があった。

 手首をつかんだ幸吉の手は不自然なほど熱かった。タケ坊、学校終わったのか、とわかりきったことを聞き、返事を待たずに歩き出すので、タケオは力任せにひっぱられて呻き声をあげた。しばらく見ないうちに幸吉は痩せていた。青黒く窪んだ眼窩のなかで、充血気味の眼球がせわしなく左右に動いていた。路地から路地へ、街路から街路へ、彼は細く人気のない道を選んで歩きながら、手首を掴んだ手を離そうとはしなかった。ただ意味もなく、ぐるぐると周り歩いているように思われた。

 太陽が西に傾き、建物の影が路上を這った。幸吉は口をきかず、ただ重い息の音だけを唇から洩らしていた。幸吉が捨てろと言ったのでタケオのランドセルは高架道路下の薄暗い公園のベンチに遺棄された。恨むなよ、おまえの家が悪いんだ、と言う尻ポケットからジャックナイフの柄が覗いていることに気がついて、タケオはあらがうことばを失った。

 そうしてどれくらい連れられていたのだろうか。さすがにタケオが疲れ切って足を引きずり出し、夕闇がうっすら足元まで降りてきたころ、さして広くもない河べりを向こうからやってくるのがナミだと心付いた。ナミの全身からは、怒りとも生気ともつかぬ目に見えない何かが噴き出していて目をそらすことができず、ナミも視線を合わせながら近づくと、すれちがいざまに、タケオこっちにおいで、と言われたので磁石に引かれたように幸吉の手をふりほどけば、両手をだらりと垂らして無理にひきとめようとはせず、小柄な背中を丸めている幸吉の姿が猿のように見えた。気力尽きたのかうずくまった幸吉がはるか後ろで小さな影になったとき、あんた殺されるところだったよと囁かれて、初めて膝が震えた。

 土手から水際まで降りる。隠居めいた老人が、食パンをちぎって、水に投げている。

 視界のすみをよぎるようにして、なにか白くて大きなものが降下したのに感づき、はっと顔をあげると、弧を描いて降り立った鷺だった。鷺は細い枝のような脚をまっすぐに立てて水の中に立ち、一度、小さく羽撃たいてから静止した。あんた人でないものになってみたい? 隣のナミが尋ねた。意味のわからぬままうなずくと、ドロップ缶のようなものを取り出し、掌に翡翠の色をした飴玉を落としてよこした。あんた、これ呑むとなんでも好きなもんなれるよ。鳥でも獣でも、どこでも好きなところ行けるよ。

 足元の水面に黒や緋色の鯉たちが集まってきた。丸い口腔を開閉してしきりに餌を求める。翡翠の飴玉を口に放り込むと、意外にも甘みも酸味も感じさせぬまま雪のように溶けてくずれ、しゅっと喉を通過したかと思った瞬間後ろから突かれて水面に落ちた。

 跳ねあがる水の被膜を通して驚き顏の自分と笑うナミの顔が見え、思わず身震いすると、柔らかくしなやかな弾性を介して、己れの身体が速やかに位置を変えたのがわかり、ただそれが心地よくて、身をくねらせ尾びれをふるほどに、自分がすでに水の中に棲まい、水とひとつになって生きて在ることに気づいて有頂天になった。周囲では仲間の鯉たちが、黒や緋の胴体を波打たせながら、我先に落ちた白い塊を呑みこもうと競い合っている。その狂奔に割り込み、目の前の塊を水ごと口腔に含みこむと猛然と飢餓感が沸き起こり、もっと呉れもっと呉れと勝手に体が動き出す。それでも存分に喰い飽きて、水上の人影も去ると、鯉たちは四散しておのおの勝手な方向へ泳ぎだし、自分もまた気のおもむくまま刻々と翳りの濃くなっていく水のなか回遊しては、流されてきたミミズや甲虫、水草や貝のたぐいをあさるうち月日が経ち、落ち葉が水の面を覆う秋、水底でじっと冷たさをこらえていた冬も過ぎると、もはや彼は彼ですらなくなり、砂利の上きらきら耀くものあって近づけば割れてひしゃげたアルミ缶だったのだが、好奇心から顔つっこんだ途端、金属の切っ先が鼻先を傷つけ、走った痛みに刺激されてまだタケオだった頃にまで遡り、物干し台に立つと下に女がいた、シュミーズ一枚の下着姿だった、タケオは伏せって自分の身を隠し、それからそろそろ這いずり遡って未生の過去にいたれば、もはや誰のものでもない河そのものの記憶がよみがえり、天をよぎる影と降り注ぐ炎、我先に水の中に逃げ込む人間たち、しぶきを跳ね散らかし傷つき焼け焦げ痛みと怨嗟の声をあげながら重なり合って倒れては動かなくなったものたちの累々たる屍骸をつつく魚たち、もっともっと時間を遡ることもできたのだがここは反転してかえりみれば、いずれタケオ自身、大なる地震のあった年に膵臓癌にて享年五十一、亡くなるのだったが、もちろん今の自分とは関わりなく、そもそも鯉たる現し身もとっくに滅していて帰属すべき己がなければ、時を超え空間を越えた経験もどこまでも散乱してたとえば誰もいない屋敷の中、卓上灯で文字綴る女それを書く男、それもまた自分であるのだし、虫たち鳥たち風の音、水の軌跡、どれも流れていくことば綴られる文字だと得心した刹那、空から突き入ってきた鋭いクチバシに横腹を貫かれて激痛が走り、天地が反転して呼吸ができなくなり、気づけば先ほどの鷺が浅瀬で小ぶりの鯉をつつきまわしている。隣に立っているナミを見上げれば、ほら、ぼんやりしてるから、あんた死んじゃったよ、と笑った。

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