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⑩世代を問わず心に残る名作 〜Wicked観劇記〜

2022/4/14〜4/20にかけて訪れたニューヨーク。ブロードウェイで観劇した“Wicked”に関する記事です。

2009年に知って以来、大好きなミュージカル作品、『ウィキッド』!満を辞して、ブロードウェイデビューしてきました!!

皆楽しめる素敵な空間

劇場に着いて、客層の広さに驚き…!

アメリカ児童文学の代表作品の『オズの魔法使い』に関連するだけあってか、お子様連れのファミリーが、他作品と比べて圧倒的に多い…!休憩中に、親御さんが「どっちの魔女が好き〜?」ってお子様に聞いていてほっこりしました…!!

お隣席の片方は、1人で楽しみに来た女の子、
もう片方は、友人同士で観にきたお姉様方!!(女性のほうが多いかも…?)
ドロシーの靴(ネッサの靴)を意識して、キラキラシューズを履いて行っていたので、気付いてくれて声かけしてくれたり、
劇場で買ったものを興味津々に聞いてきてくれたりと、
皆さん、わくわくと愛に溢れていて素敵空間でした!!

終演後は、年齢に関わらず、みんな感動して興奮してしまう作品です!!

さらに、劇場が大人数が楽しめる大型劇場で、どの席からでも比較的観やすいのではと感じました!!
と、劇場に『ウィキッド』仕様の装飾がされていて、最高でした…!!

エスカレーター付近の壁に、オズの国の地図が…!


期待を上回る、さすがブロードウェイ!

何度もサントラを聞きまくって期待を高めてきた今回、新たな発見と期待以上の感動を得ることができました!

やっぱり、照明と規模が段違いで素敵でした〜!!!
Defying Gravityが圧倒的なのはもちろんのこと、Dancing Through Lifeで、いろいろなキャラクターたちが変化点をむかえるシーンのつくりが、なんだかとても好きでした。

なんといっても、『グリンダ』の“g”と the “good” witchに関するストーリー展開があって、
日本語で観ていたら知らない筋書きがあったことに、はっとして、ますます好きな作品になりました…!!

ブロードウェイのロングラン作品として

キャストの多くが、ブロードウェイデビューと記載されており、ブロードウェイ俳優の登竜門的な立ち位置作品になっているのかな?と感じました。
たしかに、作品のストーリーがしっかりしていて、歌・ダンス・お芝居のバランスが良く、シーン展開を含め、ミュージカルのオーソドックスな要素を網羅していて、役者にとって経験しやすく、経験して良い作品と考えます。加えて、アメリカの『オズの魔法使い』に着想を得たアメリカ発の『アメリカ』らしさがあるミュージカルです。

今回、黒人初のグリンダとなった Brittney Johnson、素晴らしかったです!彼女の経歴には様々な役が書かれており、“blonde(人気者=白人金髪ルックス)”の壁を破るために、実力を必要とされることを痛感しました。

時代に合わせて、キャスティングを含め『アメリカ』らしさを体現するミュージカルとして、ずっと観られる作品であってほしいです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました!


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