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ーさくら猫とはー

皆さんは"さくら猫”をご存知でしょうか。
保護されて去勢手術を受けて、耳の先端をサクラの花びらのようにV字型にカットされた地域猫(野良猫)の事です。

この"さくら猫”殺処分ゼロを目指す地域猫活動に取り組む猫愛好家達によって行われています。
また、"さくら猫”の活動では動物病院なども重要な役割を担っています。

この"さくら猫”は、保護されたあと去勢手術を受けて地域に戻された猫なのです。
手術のために全身麻酔を受けているあいだに耳をカットされます。

何故このような事をするのかというと、既に避妊・去勢手術を受けている事がわかるようにする為。
目印が無ければ、再び地域猫活動を行う保護団体に捕獲されてしまう可能性があるから。

このような活動が行われる背景には、多くの猫が殺処分されているという事実があります。
猫は繁殖力が高いため、野良猫を放っておくと殺処分される数が増加します。

また避妊・去勢手術を施さないことによって、増えてしまった猫を飼えなくなる多頭飼育崩壊も起きています。
そこで、野良猫が増えるのを抑制するために保護団体が捕獲して去勢手術を行い、目印をつけた"さくら猫"として地域に戻しているのです。

ー地域猫活動になくてはならない動物病院の存在ー

"さくら猫”などの地域猫活動で基本となるのは「TNR」です。
TとはTRAP(捕まえる)、
NとはNEUTER(避妊・去勢手術)、
そしてRとはRETURN(元の場所に戻す)を略したものです。

地域住民と野良猫が共存していくためにも、野良猫の数を増やさない事が大切なのです。

そしてその活動には動物病院の存在は欠かせません
地域猫活動では動物病院の協力のもと、必要に応じて寄生虫の駆除といった処置を行なっています。
費用も安価で対応するなど、活動に協力してくれる動物病院の存在は、不幸な野良猫を増やさない活動の支えになっています。

野良猫も大切な命のひとつです。
そのまま放っておくと殺処分される猫の数を増やすことになってしまいます。
"さくら猫”などの地域猫活動を行う保護団体や個人の愛猫家さん、その活動を支えてくれる理解ある動物病院は保護猫活動になくてはならない存在なのです。


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