「答え」欲しがり屋さん。

「答え」なんてないのに。

ずっと私は「答え」を探していた。

そして、いまだに「答え」を探してしまう。クセになってる。


上司のあたまの中には、きっと「いい企画」があるんだ。

フィードバックを受けたら、それが「正解」なんだ。


心のどこかで、ずっとそう思い込んでいたのかもしれない。完全に「答え」欲しがり屋さんだ。

そのことに気づいたのは、2017年に取材した最後の記事が完成したとき。それはものすごい衝撃だった。

すでにこの仕事をはじめて1年以上経っているのに...と同時に悔しさもふつふつと湧き上がってきた。

*

お話を伺ったのは、コピーライターの阿部広太郎さん

阿部さんは、2015年からライフワークとして「企画でメシを食っていく」という企画と向き合う講座を運営している。さまざまな業界のトップランナーたちを巻き込み「良い企画」を掘りさげていく。全国から応募が殺到する、いま大人気の講座のひとつだ。

良い企画ってなんだろう?

どうしたら、良い企画を考えられるだろう?

阿部さんへの取材で、そのヒントを得たい。そう思って、取材に臨んだ。

阿部さんの言葉はすごく分かりやすい。耳にすっと、心にストンと落ちてくる。ひとつひとつの言葉を大切にしているのが伝わってくる。


1時間の取材で、とても印象に残った言葉があった。

『企画メシ』では取り組み方、向き合い方、「姿勢」を伝えていく場所にしたいなっていうことでした。「姿勢」さえあれば、自分の中に「技術」が根付いていきます。もちろん「技術」の話も伝えますよ(笑)。でも、一人の企画者として、自分の「姿勢」からまず言葉で生み出して欲しいんです。

阿部さんのいう、「姿勢」ってなんだろう。

記事を書きながら、ゆっくりじわじわと明確になってきた。


教えてもらうではなく、学び合う。

自分で考え、自分で言葉にしていく。


企画には「答え」がない。

良い企画はなんだろうと考え続けて、はじめて見えてくる。

もがくから、苦しい。諦めそうになる。


でも、誰かが答えを持っているわけではなくて、

自分自身がおもしろがって、考えることを諦めないことなのかもしれないなあ。


もちろん良い企画を考える技術や、観点を、世の中にあるステキな企画に学びながら。


もう答え探しするのは止めよう。

企画者として大切な姿勢を阿部さんに学んだ。


公開した記事はコチラ


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野村 愛

日記のような、手紙のような編集後記

送り先は未来の自分と、友人に向けて。取材で感じたこと、忘れたくないこと、印象的だったことを自分の言葉で書き残していきたい。
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