α7sⅢ/シネマレンズ

https://www.youtube.com/watch?v=OKfHuLPGFgE

今年撮影と編集をさせていただいた映像の仕事です。

使用した機材
カメラ:α7sⅢ
レンズ:DZOFilm Vespid FF 25mm 50mm 75mm
https://www.system5.jp/products/n_1157157
マウントアダプター:Fotodiox EF-FXRF-FSN-ND(可変ND)
http://www.stkb.jp/shopdetail/000000001567/
ジンバル:DJI RS2

・フォーカスブリージングを抑えたい
・F2.8以下で撮りたい(シネマレンズなのでT値※算出方法は違うようですが同じように扱っています)
・タイトなロケなので、取り回しを良くしたい

この3点の目的があり上記の機材にしました。

レンズのこと

シネマレンズは安価のものがいろいろと出てきて、日本でも購入ができるようになりましたが、レビューが少なく性能の良し悪しが不安なので、ズームレンズは避け単焦点を選択。
※一般的にズームレンズよりも単焦点が高画質

SONY純正レンズ(GM)と比較すると
・コントラストが低い
・シャープさが弱く輪郭がすこしぼやっとしてる
・ブリージングはしっかり抑えられている
・25mmについては結構歪曲するので補正が必要
・25mmは他の焦点距離よりも画質が良くない
という点を感じました。

グレーディングしても、純正レンズのようなパキッとした印象にならないので、逆にフワッとした軽い印象を作れます。

フォーカスリングが同じ位置にあるのでレンズ交換してもジンバルのフォーカスギアの位置を調整しなくていいのと、レンズアダプターに可変NDがついているので、レンズ交換にかかる時間が最小限になったと思います。ただ、レンズ自体の重さと重心の位置が違うので、レンズ交換時にジンバルの調整が多少必要になりました。

絞りのリングにクリックがないので、毎回厳密に正確なT値にはなってないので、神経質な方だと気になるかもしれません。

特徴をあらためて見ると、ブリージングは別として、光学性能のあまりよくないレンズのように思えますが、GMレンズと比べると個人的にもそのように感じます。ただ、パキッとした印象にならないためやさしい独特の空気感がつくれるので、このあたりは映像のトーンやテーマに合わせて使い分けができるといいなと思っています。


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