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2023シーズン。

J2優勝。J1昇格。最高の結果でシーズンを終えることができました。沢山の方々のサポートのおかげで目標を達成することができました。本当にありがとうございました。

個人的にも首位にいるチームのGKとして最低限の結果は出せたという実感があります。もちろん最後まで試合に出続けたいという選手として当たり前の気持ちはありましたけど結果として目標を達成できたので良かったです。

今年は本当に沢山の出来事がありました。多くの方に対して不快な気持ちにさせてしまったことは僕も後悔していますし反省しています。すみませんでした。

僕は相手をバカにしたかったわけじゃありません。チームや仲間をリスペクトされなかったことを許せなかったこと。そして誹謗中傷によって自ら命を経ってしまう人が沢山いる中でどんな理由があろうとも誹謗中傷してはいけないということです。

結果的に火に油を注ぐような形になってしまいましたが一時的な感情でとかそんな浅はかな理由でああいうことをしたわけではありません。もちろん僕の伝え方は良くなかったと自覚はしています。

肉体的にも精神的にも凄くタフなシーズンでした。自分のやるべきことだけに集中すると頭や心で分かっていてもやっぱり難しいです。本気であればあるほどに求めてしまったり疲れてしまったり。時間の経過と共に見えてこなかった部分が見えたりもします。改めて長いシーズンは簡単じゃないなと気付かされました。

そんな中でも仲間に本当に恵まれました。町田には日々成長に向き合う選手が沢山います。それが僕の刺激や活力になってました。ロッカーには常に良い雰囲気が流れていて世代関係なく和気あいあいとしてました。僕はシンプルにそれが結果に繋がったと思います。どういう立場、状況でも歯を食いしばってチームを優先できる選手達でした。今年でプロ11年目になりますけどこういうチームを経験できることはなかなかありません。本当にありがとうございました。


僕は今年も自分がどんな立場、状況だろうがやりきった。その時できる最大限の努力はした自負がある。過程を大事にしながら結果を出すこともできた。自分がチームの歴史を変えた一員になれたことを誇りに思います。

個人的な今年のプレー分析をします。

31試合29失点。もちろん上を見ればキリがありませんが個人的には悪くない数字だと思います。勝敗を分ける場面でのPKストップも2本ありました。得点に関与したのも4.5点あったと思います。マンCのGKエデルソンで昨シーズンプレミア最多の7点に関与したことを考えると悪くない数字です。もちろん自分がJ2だと言うことは分かってます。

その反面、僕自身のミスで負けた試合もありました。動作エラーが無かったら感覚的に防げてたシーンもありました。今年は去年以上にフィジカル的なトレーニングを増やしてきました。整えることよりも強化することを優先して身体に負荷が常にある状態にしながらシーズンを進めてきました。とにかく量をやって自分の限界値を更新すること。それによって質が落ちる時期ももちろんありました。それでもシーズン通してトライし続けた結果沢山の発見がありましたし、より自分の身体や動作を深く知ることができました。

これは本当に僕が通わせてもらっているジム。JPECの河口正史さんのおかげです。出会いに感謝です。そしていつも練習後に身体をケアしてもらいながら扱う筋肉の場所や情報を丁寧かつ分かりやすく知識として与え続けてくれた濵田トレーナーのおかげです。ありがとうございました。



忘れもしない10月11日。父が亡くなってから1か月を経過した頃でした。久々に出場した甲府戦でボロボロになってもう練習に行くことをやめたいと奥さんに言った時でした。奥さんから妊娠したことを伝えられました。その瞬間本当に身体が軽くなったというか不思議な感覚で言語化することができない体験でした。

自分が父親になる。それから消えかけてた気力と体力。サッカーに対する情熱や熱量を取り戻すことができました。あの日のことは生涯忘れることはありません。あの日から僕は身体に新しいエンジンを積みました。奥さんの妊娠が分かって僕は本当に救われました。

僕の人生で大事なのは表面的なものじゃありません。どんなにメディアで綺麗に聞こえる言葉を並べても意味がないからです。行動が伴わないと心には響きません。だから僕は自分が1番の挑戦者でありながらその想いや行動を言葉にする。


SNSは自分を必要以上に大きく見せたり、匿名で誰かを傷つけたり、他人と比べて優越感に浸る場所ではありません。都合の良いように言葉を切り取ることだっていくらでもできます。

僕は常に自分が感じたことをそのまま書き出しています。結局最後はより内側の部分が大事だとこれまでのプロ生活で実感しています。自分で気付くことや感じとることの大切さです。誰かが手を差し伸べ続けてくれるほど甘い世界ではありません。自分と向き合う時間をどれだけ作っていけるか。改善する為の努力ができるかです。

僕の中ではもう2024シーズンが始まっています。さらに成長した姿を見せれるように、自分の目標に辿り着けるように引き続き頑張ります。今シーズンも沢山のサポート、声援ありがとうございました。そしておめでとうございます!!

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