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アフリカで写真を撮る楽しさに目覚めた その1

まだ会社勤めしていた頃、某クルマメーカー(写真見たらあとでバレますが……笑)のカタログや情報誌を作っている広告の制作会社にいました。

自分はカタログではなく、情報誌の制作のほか、モータースポーツにも関わっていました。当時その会社はWRC(世界ラリー選手権)に参戦しており、トップ争いをする実力を持っていました。勢いもあったせいか、年に何度か海外のラリーにも出張することもありました。

そんなある日、アフリカで行われるサファリラリーへの取材に行かないか、という話がありました。その年のサファリラリーはWRCから外れていたのですが、この頃そのメーカーではディーラー所属のメカニックたちを全国から選抜し、研修としてサファリラリーに派遣していました。その密着取材に行く人間を社内で募集していたのです。

アフリカなんて、英語もしゃべることができない自分が、個人で行くなんて考えられない土地だったし、こんなチャンスはないなぁと思っていましたが、正直「コワイ」という気持ちもあって、ちょっと躊躇していました。大口叩いたりしますが、けっこうビビりなのです(笑)。

もう時効だからイイと思いますが、その頃同じモータースポーツを担当している女性の同僚がいて、この娘が行動力がスゴいし、英語もペラペラ。アフリカ行きにその娘が立候補していましたが、会社的には危険な地域に女性社員を派遣するのはイヤだったみたいで、行く気があるのであれば行ってくれないか、と頼まれました。そのほかにも行きたい人はたくさんいただろうに、オイラに言ってくれたのはありがたいことだし、行きたいという気持ちは強かったのでふたつ返事で引き受けることにしたのです。

ついに行くことになったアフリカ。
その行程は思ったよりも大変だったのでした。

続く

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