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片鼻呼吸『ナーディショーダナ』呼吸の効果

おはようございます\^o^/。
本日は久しぶりにヨガに関わる話を書きます。ヨガにはいくつか呼吸法があります。その中の片鼻呼吸『ナーディショーダナ』呼吸をご紹介します。


ナーディショーダナとは

ナーディーはサンスクリット語で『エネルギーの通り道』の事を言い、ショーダナは『浄化』という意味があります。
合わせると、エネルギーの通り道をきれいにする。になります。

エネルギーの道をきれいにすることで、良いエネルギーが入りやすくなり、やる気や集中力がアップします。右鼻は交感神経・左鼻は副交感神経が司り、片鼻ずつ行う事でバランスが整うとされています。
これはヨガ的な答えになります。

私もそうですが、どちらかの鼻が詰まってる人多いと思います。寒暖差アレルギーがあるので、粘膜が弱いから鼻がいつも詰まっているのだ。と思っていたら、どうも違うようです。

片鼻が詰まっているのは正常なことだそうです。
鼻の粘膜の乾燥を防ぐために、自律神経が鼻の粘膜を2~3時間おきに交互に膨らむようにしているのだと。(交代制鼻閉 こうたいせいびへい)

鼻呼吸をすると鼻の粘膜で一酸化窒素が作られ、一酸化窒素には血管を拡張させる働きがあるので、脳や全身に酸素や栄養がスムーズにいきわたり、自律神経が整うことになるという、メカニズムだそうです。

ノーベル賞受賞者も『片鼻呼吸』を推薦

ロバート・ファーチゴット、ルイス・イグナロ、フェリド・ムラド博士らは一酸化窒素が心血管系システムで重要な情報伝達機能をになっている事を発見して、1998年にノーベル生理学医学賞を受賞しています。

なので『片鼻呼吸』は別名『ノーベル呼吸』とも呼ばれています。

偶然なのか、なんとなく実感していたからなのか、インドのヨガ行者は凄いですね。ノーベル賞受賞者より早く気付いていたなんて。

という事で、効果の信憑性は高まっています。
嬉しい限りです(❁´◡`❁)。

一酸化窒素には、血圧の調整・恒常性の維持・神経伝達・免疫機能・呼吸機能に重要な役割をはたし、片鼻呼吸で一酸化窒素を増やすことで、血圧やコレステロール値が下がり、高血圧や脳卒中など、効果がある事が研究で明らかにされています。

注意点として、高血圧や心臓、呼吸器系に持病のある方は、先生と相談してください。悪化させてしまうと大変です。

『ナーディーショーダナー』片鼻呼吸の方法

流派などによって、いくつか方法はあると思いますが、簡単な方法をご紹介します。

右手の中指と人差し指を折ります。右手親指は右鼻を抑え、薬指で左鼻を抑えます。やりずらい場合は親指で右鼻・人差し指で左鼻を抑えてください。

1:右手親指で右鼻を抑え、左の鼻から息を吸います。
2:今度は薬指(人差し指)で左の鼻を抑え、右鼻から息を吐きます
3:息を吐ききったら、そのまま右鼻から息を吸います。
4:息を吸いきったら、親指で右鼻を抑え、左鼻から吐きます
これを交互に行います。
最後は左鼻で終わらせます。

5~10分くらいで良いと思いますが、無理に続ける事はせず。自分が心地よいと思える時間、回数で大丈夫です。

ポイントは吸う事より、吐く方を意識してください。
息を吐かないと、酸素を取り込むことができません。

吸う時間が5秒ならば吐く時間を10秒ぐらいにするなど、息は吐ききります。吐ききると自然と吸いたくなるので、沢山の酸素を吸う事ができます。

まとめ

呼吸は簡単でお金もかからず、緊張や自律神経の調整などに効果を発揮します。呼吸が浅いと精神にも体にも良い事はありません。

呼吸の効果が得られない人は、もしかしたら呼吸自体が浅くて速いかもしれません。意識的にゆっくりで深い呼吸をしてみてください。

続けないと上手く出来ないかもしれませんが、隙間を見つけてやってみてください。続けるうちに、意識して呼吸をする時、外の世界と少し距離ができる感覚が得られ、落ち着いて集中力が高まるのを感じる事ができると思います。

鼻づまりも改善されることがあるので、詰まりが気になる時もおススメです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございます。

どなたかのお役に立てます様に。


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