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最近おっさんが仕事に来ない。そんなことより、僕はひらめいたんだ!これは、あくまで善意だ!


おっさんが近頃
仕事を休みがちだ。
どうやら、噂によれば
足を挫いたらしい。


そして
家の中を這いつくばって
移動しているみたいだ。


でも書いたように
僕の今までの
人生で出会った中で
群を抜いて
一番足関節が固い
おっさん。


人より動かない足関節を
挫いてしまったので
痛み倍増・治り激遅
なのだろう…


スポーツでもしたのかな?
いったい何が
起きたんだろう…?笑

~~~~~~~~~~~~
さて今日の本題。
ある日
ジャジャ子は
帰宅前に
なんだか不思議な気持ちになった。


ジャジャ子(;・∀・)
(こんなん書いたっけなぁ…?)


ジャジャ子が見つめる先には
ジャジャ子が
職場に履いてきた
スニーカーがあった。


ジャジャ子
(おかしいなぁ~…)


やっぱり
不思議に思った
ジャジャ子は
近くにいたスタッフに
質問した。


ジャジャ子
「なあなあ~
 私こんなところに
 名前書いたと思う???笑」


スタッフ
「う~ん。。どうやろな~
 まあでも、ジャジャ子の名字やし
 自分で書いたんやろうな~笑」


ジャジャ子
「そうかな~おかしいな~
 靴履き間違えるようなところ
 行ったっけな~(;・∀・)
 
 それにしても
 ださいな~これ笑」


そう。
ジャジャ子のスニーカーの
引っ張りながら
履く部分とでもいおうか


名称的には
”シュータン”という
テロテロの部分の裏側に


ジャジャ子の名字
仮名:田中
とクッキリはっきり
両側に
書かれていたのだ。


靴箱にしまい込んでも
田中がちらっと見える
ダサさだ。


~~~~~~~~~~~~~
時は遡って
二・三日前。
1人休憩室にいた僕。



(なんか、
 おもろいことないかな~
 ひまやな~)


休憩室内を
ぶらぶらと歩き回る。


気が付くと
靴箱の前に立ち止まり


目の前には
少し使い込まれた
ジャジャ子の
スニーカーがあった。


スニーカーは
シュータンの裏の部分が
見えるように
テロっとのけぞっていて
そこに
広いスペースがあった。


僕 
(!!!!)
・・・(‘ω’)



(いいこと見つけた♪)


おもむろに
休憩室を飛び出して
サインペンを取りに行く僕。


すぐさま無人の
休憩室に戻ってきて


ジャジャ子の
スニーカーの
シュータンの部分に
昔、小学校の頃。


オカンが
他の子の物と
間違えないようにと
書いてくれたお名前を
思い出しながら


僕も
時を経て
ジャジャ子の
スニーカーの
シュータン裏に書いてあげる。


あくまで善意。
むしろ、やさしさ。


僕はジャジャ子の
スニーカーの
シュータン裏に
”田中(仮名)”と記した。



(これで……よしっと♪笑)



~~~~~~~~~~~~~
それから
時は進むこと
二・三日後。


ジャジャ子スニーカーの異変に
気づく。


ジャジャ子は
帰宅前に
なんだか不思議な気持ちになった。


ジャジャ子(;・∀・)
(こんなん書いたっけなぁ…?)


ジャジャ子が見つめる先には
ジャジャ子が
職場に履いてきた
スニーカーがあった。


シュータンの裏側に
ジャジャ子の名字
仮名:田中
とクッキリはっきり
両側に
書かれていたのだ。


~~~~~~~~~~~~~
それから更に
二・三日後。


朝の時間に
ジャジャ子と出くわす僕。


怒られるやろな~笑
と思っていたが


何も言ってこないジャジャ子。
むしろ上機嫌で
最近のことを話してくる。


そこで意を決して
聞いてみた。



「ジャジャ子さん…
 
 怒らへん?笑」


ジャジャ子
「なによ…笑」



「怒らへんねやったら言うわ笑」


ジャジャ子
「なんでやねん、怒るわ笑」



「ほな、言われへん…笑」


ジャジャ子
「なによ笑 気になるやんか笑」



「怒るやん笑」


ジャジャ子
「もうわかった笑
 怒らへんから言うてみ笑」



「絶対怒らへん?笑」


ジャジャ子
「怒らへん怒らへん笑」



「あんな…
 ジャジャ子さんの
 スニーカーの…」


かくかくしかじか…


ジャジャ子
「…………笑


なにやっとんねーん笑」


ジャジャ子
「自分でこんなとこに
 名前書いたっけな~って
 思ってたやないか~笑
 何やっとんねん笑
 いい加減にしいよ~爆笑」



「誰かが
 履き間違えるかもしれへんから
 名字書いといたんやん笑
 善意やん笑」


ジャジャ子
「そういう問題ちゃうやろ~爆笑
 めっちゃださいやないか~怒」



「怒らへんって言ったやないか笑」


ジャジャ子
「まあ…そうやけど
 なにしとんねん~笑」




~~~~~~~~~~~~~~~~
それから
カミングアウトジャジャ子の後
何週間か経った。


その間
ジャジャ子はというと
そのスニーカーを見た
他のスタッフ達に


自分の持ち物には
名前を書くタイプやと
思われていた。
被害者(二次災害)


~~~~~~~~~~~~~
そして今日の昼過ぎ
僕が仕事をしていると
美奈代ちゃんが
ニヤニヤしながら
スマホを片手に
近づいてきた…


自信満々に
見せつけられる
ジャジャ子スニーカー…笑


美奈代
「めっちゃダサない?爆笑」


全ての経緯を
全く知らなかったみたいだ。



「え…
 それ書いたん俺…笑」


美奈代
「これはあかんわ爆笑」



「善意やってんけどな…笑
 ちょっとだけ反省してる笑」


美奈代
「いや、そうじゃなくて
 これはダサすぎ…爆笑」



「せやろ♪爆笑」


それから
しばらくして
再び
美奈代ちゃんが
やっぱりニヤニヤしながら
スマホを片手に
近づいてきた…


絶対
笑い取ったんねんと…
自信満々に
見せつけられた
スマホの画面。


そこには…
おっさんと美奈代ちゃんの
LINEのやりとりが
映し出されていた…


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また次回。


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(๑╹ω╹๑ )