Ashitani Hinano

「食」と「人」をテーマに書いていきます/月に一度都内のレンタルスペースで日本茶を淹れま…

Ashitani Hinano

「食」と「人」をテーマに書いていきます/月に一度都内のレンタルスペースで日本茶を淹れます/お知らせはinstagramにて@hinap1219

マガジン

  • 日本茶の畑のトリコになる

  • 手帳つくる日記

    遅刻と物忘れの常習犯。いつもあたまがとっちらかっててつらい。そんな生活を「整える」ために、自分でスケジュール帳を作ってみました。その過程で調べたこと、考えたことの記録です。

  • タイ旅行記 A版 2018.07.11-19

    20歳のとき、はじめての海外ひとり旅・タイへ行ったことの記録。2パターンあります。A版→自分のエッセイ/B版→架空の人物目線で書いたエッセイ

  • おきのえらぶ島滞在記

    2021.02 鹿児島県沖永良部島に約2週間滞在した時に思い出深かった宿・食・自然の記録。

最近の記事

急須の街常滑へ②やきもの散歩道

日本に6つある「六大古窯」のひとつである常滑。名鉄線の常滑駅から徒歩5分くらいのエリアに「常滑やきもの散歩道」と呼ばれる場所があります。焼き物の工房や販売店が密集していて、半日くらいかけて散歩するにはちょうど良い場所です。 散歩道の風景を一部、紹介します。 やきもの散歩道では、やきものの工房や販売店に入ることももちろん、楽しみのひとつです。 お店の中に作業スペースがある「石水窯」さん。焼き物が並ぶ店の中に攻防があるような作りが面白いです。 「他と違う形にしたいんだよな

    • 急須の街常滑へ①磯部商店さん

      「常滑の急須」ときくと、どんな急須を想像しますか。「赤色の急須」というイメージがあるでしょうか。実際に行って出会った急須と、街の様子を紹介します。 ・・・・・・ 急須の名産地、愛知県常滑市にあるいそべ商店さんにお邪魔しました。 常滑市は知多半島の中部に位置しています。いそべ商店がある場所は常滑市駅からは車で10分程度。やきものの専門店があつまる「とこなめセラーモール」の一画にあります。50名程度の作家さんの急須や器を扱っているそうです。 レジェンドと呼ばれるような作家

      • 目指すは30人で100キロ以上「手摘み」収穫の日 狭山市/大西園さん 

        「手摘み」がスタート  4月半ばをすぎたころから、「狭山茶」と呼ばれる茶の産地でも新茶の収穫が始まりました。入間市の大西園さん(「五煎かけて変化を感じる「手もみ茶」の飲み方 中島毅さん」で紹介https://note.com/porno1/n/n968e278d861b)では、4月の21日から収穫がスタート。 通常、茶葉は機械を使って刈り取る場合が多いですが、手摘みで収穫する場合もあります。4月27日、手摘みの日に参加しました。今年は30名ほどの摘み子さんが集まっていまし

        • 五煎かけて変化を感じる「手もみ茶」の飲み方 中島毅さん

          日本茶の畑や淹れ手の方に取材して書くコーナーです ↓ 第一弾 今回訪れたのは狭山茶の名産地、埼玉県入間市。「金子台」と呼ばれる丘に茶畑が密集している。東京ドームでいえば86個分ほどの広さのある、東京から最も近いお茶どころだ。このエリアの名産である「深蒸し狭山茶」はまろやかな甘みがあり、濃い緑色がでる特徴がある。 ここには手作業で茶葉を加工する「手もみ」技術を競う全国手もみ茶品評会で8度、日本一になり「永世茶聖」と呼ばれる方がいる。大西園製茶工場の14代目、中島毅さんだ。原

        急須の街常滑へ②やきもの散歩道

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        • 日本茶の畑のトリコになる
          2本
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          17本
        • タイ旅行記 A版 2018.07.11-19
          6本
        • おきのえらぶ島滞在記
          6本

        記事

          2代目のはじまり セカンドストーリーコーヒーロースターズ店主 水谷佑輔さんインタビュー

          水谷佑輔さん(26歳)。コーヒー焙煎所セカンドストーリーコーヒーロースターズ店主。 2020年4月より東小金井・国立を拠点としてカフェ間借り営業を行うほか、マルシェにも出店する。日本ではまだ輸入量の少ない、タイ・チェンライ産の豆をハンドドリップで提供、紹介している。 今のお店は前オーナーから引き継いだときいて、それまでどんな経緯があったのだろうかと気になり、取材をさせていただいた。 「タイ、行ってみたら?」水谷さんは、自身が直接訪れたタイの農園から豆を輸入している。その

          2代目のはじまり セカンドストーリーコーヒーロースターズ店主 水谷佑輔さんインタビュー

          ハーモニカには「荒野」がある ハーモニカ奏者 深沢剛さんインタビュー

          先日参加したピアノの発表会にて。グランドピアノが置かれたステージで、ギター用のマルチエフェクター(足元で音色操作ができる機械)をつなぐ男性がいた。楽器はどこだろう、と思ったら、ハーモニカの演奏者さん。演奏曲は、映画サウンド・オブ・ミュージックで有名な「My Favorite things」。独特の緊張感が漂うリハーサルタイムに、吹き抜ける風のような心地の良い音で、「ああ、演奏って楽しいよなあ」としみじみ感じた。 それが、ハーモニカプレイヤー深沢さんとの出会いだった。 今年

          ハーモニカには「荒野」がある ハーモニカ奏者 深沢剛さんインタビュー

          おきのえらぶ滞在記no.5 -どこに住んでも・・・-

          思い込みだった「島」のイメージ沖永良部島への旅行は、自分にとって人生初めての離島への旅でした。 緊急事態宣言中だったので、おおぴらには言いにくいですが… 当時、私は新卒で務めた会社を何の計画もなく退社(8カ月で)したばかり。毎日遊んでいたので楽しいのですが、これからどうやって働いたらいいんだか、どうしたらよいかわからなくて、不安でした。 そんなとき、沖永良部島のことを聞きました。 自分の住んでいる東京から離れることで、一旦リセットして次の動きに映れるような気がしたので

          おきのえらぶ滞在記no.5 -どこに住んでも・・・-

          おきのえらぶ島滞在記no.4 -シーフードは外せない

          舞台は島 ということで 島のお魚の話をします。 1. おさかなの食べられるお店 島の居酒屋さんでは、モズクの天ぷら、きくらげの天ぷら、夜光貝など、首都圏の居酒屋さんではほぼ見たこともないようなメニューがもりもりでした。 ○もずくの天ぷら/郷土料理 草 ○夜光貝のお刺身/郷土料理 草 特に夜光貝。この貝は鹿児島・沖縄近海が主な漁場となっているため、都内ではあまり食べられない食材だと思います。コリコリとした食感、かなり歯ごたえがありました。 〇島魚の海鮮丼/創作料

          おきのえらぶ島滞在記no.4 -シーフードは外せない

          おきのえらぶ島滞在記no.3 -あっちにもこっちにも- 島産きくらげ

          沖永良部島のお土産物屋で、島産のきくらげを見つけました。 試しに乾燥きくらげを鍋にいれてみると…どんどん膨らんでびっくりするほど大きくなりました。こりこり?いや、おおげさに言えばごりごりととした食感。いや、ぷりぷりかな。とってもおいしかったです。 きくらげは島の名物食材であり、その後いろんな種類の料理と島で遭遇しました。 このページでは、きくらげを使った料理と、その生産現場を紹介します! 1. 島のきくらげ料理 島内の食事処でみかけたきくらげ料理を紹介します。

          おきのえらぶ島滞在記no.3 -あっちにもこっちにも- 島産きくらげ

          おきのえらぶ島滞在記no.2 -1人旅も、寂しくないよ -47 hostel

          約14日間の滞在中、朝から晩まで外に出ず、ホステルで過ごした日もありました。とっても居心地の良い場所だったのです。 私が宿泊したのは、フェリーが発着する和泊港から車で約5分くらい、和泊町の漁業協同組合のすぐそばにある、47hostel(よんななほすてる)です。 ↓朝方、宿の外に出てみるととこんな景色がみられる場所でした。 1. 価格、2000円代から泊まれる…! 宿には何種類かタイプがありますが、私が宿泊したのは一泊2300円と、お値段安めのドミトリーでした。 200

          おきのえらぶ島滞在記no.2 -1人旅も、寂しくないよ -47 hostel

          おきのえらぶ島滞在記no.1 -島の地底探検へ-大邪洞

          沖永良部島は、海の底にあるサンゴ礁が隆起してできた島です。島内には、洞窟が約200カ所あるといわれています。その貴重さから、これまで全国各地から探検部の大学生が研究にやってくるほど。 この洞窟探検を、洞窟初心者でも体験できるアクティビティがあります。ケイビング、(洞窟=Cave+ing)といいます。 日本ではまだあまりメジャーではありませんが、海外では洞窟保護の観点からも有名なのだとか。 私は、島の洞窟のなかでも初心者向けだという「大蛇洞」のケイビングを体験してきました

          おきのえらぶ島滞在記no.1 -島の地底探検へ-大邪洞

          おきのえらぶ島滞在記no.00 -離島へ

          今年(2021年)の2月、鹿児島県の離島、沖永良部島へ2週間ほど滞在しました。島に移住をした知人がSNSにアップしていた写真をみて、興味をもっていた島でした。 このブログでは、島の暮らしを知りたい人、のんびりとした観光をしたい人に向けて、なにか参考にしていただければと思い、旅の思い出を紹介します。 このページでは沖永良部島の大まかな特徴と行き方を紹介しています。 -沖永良部島(おきのえらぶしま)- 鹿児島市から南へ、552キロメートル。沖縄本島と鹿児島県のちょうと真ん

          おきのえらぶ島滞在記no.00 -離島へ

          手帳つくる日記day17 ~頭がとっ散らかって辛い人へ~

          人知れずひっそりと更新しているこのブログですが、これは、「普通の生活を送るのも結構大変」と感じる人のヒントになるんじゃないか、と思うので公開しています。 例えば、驚愕するほど事務的な作業ができない人に読んでほしいです。(優先順位が決まらない、3秒でものを忘れる、間違える、もろもろ)。ちなみにこれは私です。 はい、本題に入ります。 今日は、私の手帳の使い方を書きます。 私は、毎晩寝る前の15分と、毎週日曜日の夕方、長い時は5時間くらいを、この手帳管理にあてていま

          手帳つくる日記day17 ~頭がとっ散らかって辛い人へ~

          手帳つくる日記day16 ~なんだか整ってきました~

          手帳つくる日記を先月noteにあげはじめて、はや1カ月半くらいがたちました。   このブログを書きながら、なんとなく手帳のたたき台ができ、そして何週間か経つうちに、そのたたき台は大分、自分でも扱いやすい形になってきました。 さて、手帳がひとまず使えるようになってくると、私の無責任なところがでてきて、それと合わせてブログ更新も止まってしまうという… それでも良いかもしれないけれど、これを見ていた人は「何だったの?」と思うかもしれないので、その後どうなったかを書きます

          手帳つくる日記day16 ~なんだか整ってきました~

          手帳つくる日記day15

          「コミック(マンガ)書体って奥深い!」を読んで 今日はそもそもどんなフォントがこの世にあるのかを見てみようと、検索してみました。株式会社フォントワークスという会社が少年漫画向けフォントの制作裏話を紹介する記事を読みました。 ※フォントワークスは、デジタルフォントの制作事業を行っている会社だそうです。企業のホームページに、これまで制作したフォントの制作秘話や、社員さんのブログが掲載されていて、読み応えのありそうなホームページだなと思いました。 開発のきっかけは、共同印刷か

          手帳つくる日記day15

          手帳つくる日記day14 〜フォントに興味を持ち始める〜

          自分で作ったデザインを、ルーズリーフに印刷して、バインダーに挟んで使い始めました。 取り急ぎは、自分が予定を整理しやすくなる手帳ができれば良い、と思っていましたが、せっかくなので紙や文字についてもう少し考えてみます。 今日は、家にあった「文字本」という本に目を通しました。 広告代理店でアートディレクターを務め、現在は日本タイポグラフィ協会の会長でもある、片岡朗さんの著書です。内容は、片岡さんの自伝でありながら、フォントの紹介でもあります。各ページごとに異なる版組とフォン

          手帳つくる日記day14 〜フォントに興味を持ち始める〜