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ささやかな復讐 ーーコメディーー ーのつもりーーーー電車の中でパパッと読める!

嫌味なカレシのささやかな復讐

このままアーンすると、奴の手ごと食らうことになる。 さあ、どうする⁈

以下ストーリー

バレンタインを、23時55分というギリギリで非常識極まりない時間に渡した彼女に、男の娘であり彼氏である奴は気にしてない風を装いながらも密かに嫌味な復讐を企てていた。

ちなみに奴は今日、彼女のスカートを履いている。これも彼女に対する嫌がらせの一環だったが、代わりに温かい彼氏のズボンを履けることになった彼女はご機嫌である。

次々と嫌がらせをかわしていく彼女に、奴はとっておきの嫌がらせを用意したようだ。
そう。ホワイトデーと言えば、バカップルといえばで定番の「アーン」で、ある。普通ならキュンキュンしても良いところを嫌がらせに使うとは大した野郎である。

具体的に何をするかって?
そんなの決まってる。「アーン」を、わざとしにくい角度で渡すのだ。そしたら食べる側は、大きく口を開けて変な顔になってしまうのだ。そしてそれを奴(彼氏)に見られる。なんたる屈辱、そしてそんなことを思いつく奴はなんたる嫌味な男であろうか。

だが、相手はこんな奴と保育園の頃から付き合っている彼女である。こんな嫌がらせには慣れているようで、奴の手から、手でクッキーをヒョイっと取って、逆に「アーン」を催促し出したのである。
しかも優しい食べやすい角度で。さすが保育園の頃からの付き合い、手馴れている。…
…、……や、なんでそんな嫌味な奴と付き合ってるんだ?

そう思った貴方は思考力が強いとお見受けする。是非フォローしていって、また僕のはちゃめちゃな文章に挑んでもらいたい。

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