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気の狂ったサリー  電話編  1分で読める

〜電話にて〜

pルルルル  pルルルル …ー


(ジョンソン)助けてくれ渚‼︎隣の芝生が青いんだ!!

(渚)落ち着けジョンソン、何が問題なんだ。

(ジョンソン)青いんだよ!!

(渚)つまらないギャグか?

(ジョンソン)違う。コバルトブルーだ。


(渚)オイオイ、会話してくれよ。

(ジョンソン)マジなんだ。サリーの唇くらい青い。

(渚)…。

(ジョンソン)オイ、どうした?

(渚)今、隣にサリーがいる。

(ジョンソン)…。 もしもしサリー? …もしかして聴いてた?

(サリー)ええ,ジョンソン。ちなみにあなたの隣の家は私のグランドファザーの家よ。ああ気にしないで?これからあなたの屋根を真っ赤にして、貴方の顔も青くしてあげるわ。私に負けないくらいね。

(ジョンソン)……。

(渚)もしもしジョンソン?!今ライター持ったサリーが石油トラック盗んでお前の名前叫びながらお前ん家の方向にトラック飛ばしてったぞ?!

(ジョンソン)ああ、今変なトラックが一階に突っ込んできたよ。

(渚)いやさすがに早過ぎだろトラック。
幻覚じゃないのか?そもそもコバルトブルーの芝生ってなんだよ。おい?シャブでもやったか?

ジョンソンはようやく目が覚めた。寝ていたんだ。昨日の夜、絵の具を飛ばし合うテレビゲームをして、そのまま寝落ちしたんだった。


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