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【アドバンス】シータガイアッシュ覇道

今回は《インフェル星樹》登場後の【ガイアッシュ覇道】の解説となる。

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元々【ガイアッシュ覇道】は《ガイアッシュ》+《覇道》のカウンターをできない時に自分からリソースを広げるのが遅い弱点があったが自分の《禁断》の封印を剥がすことでブーストとドローを一度にこなせる《インフェル》のおかげで今までよりスムーズに動けるようになった。

本構築はそんな《インフェル》を活かしてテンポゲームに特化させ【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】などの4ターン目から激しくテンポを奪い合う対面に強く寄せてある。半面、【赤単我我我】や【JO退化】などの高速デッキに対してのアプローチはなく素直に長所を伸ばそうという構築である。


1.基本構築

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赤21緑23青12白8

初動マナ加速

メンデル×4、栄光×4、呼び声×1

マナジャンプできるカードを強い順から9枚採用した形になる。

【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】の対面では5~6コスト帯を安定して使うために序盤でマナジャンプしておきたい&《ダークネス》《ロスト》で手札が奪われる前に複数回ブーストしトップ解決の目を残したい為これらのマナジャンプを優先した。

《呼び声》は当初《メンデル》《栄光》の邪魔にならない《お清め》を選択していたが前述の通り中盤以降もブーストするタイミングが多かった為こちらを優先した。

《リライフ》はあくまで「3ターン目に4マナ作れる」カードであり《ラブエース》を採用せずマナジャンプを狙う為非ドラゴンを少なめにする本構築では大いにバリューが落ちると考えた。

《ラブエース》自体は《バトライ》が相手の《インフェル》で剥がされたり《バトライ》を立てても【アナカラーダークネス】には追いつかれてしまうケースがあり【アナカラーダークネス】を仮想敵としている以上今回は不要と判断した。


革命チェンジ先

ラフルル・ラブ×4、ドギラゴン剣×1

5~6マナ時の《カツキング》の受け入れ先。

《ラフルル・ラブ》は【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】の《オリジナルフィナーレ》《ドラサイ》等の起点を封じれる点で《ダンテ》《プチョ》に勝ると考えた。《インフェル》《マナロック》等から繋がり素で7コスト払って仕事ができるのも評価できる。

調整中《カツキング》から《ラフルル・ラブ》で一旦相手を止め、詰めでもう1枚の《ラフルル・ラブ》を投げるという試合が多発した。多色キープが難しく《カツキング》のcipから捲りたい、ゲーム中2回以上使われることから4枚採用に至った。

【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】対面を考えた場合にこの5枚を最優先するべきだと思うので自分は新たにチェンジ先を増やすことはあってもこの5枚を減らすことはないという考えだ。


パーフェクトネイチャー

以前までは非ドラゴンであり踏み倒し先が《カツキング》ぐらいしかなかったこのカードも《インフェル》によって評価が変わった。

大きくマナを伸ばしにいく本構築では中終盤に《ネイチャー》をマナにセットすることも難しくないし、仮に序盤で引いたとしても《カツキング》+《栄光》or《インフェル》の組み合わせで踏み倒せばマナの数を損なわずに盤面展開とリソース稼ぎができる。

どこまでいってもこちらの動きが遅れた時の【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】の大量ハンデスはキツく、それらに対するケアとしての価値も大きく、採用に至った。


メインアタッカー組

クラッシュ覇道×4、我我我×2、鬼丸覇×1

《覇道》は3枚にする構築も見られるが10マナに達することも多い本構築ではトップ《ガイアッシュ》+《覇道》の打開も可能なので最大枚数の採用でいいと感じた。《ラブエース》不採用故に《バトライ》を攻めに使いづらい為追加のアタッカーも投入した。

10マナ程度になることも多い本構築の《我我我》はカツキングでサーチした我我我をそのまま投げるといった動きを狙っていくことになる。

具体的には
盤面に《栄光》or《インフェル》の時に《カツキング》からサーチして《我我我》《ラフルルラブ》のセットを揃える。
《カツキング》を《ラフルルラブ》にチェンジさせ、後は《我我我》を動かせば呪文ロックをかけたままキル打点を押し付けることが出来る。
使い勝手もよく、パワーも感じるアタッカーではあるが盤面やマナがない状態では機能しにくく2枚の採用に留めた。


《鬼丸覇》は《覇道》の5枚目…ではなく詰み盤面を打開する最後の希望として採用している。

【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】は現状このカードを処理する手段が《ビギニングスタート》装備中の《モルト》や《ファイナルジエンド》ぐらいしかなく、GJにさえ勝ち続ければ盤面0からの勝利も不可能ではない。

ハンデスされる前に一気にブーストしてトップ解決に備える本構築の方向性と噛み合ってはいるが、有利盤面でのオーバーキル感も否めず追加の革命チェンジ等別のカードを入れる場合ここから抜けていくのではないだろうか。

※5月9日追記
【5cドラサイ】がメタとして《デッドブラッキオ》を採用するケースがある。《覇道》は《デッドブラッキオ》、《我我我》はガードストライクで止められやすい。
《カツキング》で上手く山札固定すれば攻めやすくなるので覚えておくといいかも。

2.5月28日時点の構築

基盤自体に大きな変化はなく、メインデッキにおいては《覇》を《ボルバルザークエクス》にしただけだ。残りの39枚がそれだけ無難ということである。

まずこの構築の《ボルバルザークエクス》の使い方について。

1つ目が0コストSAの赤のドラゴンのアタッカーとして。自明ではあるが、7マナさえあればノーコストで出てくるSAというのはそれだけで強力である。その上この構築では《覇道》や《我我我》等打点を倍にさせるカードが採用されている為より凶悪である。また、盤面を処理されることがしんどいデッキタイプなので盤面0から打点を作れるカードとしても使える。

2つ目はマナアンタップによる半ソリティアである。10マナ以上になるゲームでは《栄光》《メンデル》で増やしたマナをそのターン中に起こしたり12マナ以上の場合《カツキング》で《ボルバルザークエクス》をバウンス、《ボルバルザークエクス》召喚、《カツキング》を召喚、《ボルバルザークエクス》をバウンス…と言うように手札にある《カツキング》を全てプレイできたりもする。
これらに《ボアロパゴス》が絡むと《バトライ》以上の打点を作れる。メインプランに据えるにはオーバーキルかもしれないが、間違いなく強力なサブプランといえる。


ここで《覇》と《ボルバルザークエクス》を比較すると、

☆鬼丸覇

〇1枚から逆転の目があり、トップゲーに強い

‪✕‬‪‪中コスト帯との引っ付きが悪い
×優勢のゲームでは基本的に他のカードで詰めた方がよい

☆ボルバルザークエクス
〇ノーコストなので極論全てのカードと共にプレイできる
〇優勢のゲームで確殺を狙え、劣勢でも手札がこれだけという状況でなければある程度使える。

△多色(赤緑を含んでいるのでギリギリセーフ)

と自分は考えた為、現在はこちらを優先している。ここの枠は《アルカディアスモモキング》、《ダンテ》等環境に合わせたカードや《呼び声》《エスカルデン》等自分の動きをより安定させるカードをチョイスするのがいいだろう。

質問 シンカゲリュウ柳生ドラゴンについての見解

質問ありがとうございます。
本記事の5月28日時点の構築の《ボルバルザークエクス》の枠をそのまま《柳生》にした構築を試しました。結果としては中々に強く使いやすいが、《ボルバルザークエクス》の方がこの構築にあっているのかなという感想でした。

一見すると5コストという軽さから《メンデル》でブーストしたマナをそのまま起こしやすかったり《ネイチャー》からの踏み倒しにも対応している《柳生》がいいように見えますが、【アナカラーダークネス】【5cドラサイ】対面ではギリギリの打点で殴りに行くケースも多く即座に《ドギラゴン剣》や《覇道》と攻撃に参加できる《ボルバルザークエクス》を優先したいという感じです。

勿論、マナアンタップをメインとして使うなら《柳生》の方が強力ですし素早くブーストして《VAN》《鬼丸覇》等に繋げたい基盤であれば《柳生》を優先した方がいいと思います。



まとめ

ここまで目を通していただきありがとうございました。これが結論!という訳でもなく尖った構築の1つなのでガイアッシュ覇道をテンポゲームに強くしたい時に参考にしていただければ幸いです。

追記5月28日
質問箱設置しました。DM等でも構いませんがやりにくい場合は是非ご利用を。


追記10月15日
雑書きですがガイアッシュ覇道に対するメモ書きを作りました。リンクを貼ってるので気になった方は目を通してください。


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