ハーヴィー

海外ドラマ「SUITS」の主人公はビジネスのお手本だ

現代の英語学習に欠かせないツールの一つになっている「海外ドラマ」。ストーリーの中で英語を学べるのは、机に向かって勉強するよりも、よっぽど楽しい勉強方法です。

ぼく自身は「24」「プリズン・ブレイク」「Glee」あたりを見たものの、イマイチ英語力アップに結びついた感じがありません。しかし、海外ドラマの定番の一つである「SUITS」を見る機会がありました。見る前は「面白いのはわかってるけど、どうせ英語力アップには役立たないだろう」と高を括って見た結果のつぶやきがこれ。

英語力アップというより、ビジネスパーソンとしてのスキルアップが望めます。この note をお読みの皆さんに「SUITS」の登場人物とワンシーンをご紹介して、ビジネスパーソンとしてのスキルをワンアップさせてみせましょう。

ぼくのお気に入りの登場人物は、主人公の「ハービー」。


間違えました、「ハーヴィー」です。

そんなハーヴィーの魅力に迫っていきましょう。お気に入りのワンシーンで深く掘り下げていきます。

事実は小説よりも奇なり

(状況説明)
主人公の弟子が、自分の案件に対して自分なりに大きく考えて見た結果、証言者を増やすことに成功しました。その行動に対する上司の反応。

「同情もいいが、決定的な証拠がなきゃ、彼女には勝てない」

弁護士である以上、決定的な証拠が勝てないというのは間違いないのですが、枕詞となっている「同情もいいが」というセリフにも意味が込められているように感じています。

・超合理主義者

ハーヴィーは仕事で結果を出すことを第一にしている合理主義者です。無駄なことは決してやらない。だからこそ、その生き様を見てスカッとします。あまり公にできないのですが、ぼく自身、感情的な上司(ここではヨナと呼びます)に振り回されたことが原因で辞職することになりました。その反動からか、仕事で結果を出すことに一直線であるハーヴィーの姿にしびれます。

・感情に頼りすぎない

同情もいいと言っている以上、人の感情を読み取ることは大切です。人と人と接する仕事ですから。でも、感情に頼り、何の根拠もなく、クライアントを援護しようとするには無理があります。先ほど出したヨナは、言っていることがその時の感情によって振り回されていたようでした。その点、ハーヴィーは気持ちをフラットに保とうとしていることが見受けられるので、上司として安心して接することができそうです。

・ファクトの重要性

弁護士に限らず、どんな仕事でもファクトは必ず必要です。事実から浮かび上がる仮説をもとに、新たな仕事を展開していくわけですから。ヨナはこの点ではいつでも鋭い視点を持っていたように思います。競合他社の売上から導き出される仮説を組み立てるという点では冷静だったと記憶しています。ハーヴィーが言う「決定的な証拠」を見つけ出せるかどうか。自分の頭の中の妄想だけではなく、事実という現実と向き合う姿勢を教えてくれています。

ハーヴィーの生き様を転用する

ここまで以下の3つの点をハーヴィーの特徴として挙げています。

・超合理主義者
・感情に頼りすぎない
・ファクトの重要性

これだけ見ると、冷徹な人間のように思えるかもしれません。でも、3つの観点に一つの軸が通っていると感じています。それは、「ビジネスパーソンとして、チームやクライアントへの安心感を与える」こと。ある案件に携わる全ての人が「成功させたい」という心を持って動いています。だからこそ、そのミッションを達成するためには、このような人物がいることは望ましいです。常にフラットに、ゴールに邁進していく姿は見ていて気持ちがいいですし、「こいつなら必ずやってくれる」という安心感があります。

「超合理主義者」になるのは、今の性格や立場によって時間がかかるかもしれません。ぼく自身、ゴールに対して正しい方向かどうかを合理的に考えるようにしていますが、自分を合理主義者と言えるほどではありません。ただ、ある出来事に対して「ゴールに対して一直線か?」「これは遠回りではないか?」と考える癖をつければ、ハーヴィーへの道を歩むことはできそうです。

「感情に頼りすぎない」ことはすぐに実践できます。ぼくは感情やその時の気分で物事を判断することがあります。感情と対極にある数字を目の前にした時に、「感情的に反応しない」と心がけたり、自分の主張が感情論ではないかチェックしたりすることはできます。

「ファクトの重要性」は、多くのビジネスパーソンが実感していることでしょう。日々の売上やブログのPV数、給与など、数字を見る習慣がないのが現状です。正直、こんなフリーランスだからこそ、他から抜け出せないのだろうと頭を抱えています。そこで、自分のゴールから逆算した時に、決め手となる一手を見つけ出す姿勢は大事でしょう。常にファクトと向き合い、行動へとつなげたいものです。

以上、「SUITS」がわからない方でもわかるように文章を書いています。他にもビジネス書的に学べることは多くあったのですが、すぐに実行に移しやすいポイントをピックアップしました。

もしご覧になって、「このセリフからこれを学んだ」というのがあれば、ぜひシェアしてくださいね。

--------------------------------------------------------------
渡邉 淳/porpor(英語学習コンシェルジュ)

Blog: http://www.toeic990er-for-learners.com/blog/

Twitter: https://twitter.com/porpor35

Facebook: https://www.facebook.com/nabeatsu3

--------------------------------------------------------------

もし内容に共感をしていただき、有益だと感じていただけたら、サポートをお願いできますと幸いです。情報を広める手段として使用させていただきます。