見出し画像

編集者が英語学習の攻略法を考えてみた

表向きでは英語講師をしている私。実は、コソコソと(?)語学書作りのお手伝いをしています。今まで35冊ほど携わってきました。売れないものもあれば、ベストセラーになったものもあります。

講師一本でやればいいと思われるかもしれませんが、編集という仕事に取り憑かれて、今でも続けています。だからこそ、今回の記事を書こうと決めました。

そんな編集者としての自分を意識しながら、英語学習の攻略法を考えてみようと思います。英語講師として英語学習の攻略法は何度も語ってきました。ハンドルネームの porpor(ぽるぽる)で調べると、いろいろと出てくるはずです。真っ当な攻略法を知りたいならば、講師としての私を調べてみてください。

今回は、本作りと英語学習を重ね合わせます。「英語学習は地道に続けるもので、ものづくりとは違う」というお叱りを受けそうですが、続きをお読みいただけると納得……できなかったら申し訳ないです。全力を尽くします。

本作りに限ったことではないかと思うのですが、何事も「逆算思考」が大事ですよね。スケジュールを決めて、そこに向かって実行していく。ざっくりと分けるとこんな感じでしょうか。

  1. ビジョン決め

  2. スケジュール

  3. 予算

  4. 使えるリソース

英語学習と重ね合わせられますか? 我ながらうまく重ねられそうだなと、この note のビジョンを大きくしています。果たして、良い note が生まれるのでしょうか。

🕶ビジョン決め

編集者はどんな本を作ろうかと理想をありありと描きます。最初は何もないところから生み出すので、妄想が膨らむものですが、編集者としては楽しい時間です。細かいところは次以降で決めていくので、理想は大きく。

一方、英語学習のビジョンと言うと大げさに聞こえますね。「どんな自分でいたいのか」という感じでしょうか。いろんな英語学習者に出会ってきましたが、あまりビジョンを持っていない人が多いです。

「英語は一生ものです」という極みモードの方もいれば、「英語はイヤイヤやってます」という仕方なしモードの方もいます。前者は放っておいても勉強をするのですが、後者は大変です。そんな方は英語を使ってどうありたいのかを想像するといいです。「条件をクリアすると報酬がある」とか「国際結婚をしたい」とかなんでも。自分ごとにしていくことが大事です。

私は「TOEIC をやるなら、てっぺんとったんで」と意気込んで、英語を始めました。てっぺん(=満点)を取った今は……聞かないでください。

🕶スケジュール

本作りでは「校了日」という締め切りを決めます。これを先に伸ばしたり、先に伸ばしたり、先に伸ばしたりすることがあるのは秘密です。その日に向かって、着実に作業を終えていきます。

英語学習にも校了日を設けましょう。「この日までに終える」という締め切りです。これを決めない人が多いですね。よほど切羽詰まっていないと、「できる限り早く」のような、決まっているようで決まっていない締め切りを提示してきます。「できる限り早く」は逃げの言葉ですからね。自戒の念を込めて。チーン。

仕事でスケジュールをきっちりこなしているのに、英語学習となるとダラダラしてしまう方がいます。別物ととらえるのが普通ですからね。自分に向けて書いているようで辛くなってきました。あう。

🕶予算

どれくらいお金が使えるかによって、本の豪華さが変わります。一般的には「本は本」とひとくくりにされるものですが、安っぽいものもあれば、豪華なものもあります。扱われる内容の専門性や希少性も絡むのですが、今回は置いておきましょう。

英語学習を始めるならば、予算はきっちりと決めておきましょう。お金がたくさん使えるならば、使える教材が増えます。逆もまたしかりですね。お金が絡むと人は性格すら変わりますから、ご家族のいる方はどうかご慎重に。「英語で使うからいいだろ」という言い訳は使わないでくださいね。

ただ、インターネット上の情報やアプリを使えば、無料でも良い線まで行けるでしょう。ここは本作りと違うところですね。あえて「予算ゼロ」のような状態にして英語学習をしたら、何かコンテンツになりそうです。(もしこんなネタをお持ちの方がいたら、メッセージをください。本にしましょう!)

🕶使えるリソース

本はページや大きさ、紙などを決めるので、それによっても情報の伝え方が変わってきます。本というパッケージにする以上、夢幻ではないですね。リソースに限りがある状態です。いろいろなことをしようとすると、その分だけ予算に影響が出てきます。

英語の勉強にもリソースが関係してきます。どんなものが使えるか。いまいちピンと来ない方は「時間」と「場所」を決めると良いです。

人間にとって時間は有限です。どのように使うかは人生を左右します。大げさ……ではないでしょう。仕事やプライベートがありますから、スケジュールで決めた締め切りも考慮して、一日に使える時間を決めたいですね。ここでも「できる限り多く」のような言葉は禁句です。何も決めていないのと同じですよ!

時間ばかりに目がいくため、場所の確保が抜けがちです。移動中にもできることがあるものの、腰を据えての勉強も必要になることも多いはず。「時間があっても場所がない」となってはもったいないです。カフェをあてにしていたら、カフェ難民になることもありますからね。確実に一定の場所を確保するのは意外に難しいです。カフェはスタバ派です。誰も聞いてませんか。

🕶実行あるのみ

今までは計画を立てる部分です。ここからは実際に動いていきます。計画を立てても、実行に移さなければ、何も生み出せません。この言葉を書きながら、鼓動が速くなっているのは気のせいでしょうか。

この note を読んだら、描いたビジョンを実現すべく、勉強を始めていきましょうその前に、いいねを押して、Twitter に投稿してください。

スケジュールに沿って、淡々とこなしていく感じです。モチベーションではなくスケジュールを頼りに勉強をしましょう。「仕事のモチベーションが……」と口が裂けても上司には言えないですし、「あなたと会うモチベーションが……」と思うならば別れを告げてください。

計画を立てているときは妄想が膨らんで楽しいものです。実際に行動するのは大変です。でも、その大変を乗り越えるかどうかが鍵ですし、人との差になります。この note に来てくださった方は、英語学習をすることによって何かを変えたいのではないでしょうか。1秒でもいいから、英語に触れてみませんか? 何かが変わるかも。

最初に思い描いたビジョンに向けて日々を過ごしましょう。

もし内容に共感をしていただき、有益だと感じていただけたら、サポートをお願いできますと幸いです。情報を広める手段として使用させていただきます。