【ブログ/雑記】さっぽろ紀行②

狸小路にあるハンバーグ屋でランチを取る。
スパイスが効いているハンバーグは美味しい。焼き加減や味付け(今日は和風ソース)もグッド。
サラダは海苔と三つ葉がアクセントになっている。ピクルスきゅうりも大きなサイズで嬉しい。
赤だしで濃いめの味噌汁には柚子ピールが2欠片。相性よし。
今回はトッピングでパテとベーコンも注文。
パテはセブンイレブンで買うものと比較すると、優しい味わいでワインなどに合わせなくても食べられる。
ベーコンは逆にしっかりとした味付けで厚切り。こちらはビールが欲しくなる。
ワイン保管スペースや燻製機、生ハムの原木が欲しくなってしまった昼ご飯でした。

その後、北海道大学総合博物館を訪れる。
北大は緑が多く、ミミズも多い。東大もキャンパスは広いが北大は比にならない規模を持つ。
そんなキャンパスにその博物館はあった。アカデミックな雰囲気をプンプン匂わせてくる歴史のありそうな建物だ。無料だというので内容には期待していなかったが、北大の意地を感じるとても面白い展示だった。1000円くらい徴収する市や県の博物館に匹敵するかそれ以上の内容に思えた。
もちろん鹿や熊のはく製があったり、地層研究があったり、化石があったり、オホーツク人の調査結果もあった。その中でも特に印象的なのは、クラーク博士と札幌農学校についての歴史だった。校則は明文化しすぎないこと、抽象度の高いものを最低限掲げることで学生一人一人の良心に問いかけるものになっていたし、単なる資本主義の歯車を輩出するのではなく、自己を確立して社会をよりよくするために理想を掲げて周りを巻き込みリーダーシップを持って形にできる、そんな人材を育てようとしていた。この点、小泉八雲の書物からも同じような印象を持ち、明治日本の教育の理想は太平洋戦争前後で断絶してしまったのだろうと考えた。

次はエスコンフィールド北海道でのプロ野球観戦。
先ず球場アクセスが大問題であった。最寄り駅から徒歩で25分程度高低差もある道を進む必要がある。もしくは各駅からのアクセスバスが出ているが試合開始2~3時間前からバス乗り場には既に長蛇の列。帰宅時も同様である。タクシー乗り場にも人が集中しており、アクセスには多大な問題を抱えたまま施設をオープンしてしまった印象を持つ。アクセスはユーザ体験でも”あえて語られない”前提であり、その点が弱いこの球場に頻繁に通いたい道民がいるのかは疑問であった。
球場それ自体は素晴らしく、他ドームにはないワクワク感を持った。まず入場口を通過したら直ぐに視界に入るグラウンド。これは絶景だった。また、各階へのアプローチも階段ではなく、多くのエスカレーターやエレベーターが完備されており、この点は他球場を凌ぐ。
プロ野球観戦について。筆者は都市対抗野球を東京ドームで観戦することが年に1度の恒例イベントになっているが、それと比較してプロ野球は”見世物”である印象が強かった。実際、見世物であるわけなので当然なのだが、目の前で白球を追っている野球選手を上にある席からビールを飲みつつ観戦する、ヤジを飛ばす、アクティビティとして消費する、という点については個人的に気分が悪いと思った。小中学生の時は純粋にプロの野球を見て「すごいなあ」という思いのみを持っていた気がするが、これも成長なのだろうか。隣のSさんが「これはローマの闘技場と一緒だね」と言っていたが同意する。この体験が私の持つ真善美にはハマらなかったということだろう。


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