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【ブログ/雑記】「自分のことばで語る」とは?

「自分のことばで語る」という表現が苦手だ。
意味が理解できなかったから。
新卒の就職活動でもこのフレーズを聞くたびにイライラしていたし、社会人になって転職活動をしていても相変わらずだ。

昨日、Sさんと会話しながら「自分のことばで語る」について気づきがあったのでその点をメモする。

要するに、「自分のことばで語る」とは、ひとつひとつの単語選びにこだわりを持つということに置き換えられそうだ。
例えば、「東京タワーを見た」という行為を相手に伝えたい場合。
「赤く輝く東京タワーを凝視した」という表現をすると、聞き手は情景をイメージすることがより容易になるし、意図的に”凝視”という言葉を選択した話者の思いを考えようとする。
そんな風に一文の単語ひとつひとつにまで意図、メッセージを込めて文章全体を練り上げていく、そのことを「自分のことばで語る」というらしい。

そうだとしてもだ。
「自分のことばで語る」という意味を理解していたとしても、実践することはなかなかに難しい行為に思われる。
この文章の様に、無から頭をひねって出てきた単語をそのまま吐き出すような構成ならまだしも、皆が同じような企業研究、志望理由を持つ就職活動ともなると難易度は上がる。
自分のことばを探す前に、他人のことばが頭の中に既に散らばっているからだ。
とするならば、やはり考えることは順序が大切なのだろう。
インプットが多すぎると、かえってそれは自分の思考の幅を規定、狭めてしまうと思う。
まずは情報を欲する前に、自身の今ある思いや考えを吐き出すことをするべきだと思う。

とは言ってもである。
少しでも本能的に楽をしようとする脳をコントロールするのにはパワーが必要だ。
うーん、ガンバロウ。

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