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SDGsとは何か〜全ては身近な課題であること

こんにちは、大江仁です。

昨今、巷ではよく「SDGs」や「サスティナブル」という言葉をあらゆるところで見たり聞いたりします。

なんとなく、こんな感じの意味かなーとか、こういうイメージかなーというのは皆さん湧いていると思うのですが、実のところは具体的にはよく知らないという方も多いのではないでしょうか。

僕自身、これから経営していくにあたり、SDGsというのは非常に重要なワードになっていくので、意識をしています。今日は、SDGsとは具体的に何かというのを基本的なところから押さえていければ、と思います。

◆SDGsとは何か

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引用元 https://www.kyoceradocumentsolutions.co.jp/company/csr/sdgs.html

SDGsとは日本の外務省の説明によると以下の通り記載されています。

持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは,2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として,2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。17のゴール・169のターゲットから構成され,地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本としても積極的に取り組んでいます。

簡単にいえば、主に17の観点からゴールを設定し、その目標を2030年までに全世界で達成していこうというのを国連が提唱しています。

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引用元 https://miraimedia.asahi.com/sdgs-description/

実はSDGsの以前には「MDGs(ミレニアム開発目標)」というのがありました。こちらは8つの目標を2015年までに達成していこうと2001年に定められたものです。このMDGsの主軸は途上国支援に軸足がありました。

SDGsはMDGsにおける未達成の課題の解決、そしてMDGsにおいて取り残された人々を重視し、かつ途上国・先進国関係なく一丸となって、世界の課題に取り組んでいくことを重要視しています。従い、SDGsでは「誰一人取り残さない」というのが重要な要素の一つです。世界中のあらゆる人が対象であり、誰一人として置き去りにせず、世界中の課題を解決していくことをテーマにしています。

なのでMDGsの時には途上国の感染病対策や貧困対策などが主眼でしたが、SDGsにおいては、もっと幅広い観点で目標が立てられました。
また私自身が感じるSDGsの重要なポイントは、途上国の課題と思われがちな貧困・飢餓・不平等の問題は先進国にも存在する問題であるということです。だからこそ先進国・途上国関係なく、包括的に解決していく必要のある課題なのです。

また途上国で貧困が多いのは、その原因に先進国もあります。
例えば、先進国で安価に販売するために、生産国である途上国の労働力を不当に安価で働かせ、途上国での貧困のスパイラルを生み出しています。

アフリカや中東などで起きている民族や宗教などの紛争問題も、先進国による第二次世界大戦での覇権争いの結果が今も引きずっていることが要因の場合もあります。

地球上で起きている問題は距離的に遠くで起きている問題であったとしても、歴史的、経済的な観点で見ると、僕たちにも大きく関係している問題が多々あるのです。だからこそSDGsは世界中で包括的に全員が取り組んでいく必要のある課題であるといえます。

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