ネモフィラ 4月25日(木)



すごい日。黒い服を着ていたので、全体を通して、暑かった。

友達と舎人公園に青い花を見に行った。花の名前を忘れてしまった。NERVみたいな名前だったような。花言葉が「許す」だったことは覚えている。遠くからだと青い一枚のシートを敷いてるように見えるくらい、群生させられている。無臭。老若男女問わず多くの人が来ていた。若女と老男の組み合わせも、もちろん来ていた。

公園内では花の他に、水浴びしているカラス、喧嘩しているカラス、鳴いてるカラス、歩いてるカラスなどを確認した。とにかくカラスが活発。一度痛い目に合わせてやらねばならない。

その後、お昼ご飯を食べに日暮里に行った。谷中霊園に行き、徳川慶喜のお墓を探していると、解説のおじさんとエンカウントした。徳川慶喜は子供がたくさんいたらしい。俺との相違点。


お昼ご飯を食べにパン屋さんに来たのに、定休日だった。カレンダーをよく見ると、10日間連続くらいで定休日だった。民家を改築したような商業施設は雰囲気が良かった。パン屋とは別の建物の2階に古本屋があったので見てみると、村上春樹の本が棚一列を占めていた。店員さんの趣味なのか、周辺住民の趣味なのか。

気を取り直してカレー屋に向かっている最中に、ベトナムかどこかの雑貨を売っているお店に入った。店内を見てみると、壁に新建築がびっしり。店主が元々建築関係の仕事をしていたらしい。そこそこ話が盛り上がった。店主の友人は71歳になっても設計事務所をやっているらしい。働きたくないなと思った。

その店の5歩先に、アプローチがあるタイプの古本屋があった。木が生い茂っていて薄暗く、入るか入らないか迷った。迷っていると、店員さんに挨拶されてしまった。まあ、もう敷地内にいたし挨拶するか。棚を見ていると、安部公房の作品集が目に入った。俺が最近ハマっている安部公房。値段が分からなかったから、第4巻だけ買った。500円。もっと買えば良かった。でも、かなり満足。

目的地のカレー屋まであと左折するだけというところで、中学の時の、英語の外国人教師に出会った。友人が気づいて声をかけた。俺は全く気がつかなかった。本当によく気づいたね。向こうも俺達のことを覚えてくれていたらしい。相変わらず外国人教師らしい。

目的地のカレー屋は、想像以上にピンク色だった。

装飾品、家具、食器、全てに郷愁を覚えない。インドの物が集めてあるらしい。メニューのスペースを埋めるために、象の写真が載っていた。カレーはめちゃくちゃ美味しかった。チーズナンと薄いナンみたいな物を分けたけど、かなり満腹になった。1人でナン1枚食べるのはきついと思う。コーラを頼んだが、売り切れだったらしく、ジンジャーエールを飲むことになった。カレーよりも辛いジンジャーエール。食後の紅茶も美味しかった。


日暮里も捨てたもんじゃない。

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