MBSドラマ「彼女の彼氏の明るい未来」
1話〜3話をイッキ見しました。

これ、どうなるんやろ〜！！

1話にして絶望して、3話にして秘密がバレる。

果てしない欲

そんなつもりなかったのに
彼女の過去を少しだけ見てしまった彼氏。
それがトリガーとなって、
彼女の過去をたくさん見てしまう。

好きな人のことは全部知りたいと思う「普通」な気持ちと、
少し見たら止められない「本能」。
ただ、知ってしまうと知る前には戻れないという法則。

些細な気持ちがエスカレートしてしまうことで
戻れないところまで行ってしまう様が
悪夢的でした。

3話、彼女の
「ごめんね、気持ち悪かったよね…」
「でも今は、あなたが1番気持ち悪い」
というセリフがとても印象に残っています。

「好き」とか「知りたい」とか、
止められない本能的なものが
「気持ち悪い」に変わるまでの階段は、
異常性をはらんでいなかっただけに
哀しみが強かったです。

抗えない過去

でも、彼女の過去は果たして
そんなに重要なものなんでしょうか。

彼氏が「どっちが本当の彼女なのか」と
悩むシーンがありました。

私は、どっちも本当の彼女かもしれないと今は思っています。

「目の前の清楚な彼女」と「荒れた彼女」が平行して存在しているのではなく、
「昔の荒れた彼女」に何かがあって
「清楚な彼女」に変わった、
時系列的な違いだけなのかもしれません。
だとしたら、ただ「変わっただけ」で
ちょっと好かれたくて
「22歳まで彼氏いなかったよ」って
小さい嘘をついただけかも。

それなのに、過去を見てしまったことが原因で
「どっちが本当？」と悩むのは
ちょっと理想を押し付けすぎかもしれません。

でも、過去の言動を消せないのは事実で。
知られたら見方が大きく変わるのもまた事実。
私たちは過去からは逃れられないのです。

まとめにかえて

抗えない過去に絶望したりしながら
欲や幸せに堕ちていくのが
気持ち悪く、同時に
怖いもの見たさに続きが見たくなる欲を
掻き立てられるドラマです。
気づけば私も堕ちているかも。

続きが楽しみです。