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わたしの火星ワーク

占星術で個人を占うときは、生年月日、出生時刻、出生地をもとにして個人の出生図(ネイタルチャート)というものを描き、その図を読みます。
出生図は、誰かがオギャーと生まれた瞬間の星の配置をパシャッと撮ったスクリーンショットです。恒星以外は地球もそれ以外の天体もみんな動いていますから、各人各様それぞれ異なったスクリーンショットをもって生まれてくると言えますね。

ここで見るのは主に10個の天体です。太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星。
天文学ではなく、占星術的な天体というと――
太陽の星座は、みなさんが「私は○○座生まれ」というときの星座です。
月は、いろいろな占い師がブログで「新月図」「満月図」を読むのでご存じかと思います。
水星は、やはり占星術の世界では「水星逆行」の時期に、いろいろ行き違いが発生したりするという記事で目にしたことがあるかも。
木星はひとつの星座にほぼ1年滞在するので、その星座によって1年のムードやトレンドを予測できる、という話をわたしもよく書いていますよね。

火星ワークとは

今日お話しするのは、火星です。
火星の公転周期はおよそ2年。占星術的に言うと、2年かけて12星座(牡羊座から魚座まで)を一巡するんですね。そのサイクルに注目することで、行動力や達成力を象徴する火星のエネルギーをわたしたちの人生にも活かせるんじゃないか、というのが火星ワークの捉え方です。

2016年にわたしは「火星サイクルワークシート(通称火星シート)」を手に入れました。
(このときの火星サイクルは2017年1月~2018年12月。現サイクル2019年1月~2020年6月ではシートではなく「火星サイクル手帳」に変わっています)。→火星サイクル手帳(2019-2020)

歴史と伝統ある西洋占星術のさまざまな読み方や技法を学んできてはいたものの、このときなぜか「火星ワーク」がピピッときました……タイミングなのか相性なのか。
最初はそっかー、火星は行動するエネルギーを象徴するもんね。火星に注目すると、行動に火をつけられるかもしれない。と単純に考えたわけですが。火星の動きを横目で見ながら2017年からの2年サイクルを過ごしてみたら、ことはそこまでシンプルではありませんでした。
ただ、タイミングと相性、と書きましたけれど、ピピッときた2016年の終わり頃。わたしにはこの出会いが必然であったと思うのです。

火星ワークとの出会いのタイミング

火星ワークを知った頃のわたしは、なんとなく諸般うまくいっていないと感じていたけれど、自分の人生や占い師としての今後の方向性方針をどうしたらいいのか打開策がわからず迷っていました。何か変える必要があるのではと焦っていた。
そこに「火星ワーク」「火星シート」との出会いがあって。「たぶんわたしに欠けてるのは(適切な)行動(を起こすこと)じゃないの?」と閃いたのです。そのときはまだ直感だったのですが。

とっかかりは、「火星は行動するエネルギーだから、行動するには火星をうまく使えばいいんでしょ」という概念的な(笑)ところから始めてみたのですが、実際に動こうとしたら「行動」も「火星」もよくわからなくなってしまった。というのが最初の頃で。
さらにはこのサイクルではちょうど半分の折り返し地点に来たあたりで、「なんだかよくわからないが行き詰まりを感じる。もう火星ワークやめようかな」的な落ち込みにはまりました。

火星ワークとわたしの相性という超個人的な話

占星術で個人の星を読むときには、出生図の太陽と月の関係を重視します。わたしの太陽は射手座。月は蟹座です。165°というアスペクト(クインデチレ)を形成しています。クインデチレは、相容れないふたつの要素が共存し、なおかつ両方を満たさなければという強迫観念があるアスペクトです。ざっくり言うと、「遠い先ばっかり見て進みたいけれど過去にもとらわれやすい傾向がある」。

火星ワークを知ったとき、「2年先に目標を設定して進みましょう」というところにピピッときたのは射手座太陽の側。まあ、大風呂敷の射手座的には2年でもまだ近い未来、短い射程という気はするけど、少なくとも明日や来月よりはずっと先ですからね(笑)。

一方、月の衝動というのはわりと無意識・無自覚に発動するのです。
火星ワークを知ってまず最初にわたしがしたことは、その先2年のプランニングや目標設定ではなく、過去2年の火星の動きと自分の行動や自分に起こったことを簡単な年表化する、ということでした。過去を振り返ることが好きな蟹座の月っぽい。

というわけで、2017年の1月にわたしが2年の火星ワークに出発したとき、手に持っていたのは漠然とした「何か変えなきゃ」と付け焼き刃で振り返った過去2年の記録でした。

現在は2019年1月からの2サイクル目の火星ワークをしているところです。
いま最初のサイクルのことを整理してみると、この「先に進みたい↔過去も振り返りたい」という両立しにくい性質が自分のなかで「強迫的」に分裂しているところが、意外にも「目標を設定した上で来し方を振り返り修正しつつ先に進む」というワークの性格に合っていたみたいなんですね。多少強引にこじつけてますが……。

これまでを振り返ってこんなことを書いているのは、現在天空の蟹座を運行中の火星と連動しているのかもしれません。

火星ワークの手応え

2017-2018の2年間、火星ワークをしてみて失敗もあったし、失意の日々もあったし、お?うまくいったかと思えた喜びの日も、小さな達成感もありました。
そして、火星ワークは自分自身のためにも、また占星術の鑑定にも使えるなと実感したのです。紆余曲折あったけれど、結果的には最初にピピッときた自分の直感を信じてよかったと思います。

火星ワークの途上ではSNSで交流するだけでなく、参加する意志があればワークショップ(動画視聴も可能)も随時開催されていて。そこで、牽引し見守ってくださるnico planetのチームや火星ワークに挑戦中の仲間と会って情報交換やパワーチャージができるんですよね。そういう機会があったので多少しょんぼりする時期があっても、また次の一歩につなげられたのではないかなぁと思います。

いまも火星とともに

せっかくnoteでも文章を書くことにしたので、いままで火星ワークをしてきて感じたことや考えたことはこちらで書いてみることにしました。長くなることもあるかと思うので(笑)。よろしくお願いいたします。

そして今日は火曜日。毎週火曜日はツイッター、フェイスブック、そしてインスタグラムで、#火曜火星の赤 #火曜日は火星の日 #火星サイクル手帳  というハッシュタグをつけて「赤いものの写真」を投稿する赤タグ活動(有志による)も展開中です。
なぜ赤かというと、タグにもありますが赤は火星の色だから。タグって見るといろいろな赤を見られて元気になれます。もちろん、火曜日、何か赤いものが目につきましたらぜひ気軽にご参加くださいね。

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nicoplanet 火星サイクルプロジェクト
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藤井まほブログambient alchemy の火星ワークについての記事一覧

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