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【ベーシックインカムって何?】お金について詳しくなろうの回💰

はいこんにちは!ポジティブ先生です🔥
本日は自称大人気シリーズ【お金の教育💰】です。

小中高生の過程で全くと言っていいほどお金の教育がなされないので、ここで伝授しちゃおうという企画です。

本日の内容は【ベーシックインカム】についてです。
聞いたことはあるけどちゃんと説明できないものNo.1ではないでしょうか。

今回の記事を読むことにより、ベーシックインカムの基本を理解し、友達に説明できるレベルにまで成長するでしょう。

保護者の皆様、ぜひお子さんに伝授してあげてください。


1 ベーシックインカムとは

ベーシックインカムとは、一定の金額を一定の頻度で、全ての市民に支給する政策のことです。

何もしなくていてもお金をもらえるのです!!
嬉しい!!

ここで注目すべきは、支給の条件がないということです。
誰もがもらえるのがベーシックインカムです。

生活保護では受給資格を得るために色々な条件を満たす必要がありますが、ベーシックインカムはそれがありません。
そこがこれまでの公的扶助とは大きく違うポイントです。

そして気になる支給額ですが、残念ながらめちゃくちゃもらえるわけではありません。
支給額は、生計を立てるための最低限の費用をカバーできるように設定されます。
地域によっても最低限の費用は変わりますが、イメージとしては、毎月7〜12万円くらいでしょうか。
この辺りをイメージすると良いでしょう。

導入が決まったら、国ごとや地域ごとに決まると思います。

ベーシックインカムの導入には様々なメリットとデメリットがあります。

2 ベーシックインカムのメリット

2-1 貧困の解消

ベーシックインカムにより最低限の生活費を賄うことができるので、特に低所得者や失業者にとって大きな助けとなります。

足りない分はバイトして追加していけば、これまで以上に自分に必要なだけの金額を手に入れやすくなります。

また、これまでの日本の課題として、「生活保護をもらうべき人が貰えていない」という現状がありました。

条件の審査が厳しく、役所側はなるべく働かせる方向性で対応するため、もらうべき人が貰えず、尚且つ働くこともできないという悲惨な状況もたくさんありました。
ベーシックインカムの導入により、このような問題も解決することができます。

2-2 仕事の選択の自由が広がる

ベーシックインカムにより、最低限の生活は保証されています。
これは人々に安心をもたらします。

さて、安心があればみなさん次に何をするでしょうか。
そうです。挑戦することができるようになります。

起業に大失敗して全く収入が入ってこなくても、最低限の生活費は国からもらえるのです。

今よりもリスクを冒して挑戦する人が増えそうですね。
本当にやりたかった職に就こうとする人が増えるでしょう。

3 ベーシックインカムのデメリット

3-1 財政負担

まず最初に考えなければならないことが、財政負担です。
仮に1人10万円支給するとしたら、日本は約1億人いるので、毎月10兆円の予算が必要ということになります。

この財源をどのように確保するかが問題となっています。

所得税から回収すれば良いという意見もありますが、そうすると人によってもらえる額が実質的に変動することになります。

これを国民が許容できるかという問題も生じるでしょう。
導入にあたり大きな壁になるでしょう。

3-2 働く気力を失う人が急増する可能性

働かなくても最低限のお金が振り込まれるので、労働を放棄する人が増えるのではないかという懸念もあります。
確かに、最近はYoutubeなど無料で楽しめるコンテンツが増えていますので、働く必要がないと考える人も出てくるでしょう。

そうして労働人口が減ると、国力が下がることにつながりかねません。
一部では「最低限の額しかもらえないので、労働意欲は無くならない」という意見もありますが、実際に本格的導入をした国はないので、結果がどうなるかは今のところは未知数です。

4 まとめ

いかがだったでしょうか。
貧困を解消したり、リスクのある仕事にチャレンジすることができるようになる一方で、財源の確保や不平等感、労働力の低下などが危惧されています。

国によって状況も異なるので、各国が政治的・経済的・文化的な背景を総合的に吟味して、慎重に判断していく必要があるでしょう。

みなさんは導入に賛成ですか?それとも反対ですか?
ぜひ一度じっくり考えてみてください。

それではまた来週!

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