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【あなたのお子さんを医者に】医学部合格を目指すために絶対に必要な知識①

こんにちは!ポジティブ先生です🔥
本日は、医学部に興味がある、医学部を目指しているというご家庭に向けた記事となります。

医者といえば、高年収、安定の極みとしてまず最初に考えられる職業ですので、ご関心のあるご家庭も多いのではないかと思います。

全く知識のない方でもわかりやすく解説しますので、少しでも興味があればぜひご覧ください。
これでもかというくらい惜しみなく共有させていただきます。

こちらはシリーズものでやっていこうと思います。
全てのシリーズを見ていただいた方は、医学部への道筋についてかなり詳しくなることができます!
初心者からでも、他の人に教えてあげられるレベルまで余裕で到達していきます。
知っていると知らないでは、合格に大きな差がつきます。

ぜひシリーズを全て読破して、お子様が医学部へ入るために強力な知識を身につけてください!

私のプロフィールはこちらです。

・一浪して「国立難関大」に進学
・大学院の研究科を主席で修了し、奨学金211万の全額免除をもらう。
・毎年倍率15倍の教員採用試験を一発合格
・公立高校の正規教員
・現在、偏差値70越えの私立中高教員
・英検準一級保有(専門は英語ではないです。)

私が現在勤めている私立中高からも毎年多くの医学部合格者が排出されますので、現場のリアルな空気感をお伝えできると思います。

それでは、早速見ていきましょう。


1. 医学部を目指す上で最初に知っておくべき知識

まず、医学部を目指す上で絶対に知っておかなければならないことは、以下の3つです。

・大学受験における最難関クラスである(国公立)
・国公立と私立では学費は雲泥の差
・お子さんの気持ちを無視して医学部を目指すのは百害あって一利なし

順に見ていきましょう。

・「大学受験における最難関クラスである(国公立)」


国公立の医学部は、大学受験においては最難関クラスと言えます。

日本の大学受験で最も難しいのは、言わずもがな東京大学です。
その次が京都大学。
そして、その次が大阪大学か地方の医学部だと思っていてください。

医学部への入学がいかに難しいかがわかりますね。
工学部や理学部でも相当レベルの高い九州大学、名古屋大学、神戸大学などの医学部は、もはや京都大や東大と同じか、それ以上の難しさがあります。

名の知れた医学部はもちろん、地方の医学部にしても、受験するのであれば、相当な覚悟とそれ相応の準備が必要となります。

・「国公立と私立では学費は雲泥の差」


続いて、学費についてです。
国公立と私立のどちらに通うかで、とんでもないくらい学費に差が出てきてしまいます。

国公立の医学部の学費は、およそ350万円程度。通常の国公立の大学と学費はほとんど変わりません。

しかし、私立大学の医学部はとんでもなくお金がかかります。
私立の医学部の学費が、6年間合計でおよそ2000~4000万円。
新築で家で買えますね。

基本的に、私立の医学部に進むことができるのは、相当なお金持ちのみと思っておいた方が良いです。
一般家庭から医者を排出しようと思うと、国公立を狙うしかありません。

・「お子さんの気持ちを無視して医学部を目指すのは百害あって一利なし」

お金持ちで安定した職業といえば、真っ先に思い浮かぶのが医者です。
そのせいか、親が子供を医者にさせようと思いすぎて、子供の気持ちを無視して無理やり勉強させるケースをよく見ます。

親は本能的に子供に良い思いをしてもらいたいと思うため、ある種仕方ない側面はありますが、それも限度を超えてはいけません。

そうしないと、いざ子供が医学部に合格することができても、大学在学中に「やっぱりこれは自分のやりたいことではない」と中退したり、留年を繰り返してしまいます。

事実、医学部に進学するも途中で中退を決めた子や、留年を繰り返し卒業にかなり苦しんでいる子の話を、医学部に進学した卒業生によく聞いています。

医者になる意義をしっかり説明し、本人の気持ちを踏まえた上で目指しましょう。

2. 医学部を目指す上で初心者がやりがちな重大なミス

医学部を目指す上で、初心者がやりがちなミスは、なんとなく歯学部や薬学部、看護学科に進路変更してしまうことです。

これは毎年非常に多くの生徒がやってしまいます。

医学部に興味を持つも、自分の成績に照らし合わせて合格できそうにないなと悟ると、医療系のつながりから歯学部や薬学部、看護学科に流れていくのです。

この選択は後で後悔する人が非常に多いです。

なぜなら、医療現場で一番権限を持っているのは医者です。
薬剤師や看護師には持ってない決定権を持っているため、周りから見ると医者が相当やりがいがあるように感じてしまいます。

また、給料もかなり差があります。

歯医者になったけど、思ってたより全然稼げないというのはよくあることです。
医者の平均年収が1300万円程度あるのに対して、
歯医者の平均年収は700万円程度ですので、医者と比べると大きく差が出ます。
また、薬剤師の平均年収は500~600万円程度です。
こちらも、医者と比べて大きく差が開きます。
医者を諦めて獣医になろうとするのも注意です。
獣医師の平均年収は500万円程度ですので、これまた予想以上に稼ぐことができません。

歯学部も獣医学部も大学の偏差値はかなり高いため医者と同じように高年収なのではないかと期待して志望する人が多いですが、給料に重きを置いているのなら、やめたほうが無難です。

あるあるなのが、医学部を目指していたため、医療系に興味を持ちます。その後、学力という現実を突きつけられた瞬間に医療系繋がりでこれら歯学部、薬学部、看護学科等に流れるという感じなので、お子様もそうならないかしっかり見てあげてください。

検査技師や看護師も平均年収500万円程度なので、給料目当てで行くと激務も相まって痛い目を見ます。注意してください。


3. 国公立の医学部とその偏差値一覧

では、ここからは実際に国公立の医学部についての知識を深めていきましょう。

大学を偏差値別にまとめました。
注目すべきは、まずは地元の大学です。

地元に近いところであれば地域枠を受験できるかもしれないので、まずはそこに目星をつけ、その後に自分の目指せそうな大学を考えていきます。
詳しくは後述します。

それでは見ていきましょう。
大学名のみ記述していますが、全て医学部医学科の偏差値です。

・偏差値77
東京大学理科三類

・偏差値76
京都大学

・偏差値74
大阪大学

・偏差値72
東京医科歯科大学

・偏差値71
北海道大学、東北大学、千葉大学、東京大学理科二類(ただし医学部に行けるのはわずか10名程度)、名古屋大学、神戸大学、九州大学、防衛医科大学校

・偏差値70
筑波大学、岡山大学、広島大学、横浜市立大学、名古屋市立大学、大阪公立大学

・偏差値69
新潟大学、金沢大学(医療保健学域)、信州大学、岐阜大学、浜松医科大学、三重大学、滋賀医科大学、愛媛大学、長崎大学、熊本大学、鹿児島大学、京都府立医科大学、奈良県立医科大学、

・偏差値68
群馬大学、富山大学、山口大学、徳島大学、札幌医科大学、和歌山県立医科大学

・偏差値67
弘前大学、秋田大学、山形大学、福井大学、鳥取大学、島根大学、香川大学、高知大学、佐賀大学、大分大学、宮崎大学、福島県立医科大学

・偏差値66
旭川医科大学、琉球大学

1番低い偏差値の旭川医科大学や琉球大学でも、偏差値66あります。
どこの大学を受けるにしても、日本の大学受験において最難関レベルと言って良いでしょう。


4. 医学部を目指す上で絶対知っておくべき入試制度

さて、それでは医学部を目指す上で絶対に知っておいてほしい制度をお伝えします。
それは、地域枠という特別な推薦枠です。

これは、地元の子は特別なルートで合格できるよという地元の子優遇制度です。
地方としては、地元の子を合格にした方が、その後地元で働いて貢献してくれるので、優先的に合格させたいです。
また、この地域枠制度を利用すると、何年かはその地域で働かないといけないという条件が課せられる場合が多いので、大学側としても安心して合格にできます。

大学や町にメリットがあるからなのか、この地域枠は、一般枠と比べて難易度がかなり落ちます。

例えば、ある大学の医学部では、一般枠では共通テストの点数が8割後半〜9割程度あるのに対して、地域枠では7割強で受かった事例もあります。

流石にどうなんだと思いますが、8割前半や、8割に満たないような子も普通に受かっています。

よほど地域医療の人材不足が深刻なのですね。

したがって、もし地方に住んでいる方で医学部を目指したいなら、まずはこの地域枠を狙ってみるのが一番難易度が低い方法となります。

具体的な各大学の地域枠の情報については今後書く別の記事でまとめますので、よければ引き続きご覧ください。

5. まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は医学部を目指す場合に、最低限押さえておかなければならない内容をまとめました。
お役に立てれば幸いです。

医者は給料ややりがいからすると大変魅力的で羨ましがられる職業ではありますが、激務であったり、対人の仕事なので変な人の面倒を見ないといけなかったりと非常に大変な側面ももちろんあります。

ぜひ、良いところだけを見てお子様を誘導しないようにしてあげてください。
良いところも、悪いところも見た上で、お子様の気持ちに寄り添うことが何より大切です。

今後も医学部についての情報をマガジンでまとめて発信して参ります。

それでは、今回もありがとうございました!

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