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【お金って何?💰】小中高生に伝えたいお金とは何かと【どう付き合っていくか】

はいこんちは!ポジティブ先生です🔥
本日は自称大人気シリーズ第五回目!【お金の教育】をやっていきます。

さて、本日のテーマは【お金とは何か?】
神秘的なテーマですね。💰

実際、現代の子どもたちはお金がどういったものなのか、全くと言っていいほど理解していません。

「とりあえず欲しい。」「たくさん持ってたら勝ち組。」「お金が一番大事。」

お金に取り憑かれていますか?と聞きたくなるような発言をたくさん耳にします。

ただ、ある種仕方ない側面はあるかもしれません。
だって、大人だってそうなのですから。

大人がお金の本質を正しく理解して、子どもたちに教えていれば、現状のようにはならなかったと思います。

私たちにも、少しばかり責任があるのかもしれませんね。

では、お金とはいったい何なのでしょう。
一緒に考えていきましょう。

お金が何かを考える上では、お金の歴史について学ばなければなりません。

大昔の小さな街をイメージして見ましょう。

A君はお米農家です。
お米を育てています。

お米農家のA君

野菜を作っているBさんから野菜をいただくので、お礼に作ったお米をあげています。

お隣のCさんは魚を持ってきてくれるので、魚と交換してお米をあげます。
あげるお米の量は、もらう魚の量によって決まります。

多く魚をもらった時はその分お米をたくさんあげます。
逆に魚をあまりもらえなかった時は、その分だけあげるお米の量も減らします。

昔はこのように物物交換で成り立っていました。

そうやってお互い持ちつ持たれつで生活しようとしていたのです。

ただ、ある時問題が起きました。

髪を切ってくれる床屋さんのDさんに、髪を切ってくれたお礼にお米1kgをあげようとしたところ、

「私はお米は嫌いなんだ!!!」

と言われてしまいました。
A君はびっくりしました。「でも、僕が誰かにしてあげられることと言えば、お米をあげることしかできないから。うーんどうしよう。」

そして、A君は閃いたのです。

「そうだ!お米1kgをあげるんじゃなくて、お米1kg分の価値があると証明できる券をあげよう!これを持っていれば、お米1kg分の価値なら何でも交換できるぞ!」

A君は「お金」を発明しました。

そうです。物々交換では限界があるのです。
人には好き嫌いがあったり、立場が全然違ったりするわけですから、ある特定のものをもらうと嬉しい人もいれば、あまり嬉しくない人もいます。

「お米1kgもらうなら、イチゴ500gの方が嬉しいなあ」と言う人もいますよね。

特定のものに対して、みんなが同じように「欲しい!」と感じるわけではないのです。

しかし、A君の「お米1kg分の価値が証明できる券」であればどうでしょう。

お米1kg分と同等の価値があるものであれば、何でも交換することが可能です。

みんな、「そんなに万能なら欲しい!」と思いますよね。
これがお金の始まりです。

はじめは綺麗な石ころや大きい貝殻など、数が限られているものがお金の役割を果たしていたそうです。
もし数が限られていなかったら、みんながお米と交換したい放題で、物の方が足りなくなってしまいますからね。

そして、「何にでも交換できる万能なもの」として急速に人々の間で広がっていきました。

ただ、「お金」にはもう一つ、素晴らしい点があったのです。

それは「価値が腐らないこと」です。

りんごなどの果物や、魚なんかは収穫後すぐに腐ってしまいます。
何日も保存できませんよね。

ですから、りんごが腐ってしまったら、それを欲しいと思う人は一人もいなくなるため、価値が腐ってしまうのです。

では、「お金」はどうでしょうか。
珍しい貝殻や今のお札が腐ることはほとんどありません。

何週間でも、何年でも持つことができます。

いろんなものと交換できると言う利点に加えて、価値が失われないと言うメリットまであったのです。

この2つのメリットが最強すぎて、お金というシステムはどんどん普及していきました。

この出来事から考えると、お金とは

「何にでも交換できる引換券」であると言えるでしょう。

その引換券さえ差し出せば、食べ物はもらえるし、髪は切ってもらえるし、飛行機に乗って遠くに出かけることだってできます。

さて、では皆さんはその引換券で、何を引き換えたいのですか?

これが一番大事な問いです。
お金が大量にあっても、引き換えたいものがなければ何の意味もなしません。

子供達の言う「お金持ちになりたい!」がナンセンスな理由はここにあります。
大抵「お金持ちになって何したいの?」と聞くと、10万円あれば十分に叶う夢ばかりが出てくるのですから。

自分は何をしている時が一番幸せなのか。誰といる時が一番幸せなのか。
どういう風に暮らしていると幸福に包まれるのか。

自分にとっての「幸せな状態」をはっきりと解像度高く持っていないと、何をお金で引き換えれば良いのか見えてきません。

そうなると、お金はあるけど不幸な人になってしまいます。
そういう社長や大企業のエリートサラリーマン達をたくさん見てきました。

引換券で何を引き換えるとあなたは幸せなのか。
常に考えていてください。

それに気づけば、お金を稼ぐ目的が生まれ、幸せに近づいていくことができるでしょう。
一緒に頑張りましょう!

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